今はフィリピンに移住して、海外旅行も楽しんでいますが、実は自分はパニック障害を抱えています。
最近は突発性以外はコントロールできるようになっているので、克服したとは言えなくてもかなり改善されました。
それでも年に1回~3回程度はパニック発作を起こしますけどね。
パニック障害とは・・・
なんて話はこの記事を読んでいる方なら多分本人もパニック障害者で嫌というほど知っているでしょうから書きませんが、まず自分自身の症状を書いてみましょう。
パニック障害を起こす良くあるきっかけ
などなど、最近は上記の様な感じです。
自分で書いててもバカらしくなるような理由もありますが、パニック傷害を持っている人なら理解してもらえるのではないかと思います。
昔はこのままどうにかなってしまうのではないのかと、何回も思うほど酷かったことに比べれば、今の自分はパニック障害をある程度コントロールできるようになっているので、克服したと言っても過言ではない。
と、思い込むようにしてます笑
昔は、
などなど、なんだって起こりましたからね。
あまりにもなんでも起こるので、思い込めばホントに超能力使えるんじゃないのかと思いました(笑)
ジャカルタで過呼吸を起こした話
今は、なんだかんだで何度も海外に行っていますし、実際に海外に住んでいますが、海外旅行中にパニック障害で完全に過呼吸にやられたのはジャカルタで一度だけです。
ちょうどその日は夏日だったんですが、お昼にホテルをチェックアウトしてから夕方の列車時刻まで時間があったので周辺の散策に行ったんですよね。
運動不足だったんでちょうどよいと思って3時間ほど歩いたのが間違い。
預けていた荷物をホテルに取りに戻った時には軽い熱中症状態になっていました。
しかし、あまり時間が無いのでとりあえず列車が出る駅まで移動して、駅の中にあったスターバックスで涼んで休憩しようとすぐにお店に入りました。
すると、スターバックスのくせにエアコンが無いんです笑
涼んで呼吸を整えたいのに暑い。
そうです、これでもうスイッチが入ってしまいましたね。
手足が痺れ、景色が揺れ始め、呼吸が苦しくなり・・・
と、久々に完全バージョンの過呼吸にやられてしまいました。
ただ、常日頃から移動の際は何かあった時のために、駅長室や医務室的な助けてくれそうな場所は必ずチェックしていたので、すぐそこに駆け込みました。
突然フラフラで飛び込んで、勝手に部屋の中にあるソファに寝転んだ日本人に焦るスタッフ達に、明らかに大丈夫じゃない自分が「大丈夫大丈夫!」と言いながら、用意していたペーパーバックで30分ほど掛かってなんとか呼吸を整えましたね。
ちなみに今はペーパーバックはダメなので注意しましょう。
スタッフの人達も水を持ってきてくれたり、話しかけてくれたりで気を紛らわせるのに本当に助かりました。
もちろん、その後は普通に列車に乗りましたよ。
私の中でパニック発作は2回続けて起こらないものだと思っていますので、一度起きた後は大丈夫なんです。
それが医学的に正解かどうかは知りませんが、私が大丈夫だと思ってるから大丈夫なんです(笑)
ちなみに、私はホテルなどに泊まる時でも必ず避難経路はチェックしますし、万が一何か起きたらどうしようということはいつも考えます。
特に海外旅行前には、万が一のために滞在先の周辺にある病院のチェックも忘れませんし、保険が使える病院、日本人スタッフがいるような設備の良い病院も探しておきます。
何かあった時にどうすればいいか考えておくことが、海外での自分のパニック障害対応方法でもありますね。
パニック発作対策に飛行機の座席は最前列の通路側
私が飛行機で移動する際に絶対に守ることは座席を「最前列」の「通路側」にすることです。
まず、最前列は通常の座席より空間が広く取られているので楽という事。
窓側や3人座席の真ん中はトイレに行きにくい、圧迫感があるということで絶対無しです。
私の場合はLCCの格安航空の場合が多いので、最前列以外は激せまですしね。
LCCで窓側になんてなったら、毎回隣の人達に立って動いてもらわないと行けないのでトイレも大変ですからね。
もちろん、最前列は追加料金が掛かってしまいますが、変な不安に襲われることを考えれば安いものです。
恥ずかしがらずにパニック障害であることを伝える
私がパニック障害を防ぐことに大事なポイントは「伝える」ことです。
海外旅行でも、パニック障害のことを知っている友達や家族となら大丈夫だけど、一人で乗るのはダメという人も多いです。
それは大抵の場合は「一人だから」という不安や、パニック発作を起こして周囲に迷惑を掛けたらどうしようという考えから来ますよね。
それなら「一人」にならなければ良いんです。
私も最初の内に使った手段ですが、カウンターで
などと伝えていました。
するとその情報はCAさんに共有されているので、ちょこちょこと気づいたら声を掛けてくれるんですね。
それだけでも、知ってくれている人がいる、何かあってもどうにかなるという安心感で不安はかなり消えてしまいます。
もちろん、声を掛けてこないCAさんもいますので、不安に耐えられないなら素直にCAさんに伝えると良いです。
私も情けないと思っていることもあり、かなり勇気が必要でしたが、それを言った瞬間に不安は無くなりますね。
ちなみに、カウンターで伝えると隣がいない席を選んでくれたりもするのでラッキーもあります笑
パニック障害を抱えたまま長時間飛行機に乗って海外旅行なんて考えられないかも知れませんが、そうやって伝えることで私はある意味克服しました。
飛行機に乗る数日前から準備する
人によって飛行機に乗れない理由は違います。
・飛行機のような密閉された空間が怖い
・飛行機が落ちるかも知れない恐怖
・自由に好きな時にトイレに行けないプレッシャー
・飛んでいる時に過呼吸や発作を起こすことへの恐怖
などなど、色々あると思います。
私の場合はトイレのプレッシャーと過呼吸への恐怖が大きいです。
飛行機に乗る前は3日~4日前から過食は控え、前日からは水分の摂取も減らして、できる限りトイレに行かなくても良い体の状態にするようにします。
もう出すものは全部出したから出るものはないという状態ですね。
それでも、飛行機に乗る前にトイレ、乗ってから離陸するまでの間にもトイレに行って万全の状態にします。
海外だろうと困っていたら誰でも助けてくれますし、可能な限り人を巻き込んで一人で思い込まないようにすると良いですね。
考えるだけで発作が起きるのであれば挑戦はまだ早い
もし、飛行機に乗ることを想像しただけでも軽い発作が起きてしまうようであれば、飛行機に乗ることを挑戦するにはまだ早いので止めておきましょう。
その前に、もう少し出来ることや行動範囲を広げることから始めた方が良いですね。
パニック障害は英語で何?
ちなみに、パニック障害を英語で言えば「Panic disoder(パニックディスオーダー)」です。
最低限この単語を覚えておかないと、海外に出てパニック発作を起こした時に、周囲の人がどうして苦しんでいるのか分からなければ周囲の人がパニックになりますからね。
私はそれを一度経験したのでパニックディスオーダーはすぐに覚えました(笑)