「パニック障害や鬱が酷くて働けなくなって休職しているけど将来が不安でしょうがない。」
「休職してもパニック障害がどんどん酷くなって、出来ないことが増えすぎて再就職ができるかどうか怖い。」
私はもう鬱の症状はありませんが、すでにパニック障害とお付き合いをして20年以上になり、当たり前のように同じ道を辿って来たので、この気持はとても良く分かりますね。
もちろん、今でもパニック障害が治った訳ではなく、克服出来ていることと出来ていないことがあります。
そして、普通の仕事をすることが出来ない私が最終的にたどり着いたのは、パニック障害で休職して働きたいのに働けないなら会社に依存せずにフリーランスを目指すということでした。
ここでは、パニック障害を持ちながらフリーランスとして自由に働いている私の経験から、パニック障害ならフリーランスを目指すと良い理由を書いています。
パニック障害で休職していて再就職が不安
パニック障害で休職していると、静養のために休職しているのに「まともな社会生活が出来ない自分」に対して、日々マイナス思考に陥ってしまってしまう人の方が多いです。
最近ではパニック障害は病気だと少しは認識されていますが、だったら働かなくても何も言われないのかと言えばそんなことありませんよね。
身近な人は気を使って誰も言わないだけで。
また、治療のために1ヶ月や2ヶ月休職したところで治る可能性は低いですので、そう簡単に職場復帰できることはありません。
パニック障害が頻発する急性期と予期不安の回避行動が酷くなるのは発病から3ヶ月~6ヶ月、長くても1年などと書いてあるお医者さんのサイトなどもありますが、私はそれが6年間続きましたからね。
パニック障害者に待ち受ける再就職の壁
パニック障害が治療によってなんとか収まったとしても、次に待ち構えているのは再就職への恐怖ですよね。
「ブランク期間はパニック障害でしたなんて言ったらメンタルに問題があると思って雇ってもらえないだろうからどうすれば良いんだろう?」
パニック障害を理解してくれている家族や友人は「ダメなら仕方ないから次探せば良いよ」と優しく言ってくれます。
しかし「正直に伝えてダメなら仕方ない」なんて事を考えられるポジティブに考えられる人はパニック障害になんてなりませんからね。
パニック障害者のマイナスイメージを産む思い込み力をナメてはいけません。
イメージと思い込みで、これだけたくさんの不調が身体に出るんだから、超能力くらい本気で使えるんじゃないかと思ったことは一度や二度ではありません(笑)
私の場合は再就職は諦めて、最終的に収入は多く無くても良いので、パニック障害でも会社に依存せずに自分の好きなように生きていける道を探した結果、たどり着いたのはフリーランスという訳です。
まだまだ、人生は長いので今のまま生きて行けるかは分かりませんが、一流企業でも45歳でリストラ対象になることを考えれば、パニック障害を抱えたまま会社に入るよりも良いと私は思いましたね。
フリーランスにはパニック障害も職歴も関係ない
パニック障害者にとってフリーランスの何が良いかと言えば、社会に依存しなくても収入を得られることで働かなければいけないという精神的なプレッシャーから開放されることです。
と言っても、もちろんフリーランスでも働かなければいけないのですが、会社や時間に拘束されながら働くのではなく、自分の意志で自由に働くことができるというのは、パニック障害者にとって本当に楽なことですね。
フリーランスになるには「学歴」「職歴」「未経験」「パニック障害」なんて何も関係ありません。
私も「500点満点中100点以下で入れるレベルの高卒」「転職6回」「スキルは人生経験だけ」「パニック障害」ですが、仕事をしていてそんなことを聞いてくる人なんて一人もいません。
仕事を依頼する人は、きっちりと要望通りの仕事さえしてくれればどんな人でも構わないんです。
フリーランスに必要なことは「仕事を完遂する責任感」と「継続する努力」だけです。
もちろん、小銭ではなくしっかりと稼ぎたい人や会社とやり取りする必要がある仕事を選ぶのであれば「スキル」「コミュニケーション能力」「営業力」も必要になってきます。
しかし、ネット上にはパニック障害でも、鬱でも、コミュ障でも、引き篭もりでも、ほぼ人と関わらずにできる仕事がたくさんありますので、人と関わるのもダメな人はそういった仕事で収入を生めば良いでしょう。
パニック障害でもフリーランスになる方法
「そんなこと言ってもフリーランスなんて何をする人なのかも分からない」
フリーランスになるにはいくらでも方法はありますが、仕事としてどんなものが有るかと言えば・・・
