飛行機の中は安全だと思って移動中にぐっすりと熟睡している人も多いです。
しかし、最近では「機内窃盗」と呼ばれる盗難事件が増えていて、しかも立件が難しいので増加傾向にあるようなので要注意です。
盗難被害は手荷物からでなく、座席上のキャビンからも盗まれるので、飛行機内での貴重品管理は十分気を付けた方が良いでしょう。
ここでは、飛行機内での犯罪被害のケースと予防法をまとめました。
タイ発日本行きの飛行機内で中国人による窃盗
2018年5月26日、タイ国際航空で日本に到着したタイ人が、自身が荷物入れに入れていたカバンの中から現金64万円がなくなっていると警察に通報。駆けつけた警察官により、座席の下にあった現金が発見され、同機に搭乗していた中国人一名を容疑者として拘束した。
引用:https://www.excite.co.jp/news/article/Global_news_asia_5073/
被害に会ったのはビジネスクラスに搭乗していたタイ人女性で、本人がFacebookに状況を投稿していたのでニュースになりましたね。
これは機内で気づいたこと、日本の警察だったことが幸いしてどうにかなりましたが、普通は現金の窃盗は立件できない場合が多いそうです。
なぜかと言えば
●現金はみんな持っているので指紋などが出なければどうしようもない
●飛行機の中に監視カメラは無いので現行犯でないと逮捕が難しい
●キャビンに入れた荷物は飛行中に開けないのでホテルなどに付くまで気づかない
このような理由が大きいようです。
確かに、手荷物の財布ですら買い物でもしない限り降りるまで見ることは無いですよね。
この他にもアチコチで被害が発生しています。
飛行機の中で現金盗まれる人が続出、中国人の組織的犯行か―中国メディア
富裕層しかいないはずのファーストクラスで多発する備品泥棒
立件できないような犯罪はニュースいなっていないとすると、かなりの盗難被害があるのは間違いありませんね。
と言いますか、ニュースを読んでいると中国人ばかりなのですが・・・。
飛行機内での盗難予防を忘れない
飛行機の中は退屈なので寝るのは仕方がないにしても、盗難予防だけはきっちりとしておきましょう。
●寝る時も貴重品は肌身離さずに持ち、スリに遭わないようにきっちり蓋をする。
●荷物は可能な限り自分の頭上に入れて、バックパックや誰でも開けられるようなバッグにお金を入れて置いておかない。
●トイレに行くときも必ず貴重品は持っていく
スマホやパソコンなどは盗難に気づけば機内で探すことは難しくないですが、現金は本当に注意した方が良いですね。
また、犯罪者は別々に乗り合わせたグループの場合もあり、一人とは限りません。
怪しまれないように入れ替わりで機内で活動することもあるようです。
特に、混雑していて自分の座席から荷物を離れた場所に置くことになってしまった場合は、目を離さないように注意が必要です。
犯罪手口として、荷物をわざと他人の頭上に置いて、自分の方へ相手の荷物を置かせるようにする方法もあります。
また、寝ている間に財布から抜き取られて、戻されると本当に時間が経ってからしか気づかないので十分に注意して下さい。
飛行機が日本の領空内であれば日本の警察に面倒を見てもらえるので助かります。
しかし、国外の領空内、さらにその国の人が犯人だとするとほぼ泣き寝入りになりますよ。
日本人が何を言ってるんだと相手にされずに終わりますからね。