3月のバリは雨季が終わって乾季が始まる頃で、そろそろ気温も上がり始める時期ですが、そんな3月にはバリで「ニュピ」という一大イベントが開催されます。
ニュピはイベントやお祭りと言っても、宗教行事なのでばか騒ぎする訳ではありませんが、世界中から静寂の日であるニュピを体験しにバリ島へくる観光客がたくさんいる人気のイベントです。
そこで、3月のバリの気候や服装を含めてニュピについてご紹介しましょう。
バリの3月の気候や服装は?
まずは、直近で3年間の3月の気温などをチェックしてみましょう。
バリ島デンパサール | 月平均最低気温 | 月平均最高気温 | 月間降水量 |
---|---|---|---|
2016年3月 | 25.9℃ | 32.2℃ | 92mm |
2017年3月 | 25.2℃ | 31.1℃ | 195mm |
2018年3月 | 25.2℃ | 31.2℃ | 95mm |
降水量が200mm近い時は余程の豪雨が無い限り1ヶ月の半分以上は雨だと思って間違いありません。
100mm前後であれば1ヶ月の内で10日間前後が雨の日という感覚です。
気温は、バリ島のデンパサールですが、バリ全土でそう大きな差はありません。
ただ、ウブドへ行くとクタやレギャンの辺りよりも体感で涼しいような気はします。
日本人からすれば気温は上下ともに夏ですので、軽装で問題ありませんが、朝晩に冷え込むことがあるので、薄手の上着などは用意しておきましょう。
また、バリの観光地は肌の露出はダメですので、バティックや長いパンツなど用意しておく必要があります。
3月にあるバリ最大のイベント「ニュピ」って何?
「ニュピ」はバリ・ヒンドゥーの元日に当たる日です。
2019年は3月7日午前6時~3月8日午前6時
2020年は3月25日午前6時~3月26日午前6時
ニュピ当日は、外国人観光客やバリ・ヒンドゥーに関係ない人でも定められた戒律を守らないといけません。
●外出の禁止
●労働の禁止
●灯火の禁止
●殺生の禁止
これらはかなり徹底されていて、空港の離発着も乗継便を除いて全て停止します。
こうやって聞くと「この日は外した方が良い」と思いますし、実際にツアー会社などではこの日を避けるように勧めることもありますね。
しかし、ある意味でニュピは絶対一度は体験したいお祭りです!
ニュピ前日はオゴオゴで盛大に祝う
ニュピ当日はバリ島が静寂に包まれますが、ニュピ前日は盛大にお祝するのでお祭り騒ぎになります。
オゴオゴと呼ばれる鬼のハリボテ(悪魔人形)が街中を練り歩いたり、伝統衣装を纏った女性がパレードを行いますし、各地でイベントが開催されるのでバリ全土がお祝いムードで盛り上がります。
村単位で用意した鬼の人形は悪魔を退治するという理由で最後には燃やされていたのですが、近年では終わってからコンテストなどが行われるので燃やさないようですね。
ニュピ当日は少し贅沢に高めのホテルがオススメ
ニュピ当日は外出禁止なのでどこにも行けません。
ただし、労働禁止と言ってもホテル内の移動は自由ですので、少し贅沢に高めのホテルに宿泊しておけば、ホテル内のレストランやプールで楽しむことはできます。
これが、ニュピ元日もプールもレストランも何もない安いホテルを選んでしまうと、部屋の中以外どこにも往けない状態になってしまうので、ただ退屈なだけの一日となってしまいますよ。
もちろん、営業していると言っても最低限での営業なので過度な期待をしては行けませんけどね。
断食ではないので、ニュピ当日までに飲料や食料は買い込んでおきましょう。
ホテルはホテル料金比較『トリバゴ』でまとめて探すと便利です。
ニュピ見学の際の注意点
ニュピ見学の際に、オゴオゴに近づく時はトランス状態に入った人がいるので十分に注意が必要です。
特にオゴオゴを曳き廻している男性は気が高ぶっている場合があるので、むやみに近づかないようにしましょう。
子供が主役になっているオゴオゴもあるので、近づくならそちらの方が安全ですね。
ニュピに訪れる静寂の夜には満点の星空
ニュピの夜は灯火が禁止ですので、バリから明かりが消えます。
ということは、天気さえ良ければ夜には満点の星空が見えるということですね。
なので、ホテルは必ず屋外プールや空を見渡せるようなホテルにしましょう。
満点の星空やホタルを見たい方はクタ・レギャンよりもウブドでも山奥にあるホテルがおすすめですよ。
絶景のパドマ リゾート ウブドなんかに泊まれたら最高ですが、お値段もかなりお高いので、次点で言えば自然に囲まれたナンディニ バリ ジャングル リゾート スパ ウブド
海外のホテルは日本と違って一部屋いくらですので、一人というよりも数人で行くと高級ホテルも安く利用できます。
海外一人旅などであれば、現実的なところでリジャサ アグン リゾート ヴィラズ