・外部委託のプログラマーやコーダーなどIT系
・Webライター
・アフィリエイトブロガー
・せどり
・Uber Eatsの配達パートナー
などなど、他にもたくさんありますが、有名所はこのあたりでしょうか。
外部委託のプログラマーやコーダーなどIT系
プログラミングなどのIT系の仕事は長い経験やスキルが必要で難しいと思われがちですが、そういった世界でも誰にでもできる下請け仕事はあります。
そのような仕事であれば、3ヶ月から6ヶ月掛けて学習すれば月に10万程度の仕事はできるようになりますね。
実際に私の友人のフィリピン人も、月3万円で先生として働いていたのに、働きながら頑張って勉強し、コーダーとして働くようになってからは日本の会社と仕事をして月20万円近い収入を得ています。
そうは言っても、クラウドソーシングで初心者ができる仕事は単価がかなり安いですので、しっかりとしたスキルが身につくまでは我慢して努力を続けなければいけませんし、簡単な仕事は取り合いになるので取ってくるのは難しいです。
そこで独学で良いのである程度の基礎スキルを身に着けた後に、仕事も斡旋してもらえるプログラミング系のスクールでさらに上を目指すのが手っ取り早いのでおすすめですね。
もちろん、学校と言ってもパニック障害で通えないのであれば動画を見ながらネット上だけで完結できるサービスも普通にあります。
家から出ることはできなくても、ネットを見ながら勉強くらいはできますよね。
Webライターとアフィリエイトブロガー
中でも学習すれば誰でもできるのがWEBライターとアフィリエイトブロガーです。
こういっては「WEBライターなめんな!」と怒られるかも知れませんが、書籍や先輩のブログなどで学習しつつ、まずは自分でアフィリエイトブログを書きながら経験を積んでいけば、数ヶ月で10万程度なら稼げるようになるのは事実です。
また、WEBライターの学習をしながら、アフィリエイトブログを毎日継続していれば、6ヶ月から1年後にはブログから月に5万~10万の収入が得られるようになります。
着眼点などのセンスもありますが、圧倒的な努力のできる人は1年で7桁という人も当たり前にいるのがブログの世界です。
せどり
私はせどりについては、物販のネットショップを運営していた時に簡単なことしか経験したことがありませんが、要は市場で妙に安く売られている商品を仕入れて、適正価格より少し安くして差額を得るというのがせどりです。
私は基本的に仕入れや在庫が必要になるビジネスは二度としたくありませんのでしませんが、上手くやっている人はせどりでかなり稼いでいますね。
Uber Eatsの配達パートナー
また、都会限定になりますが、パニック障害で電車に乗れない人や車に乗れない人でも、自転車に乗れればUber Eatsの配達パートナーとして仕事をすることもできるでしょう。
こういったちょっとした稼ぎをすぐに手に入れられる仕事を兼業して、小さな収入を積んでいけばパニック障害のプレッシャーから開放されて、自由に生きることができるようになりますね。
まとめ
ちなみに、私の場合は1年目に「アフィリエイトブロガー」「留学系のライター」「留学カウンセラー」と3つの仕事をしていましたが、ライターをするなら自分のブログに力を入れた方が稼げると思って、今はライターはしていません。
留学カウンセラーもブログからの仕事ですので、言ってしまえば仕事は全てブログですし、契約が成立したお客さんと会って話をする程度で、海外旅行に出る時以外は引き篭もりです。
もちろん現状では「月7桁稼いでいます!」なんて豪勢な話はありません。
しかし、1年前からコツコツと始めたブログだけの利益で毎月10万は収入がありますし、それも徐々に上がっていますので、今は他にもサイトを作っているところです。
ネット上だけで稼ぐなんて怪しいという時代なんてとっくに終わっています。
パニック障害や鬱で休職して悩んでいる人でも勉強のための読書はできます。
パニック障害で悩んでいてもネットで情報を集めてブログを書くくらいはできます。
パニック障害で悩んでいても、英語や中国語など語学のスキルは身に付けてフリーランスの翻訳家になることもできます。
悩んでいる時間があるなら、フリーランスでやってみたい仕事のHow to本を何冊か読んでチャレンジしてみれば、たった数ヶ月から1年ほどで「就職しなければいけない」という呪縛から逃れて自由に生きるチャンスが生まれます。
パニック障害や鬱病で、嘆いて入る暇があるならその時間を自由に生きるための学習に当てることを強くおすすめしますよ。