カンボジアでの支払いは一般的には米ドルで行われ、現地通貨のリエルは補助通貨扱いです。
そして、米ドルへの両替は日本の方がお得だと言われているので、カンボジアへ行く前に多くの人が空港で米ドルへの外貨両替をして大損をしてしまいます。
そこで、今回は米ドルの両替のレートがお得なのはどこ?
ということで、新宿と空港を比較して、米ドルへの両替レートが安い両替所をチェックしてみました。
カンボジアにレートの良い両替所はない?
カンボジアでは外国人が出入りするような少し高めのお店だけでなく、街中にある小さなお店でも米ドルが利用されています。
ですので、カンボジアでは基本的に米ドルで支払いをすることが多いのですが、カンボジアへ行ってから米ドルへ両替するよりも、日本国内で両替した方がレートが良いことが多いです。
また、カンボジアでは0.5$の商品を1$で購入した場合には、お釣りが現地通貨のリエルになると言った感じになります。
リエルはカンボジア以外では紙くず同然の扱いですので、他の国へ持ち込んでも他国の通貨への両替はできません。
お釣りでリエルを貰ったりした場合は積極的に使うようにしなければ損をしてしまいますので注意しましょう。
また、カンボジアで100$札などはお釣りが無い場合があり非常に使いづらいですので、両替の際は可能な限り10$以下の少額紙幣で受け取るようにすると良いですね。
新宿のチケットショップの両替レートを比較
さっそく、外貨両替のできる金券ショップがたくさんある新宿の両替レートを比較してみましょう。
ショツプ名 | 米ドル(USD)販売 | 米ドル(USD)買取り |
---|---|---|
基本の為替レート Yahoo参照 | 111.90円 | --- |
アクセスチケット 外貨両替MEX (LABI東口館隣) | 112.77円 | 110.49円 |
チケットレンジャー | 112.94円 | 110.49円 |
アクセスチケット 外貨両替MEX (新宿大ガード店) | 112.94円 | 110.49円 |
アクセスチケット 外貨両替MEX (思い出横丁) | 112.94円 | 110.80円 |
外貨の扉 (思い出横丁) | 113円 | 109.8円 |
横浜チケットサービス | 113.4円 | 109.4円 |
ロータリーギフト | 113.7円 | 109.35円 |
両替機 (タイトーステーション前) | 不明 | 107.05円 |
他にもありますが、大黒屋などレートが悪すぎて話にならない両替店は省略しています。
結果、新宿周辺でレートが一番良いのは「1$=112.77円」でアクセスチケット(ヤマダ電機LABI東口館隣)となりました。
ネット上にあるYhaooの為替レートが111.9円、1$=112.77円であれば手数料は約0.8%と1%を切っているので悪く無いと言えますね。
成田空港の両替レートを比較
次に、成田空港にある両替所のレートを比較してみましょう。
ショツプ名 | 米ドル(USD)販売 | 米ドル(USD)買取り |
---|---|---|
基本の為替レート Yahoo参照 | 111.90円 | --- |
千葉銀行 | 114.44円 | 108.92円 |
GPA外貨両替専門店 | 114.47円 | 109.27円 |
SMBC信託銀行 | 115.10円 | 109.40円 |
みずほ銀行 | 115.14円 | 109.47円 |
千葉興業銀行 | 115.17円 | 109.47円 |
三菱UFJ | 115.27円 | 109.47円 |
トラベレックス | 116.70円 | ーーーー |
新宿周辺のチケットショップと比較すればかなりレートが悪いですね。
一番手数料が安い千葉銀行の「1$=114.44」でも手数料率が約2.2%上乗せされています。
良くレートが良いと言われるSMBCですが、この日のレートは千葉銀行の方が良かったです。
一番レートが悪かったのはTravelexですね。
日暮里の駅構内にあるTravelexもチェックしてみましたが、空港と同じレートでした。
新宿周辺の人ならカンボジアへ行く前に新宿で両替が安い
上記のような結果から、新宿に行きやすい場所に住んでいるのであれば新宿のアクセスチケットで米ドルに両替するのが良いですね。
カンボジアであればシェムリアップでアンコールワットを観光したとして、クレジットカードが利用できるとことは利用すれば、3泊4日で30,000円あれば充分に足りるはずです。
ただし。
・新宿で30,000円を両替すれば約266$
・空港で30,000円を両替すれば約262$
30,000円程度の両替であればたった4$しか変わりませんので、時間や電車賃を使ってわざわざ新宿まで行くのであれば、空港で両替してしまえば良いでしょうね。
金券ショップで外貨両替をするデメリット
金券ショップで外貨両替をする際に一つデメリットがあります。
それは、金券ショップには常に希望するだけの外貨の在庫が無い場合があるということです。
わざわざ時間を作って行ったのに、在庫が5,000円分しかないということも普通にありますので、マイナー通貨の場合はあまり期待しない方が良いですね。
ドル円であればかなりの確率で大丈夫だと思いますが、それでも10万円分などになると厳しいこともあると思います。
ただし、7万円以上両替するのであれば、下記でご紹介する外貨宅配サービスを利用することをお勧めします。
海外旅行では両替より海外キャッシングが圧倒的に安い!
これまで、現金からの両替や日本での両替方法をご紹介しましたが、海外旅行で現地通貨を得るにはクレジットカードでのキャッシングが圧倒的に安くて最強です。
キャッシング=借金なので避ける人が多いのですが、このキャッシュレス時代にそんなことを考えていると大損をするだけで何の得にもなりません。
海外でクレジットカードを利用することによって生じるデメリットは無いと言っても良いです。
●ATMで自分の口座から引き出す=手数料がバカ高い
●現金を両替する=レートが悪い上に、現金の持ち歩きが危険。
●キャッシング=手数料が安く、安全。
さらに、クレジットカードを使えばポイントが付く、ラウンジなど優待があると得しかありませんね。
私は、海外でお金が必要になったらキャッシングしかしませんし、両替所で並んでまで損をしている人を見ると可愛そうになります。
日本でお得に米ドルへ両替する方法
外貨両替ができて、レートが良い金券ショップの近くに住んでいれば良いですが、日本全国から見ればそんな人はごく一部でしょう。
しかし、日本国内でどうしても両替しておきたいという人におすすめのお得な両替方法は「外貨宅配サービス」です。
外貨宅配サービスとは、オンラインで欲しい分だけの金額の外貨を銀行振り込みや代引きで購入すれば1日から3日程度で自宅まで外貨を届けてくれるサービスです。
現地に行ったとしても、レートの良い両替所が近くに無い、または両替所にわざわざ行く費用が別に掛かってしまうような状態であれば、外貨宅配サービスを利用した方が確実です。
2018年11月1日為替相場のレート比較
●1米ドル=112.8円 10,000円=88.64米ドル
●外貨両替マネーバンク 1米ドル=113.17円 10,000円=88.36米ドル(相場比-0.37米ドル)
相場と比較すると手数料は約0.3%にしかなりませんので、クレジットカードでキャッシングするのと大差ありませんね。
ただ、1つだけデメリットがあるのが「利用は70,000円」からということですね。
六本木に店舗があるので近い人は直接行けば低額でも両替可能です。
特にグループでの海外旅行ならみんなで割れば良いのでお得になりますね。