台北にはいくつものお寺がありますが、その中でもパワースポットや占いなどで有名なのが龍山寺ですね。
しかし、龍山寺に行ってもパワーを感じられる人なら良いですが、ボケっと見ているだけだと「お寺だ」と一瞬で見学が終わってしまいます。
そこで、台湾の龍山寺やお寺などの参拝方法やルール、お寺にあるおみくじの引き方をまとめました。
台北のお寺・龍山寺のお参り方法
台湾でお寺を参拝することは「拝拝(バイバイ)」と言います。
台湾では宗教が大事にされているので、日常的にお参りをすることが当たり前ですね。
また、台湾のお寺には一箇所に多くの神様が祀られていることが多いですね。
龍山寺でも観音様の「聖観世音菩薩」、三国志で有名な「関聖帝君」、学問の神様「文昌帝君」など商売繁盛から必勝祈願までまとめて参拝することができます。
1.門の右側が入り口で左側が出口
まず、正面にある門は右側が入り口で左側が出口なので気をつけましょう。
中に入っても同じく右側の入口から入るようにして下さい。
また、日本と同じで門の敷居は踏まないようにして、かつ左足から入るのが礼儀です。
2.入って右側に置いてお線香とロウソクを手に入れる
ロウソクは有料ですが、お線香だけなら無料です。
龍山寺だとこのようにお線香が並べられているので自由に取って大丈夫です。
昔は7本一組だったようですが、今は龍山寺の香炉は1つなので1本だけです。
3.お線香に火を付けて本殿に向かってお参り
お線香に火を付けたら、本殿に向かってお参りをします。
台湾のお参りの際は、まずお線香を頭上に掲げて3度礼をします。
次に心の中で「名前」「住所」「生年月日」「願い事」をします。
仕事がらみのお願いであれば職業を入れることもあるようですよ。
4.参拝の順番は本殿から右側に入って反時計回り
正面から参拝が終わったら、同じ方法で中央にある本殿の御本尊・聖観世音菩薩を最初に、右側から入って反時計回りに本殿の裏側に祀られているそれぞれの神様を参ります。
参拝する時は同じ様に「名前」「住所」「生年月日」「願い事」をしないといけませんので頑張って下さい。
裏側には、文昌帝君殿文昌帝君、大成魁星、紫陽夫子、馬爺、媽祖娘娘、水仙尊王、註生娘娘、関聖帝君、三官大帝、地蔵王菩薩が祀られています。
多くて良くわからないかも知れませんが、現場へ行って漢字を見ればなんの神様かは分かるので大丈夫です。
5.最後に香炉の中へお線香を挿して終わり
最後は中央にある香炉にお線香を挿して終わりです。
ちなみに中央にあるお供え物は置いていく人もいれば、取っていく人もいてどういう仕組なのか良く分かりませんでした。
台湾のお寺でお楽しみのおみくじの引き方
台湾のお寺に入れば目に止まるのが、なんだか真剣に何かを転がしている人たちですね。
それが何かと言えば、台湾のお寺なら無料で引くことができるおみくじを、引いて良いかどうかを占っているんですね。
1.2つの木片を手にとって引いて良いかどうかお伺いする
まずは、2つの木片を取って参拝するのと同じ様に「名前」「住所」「生年月日」「願い事」をします。
次にその木片を地面に落として「表表」「裏裏」であれば引いてはダメということですので、もう一度お祈りをやり直します。
ちなみに、願い事は「家族や友達みんなが幸せになりますように」など抽象的なものではなく「どこの誰がいつ何をどうしたい」と詳細に願わないといけないそうですよ。
木片が「表と裏」であれば、その願いごとでおみくじを引いて良いということです。
ぶっちゃけ何度もやる羽目になりましたけどね。
3.おみくじを引く
おみくじを引いて良いと出たら次におみくじを引きます。
おみくじの引き方は、くじをまとめて持ってバラっと落とした時に一番高いくじを引くのが良いと言われているようですが、普通にガシャガシャっとしながら念じて取っている人もいました。
本気のおじさんはまとめて持って落としてを10回ほど繰り返していいましたので、よほどお祈りごとが深刻だったのでしょう。
そして、おみくじに書いてある番号でおみくじを引く・・・と思ったら、ここで再度神様にお祈りをしておみくじの番号はコレで良いか尋ねないといけません。
なので、ここで木片の裏表が揃わなければ、再度おみくじを引く前のお祈りから始めて、おみくじを引いて、神様に尋ねてを何度でも繰り返すということですね。
もちろん、その都度「名前」「住所」「生年月日」「願い事」は言わないといけませんので、ルールを守れば結構な時間が掛かりますよ。
4.おみくじをもらう
おみくじを取って良いというお許しが出たら、おみくじをとりに行きましょう。
特に誰か担当が居るわけでは無いので、勝手に取って大丈夫です。
こちらは龍山寺でもらったおみくじですね。
残念ながら全部漢字でも何が何やらさっぱりと分かりませんが龍山寺であれば「解籤処」というところに行けば意味を教えてくれます。
12番の窓口であれば日本語が出来る方が居ると情報があったので行ってみましたが、残念ながらその時は日本語のスタッフがいませんでしたので、中身は分からず仕舞いです。