スリランカ

【テロで危険?】親日国のスリランカ・戦争後に日本助けてくれた恩人

親日国のスリランカ
アヤ

スリランカって親日国で良いところだって聞きますが、何か日本と関係あるんですか?

ロク

スリランカは日本人の旅行先としてマイナーなので日本人の大半は知りませんが、日本はスリランカのおかげで独立国としての今があると思っても良いくらいの恩人なんですよ。

私もスリランカへバックパック旅行をするまでは全く知りませんでしたが、スリランカと日本の関係は教科書に掲載されていてもおかしくないような大事な逸話があります。

ここでは、スリランカに興味を持っていてもいなくても、日本人として知っておかないといけないスリランカと日本の関係についてまとめています。

ロク

スリランカへ旅行するのであれば必ず知っておいて欲しい情報ですし、知って行くのと知らずに行くのとでは見方が全く変わると思いますよ。

親日国のスリランカ

スリランカは戦後の日本が世界で1番最初に国交を開いた国ということは知っていますか?

また、スリランカの要職を経て、のちにスリランカの初代大統領になったジャヤワルダナ大統領は「自分の死後は片方の角膜はスリランカ人、もう片方は日本人に提供して欲しい」と言って他界されたそうです。

もちろん、遺言通り片方の角膜は日本人に女性提供されています。

では、どうしてスリランカの初代大統領はそれほどまでに日本に敬意を評して、最後まで愛してくれたのでしょうか。

日本の領土分割に異を唱えたジャヤワルダナ大統領

日本が敗戦してから、連合国主導によって1951年開催されたサンフランシスコ講和会議において日本は莫大な賠償金だけでなく、ソ連が提案した連合国による日本の領土のアメリカ、ソ連、中国、イギリスによる分割統治も検討されていました。

もちろん、ソ連と敵対関係にあり、自国の指揮下に置けると考えていたアメリカは猛反発していましたが、どちらにしても日本の独立への道は厳しい状態だったようです。

戦争中、スリランカはイギリスの占領下にあり主権を奪われた生活を送っていましたが、日本がスリランカにあるイギリス軍の基地を攻撃して、スリランカ人に被害が出てしまうもスリランカの状況が変わります。

そして、第二次世界大戦後の1948年に独立し、その当時「英連邦内自治領セイロン」という立場でした。

その会議に当時大蔵大臣として人気実力ともに随一だった後の初代大統領になるジャヤワルダナ氏が参加しています。

そのサンフランシスコ講和会議で日本が分割統治されようとしていた中、スリランカだけが対日賠償請求権を放棄し、その中でジャヤワルダナ氏が仏教の言葉を引用してこんなスピーチを行いました。

「戦争は戦争として、終わった。もう過去のことである。 我々は仏教徒である。
やられたらやり返す、憎しみを憎しみで返すだけでは、 いつまでたっても戦争は終わらない。憎しみで返せば、憎しみが日本側に生まれ、新たな憎しみの戦いになって戦争が起きる。戦争は憎しみとして返すのではなく、優しさ、慈愛で返せば平和になり、 戦争が止んで、元の平和になる。戦争は過去の歴史である。 もう憎しみは忘れて、慈愛で返していこう。」引用:http://tarangafg.info/home/sri-lankan-and-japan/

この演説がきっかけになり、会議に参加していた立場の弱い国などの共感を得て、各国の日本の国際社会復帰を認めない流れから独立国として認められる流れになりました。

ロク

ちなみにジャヤワルダナ氏は、サンフランシスコ講和会議前にわざわざ日本に立ち寄って、日本がどんな国なのかを知る為に数日間滞在したそうです。

スリランカにとっては日本はアジアの英雄

1948年に独立するまでは、スリランカはイギリスの植民地として厳しい生活をおくっていて、それはスリランカだけではなく東南アジア各国も同じでした。

そこに大きな連合国を相手に戦っていた日本が「独立のために戦う英雄」のように捉えられたそうです。

同じくオランダの植民地だったインドネシアの独立を助けた日本の軍人達も英雄として讃えられています。

50年間日本の統治下にあった台湾も欧米諸国のような植民地政策ではなく、教育やインフラを発展させて台湾の戦争問題を解決したことから日本の軍人を神格化して祀ったりもしていますね。

スリランカへの日本のODAはバラマキではなく恩返し

何も知らずにスリランカへ旅行すると日本のODAで綺麗な高速道路が作られていたり、日本の支援で建てられた立派な国会議事堂があったりすることが分かります。

何も知らなければ、こんな日本から遠くて関係ない国にお金をばら撒いて援助する必要があるのかと思ってしまう人も居ると思います。

もちろん、スリランカは巨大なインド洋経済圏の中心に位置する国なので、経済的な結びつきを強めるために色んな国が支援を進めていて政治的な思惑があるのは間違いありません。

しかも、スリランカは2009年まで内戦が行われていて、その間も日本の経済援助は他国に比べて突出している金額だそうです。

ただ、日本がスリランカの初代大統領から受けた恩からすれば、経済援助くらいして当たり前ですね。

当時の日本の首相であった吉田茂氏は「日本人はこの大恩を後世まで忘れてはならない」と語っています。

世界が愛したニッポンというTV番組でこの逸話が放映されたので、少しは知っている人が増えたかも知れませんが、残念ながら未だに私はこの話を知っている人に会ったことがありません。

なぜ、未だに学校の教科書に記載されていないのか分からない重要な逸話であることは間違い無いと思いますけどね。

スリランカが親日国なのに何も知らない日本人

大恩を受けた側の日本人が知らない話なのに、スリランカ人は誰もが知っている話だというのもかなり残念な話ですよね。

しかも、スリランカ人は過去の日本との繋がりを知っていて、日本からの経済援助はその恩を返してくれていると、とても感謝しているのにこれも日本人はたいして知りません。

日本でも鎌倉の大仏の左側にジャヤワルダナ氏のモニュメントがあるのですが、それすらも知らなかったり、なぜあるのかよく分かっていない人が多いようです。

私も数年前までは知りませんでしたので知らない人と同じ様なものですが、旅行でスリランカに行く人だけでなく、全ての日本人が知っておくべき話だと思いますね。

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