フィリピンでインターンをする場合は短くて3ヶ月、多いのは6ヶ月ほどになりますので、当然ビザは必要になりますね。
フィリピンでインターンというと多くの場合でどこかの語学学校になると思います。
しかし、私のフィリピン経験からすると、フィリピンでは結構な確率で不法就労でインターンを使っている学校があり、働いている本人も知らないことがあるのが現実です。
ここでは、フィリピンでインターンをする場合にビザはどうなるのかについてまとめています。
フィリピンでインターンのビザ
フィリピンでインターンをする場合は必ず「特別就労許可(Special Work Permit:SWP)」が必要です。
SWPは3ヶ月有効な特別就労許可証で、最大6ヶ月まで延長することが可能です。
ですので、フィリピンでインターンが出来るのは通常3ヶ月で最高は6ヶ月ということになりますね。
また、SWPはあくまで許可証ですので滞在に必要なビザ、外国人登録証の取得費用、特別就学許可証(SSP)は別途必要になります。
違法でインターンを使っている会社には「SSPを取得して生徒という名目で滞在して下さい」というパターンが多いです。
しかし、SSPでは金銭のやり取りが無くてもインターン業務はできません。
ちなみに、SWPでインターンをしている外国人が6ヶ月以上働く場合は外国人雇用許可(Alien Employment Permit:AEP)が必要になります。
AEPは、正式な労働許可ですのでインターンではなく正社員としての雇用と扱われます。
もちろん、雇用に際しては労働雇用省(Department of Labor and Employment:DOLE)でのマネージャーとの面接もあります。
ちなみに、フィリピンの公的機関はとんでもなく仕事が遅いですので、申請から許可まで数ヶ月の時間が必要になります。
インターンのビザ費用は会社が出してくれる?
インターンのビザ費用を会社が出してくれるかどうかは、会社によるのですが一般的にはビザは自己負担、SWPは会社負担というパターンが多いです。
もちろん、ビザ、SSP、SWPなどすべて負担してくれる会社もあるので、待遇はしっかりとチェックしておいた方が良いですね。
SSP:6,500ペソ(会社により多少変わる)
ビザ延長費用合計:30,000円前後(外国人登録証含む)
SWP取得費用:7,000ペソ(3ヶ月で3,500ペソ)
何度でも言いますが、SWPを取得せずにインターンをさせている会社や6ヶ月以上働かせている会社もゴロゴロあるので注意しましょう。
インターンの待遇はどうなの?
フィリピンのインターンの待遇はだいたいどこも似たようなものですが、先にも書いたようにビザが自己負担か会社負担かという違いくらいです。
・宿泊施設(だいたい複数人のドミトリー)
・学校なら平日に3食分の食事(会社系は無い)
・1日4レッスンの授業(グループクラスが入ることもある)
・洗濯や掃除
・水道、電気代(電気代は高いので自己負担の場合が多い)
もちろん、学校で働く訳では無い場合は食事や掃除洗濯も無いですし、英語の授業もありません。
インターンの仕事内容は何がある?
フィリピン留学の学校でのインターンをするとすれば下記のような業務になります。
・学校業務(生徒対応、新入生オリエンテーション、データ入力など)
・週末に空港へのピックアップ
・ブログやSNSの更新作業
・調理スタッフの場合はフィリピン人への指導など
・アクティビティの立案、実行
・その他、社員のお手伝い
特に週末のピックアップ業務なんて、1回行くだけで3時間ほどは時間が掛かります。
飛行機に遅れが出たら数人ピックアップするのに5時間から6時間待たされるなんてことも少なくありません。
あまりにも長時間待たされるので我慢できずにトイレに行ったら「待ち合わせ場所にスタッフが居ないんですけど・・・」なんてトラブルもあります。
生徒さんを空港に迎えに行くなんて、時間の無駄なだけで何のスキルにもならないのは言うまでもありませんね。
フィリピンでインターンをするなら0円留学
フィリピンでインターンをするならNILSなどの0円留学を活用するのが一番確実ですね。
その中でも0円留学であれば「0円英語留学」「0円IT留学」があるので、英語だけでなくIT技術も身に付けることができます。
一般的には、インターンと言ってもフィリピンの場合はただの雑用係です。
どこかの語学学校で適当に雑用を押し付けられるだけで何のスキルも身に付かないインターンでは貴重な時間を無駄にするだけです。
しかも、学校のインターンは勤務時間が決まっているように見えて、現地では時間関係なく突発的な仕事がどんどん湧き出て来るので勉強している時間がなくなってしまします。
もし、本当にやりがいがあるインターン業務だとしても、やる気を出せばやる気を出すほど学習時間が無くなりますのでトレードオフの関係になってしまいます。
その点、NILS