海外旅行と言えば、スーツケースや大きなカバンが必要だと思いこんでしまいがちですが、LCCに機内持ち込み出来るバックパックでも、海外旅行は全く問題ありません。
そこでこの記事では、まず何をおいても一番必要な機内に持ち込みできるおすすめのリュック(バックパック)や機内持ち込み手荷物だけで旅行するメリットをご紹介します。
LCC機内持ち込み手荷物だけで海外旅行
私自身は主にアジア圏をメインに海外旅行を繰り返していますが、最長で約4ヶ月の海外旅行を機内持ち込み手荷物として扱える40Lのリュック1つでしました。
気温が10度前後の国から35度前後の国まで、どこでもリュック1つで何の問題も無く快適に過ごせてしまったので、もはやスーツケースや預け入れ荷物なんて持って旅行はしたくありませんね。
もちろん、男性と女性で持ち物は変わるので一概には言えませんが、私が旅の途中で会った女性でも7kgの手荷物で旅行をしている人は普通にいますので、無理ではないでしょう。
預け入れ荷物を持って旅行するデメリット
まず、預け入れ荷物を持って旅行するデメリットはたくさんありますね。
飛行機に乗る度に預け入れ荷物の料金を支払う必要があり、LCCなどの利用価値が下がる
預け入れ荷物のためにカウンターに並ばないといけない
飛行機を降りてから、預入荷物を引き取る時間が無駄
ロストバゲージされるかも知れない
大きな荷物を持って動きにくいので、常に荷物を預ける場所を考えないといけない
荷物を開くといちいちパックキングに手間が掛かる上に、ついつい不要な荷物が増えてしまう
荷物を抱えて移動している間が常に修行になる
ざっと考えつくのはコレくらいですが、機内持ち込み手荷物だけで旅行をすることで、これら全ての問題から開放されますね。
日本に就航しているLCCの手荷物の大きさ・重さ制限の一覧
日本国内に就航しているLCCで、機内に持ち込める手荷物の大きさや重さ制限について調べてみました。
LCCではない、ANAやJALなどを含めた各国の航空会社がLCCよりも制限が低いということはまずありませんので、LCCが大丈夫であれば問題ないでしょう。
もちろん、海外の国内線などは手荷物も禁止など条件が厳しい場合もありますので、その辺りは臨機応変に行くしか無いですね。
航空会社名 | サイズ制限 | 情報掲載の公式ページ |
---|---|---|
バニラエア | 長さ55cmX高さ40cmX奥行き25cm以内 三辺の合計が115cm以内 身の回り品含めて2個で7㎏まで | バニラエア |
春秋航空 | 長さ56cm×高さ36cm×奥行23cm以内 3辺の合計が115cm以内 身の回り品含めて5㎏まで | 春秋航空 |
peach | 長さ50cm×高さ40cm×奥行き25cm以内 3辺合計が115cm以内 2個の合計が10kgまで(※) 2018年10月28日から7㎏までに変更 | ピーチエア |
エアアジア | 長さ56㎝ x 高さ36㎝ x 奥行き23㎝以内 合計重量は7kg | エアアジア |
ジェットスター | 長さ56cm高さ36cm×奥行き23cm 合計重量は7kg | ジェットスター |
スクート | 長さ54cm x 高さ38cm x奥行き 23cm 3辺の合計は最大115cm 2個合計10kg | スクート |
タイガーエア台湾 | 長さ54cm×高さ38cm×奥行き23cm未満 2個合計重量が10kg | タイガーエア台湾 |
香港エクスプレス | 長さ56x高さ36x奥行き23cm以内 手荷物1点7kg・身の回り品1点重量制限無し ただし、2つの合計の大きさは56x36x23cm | 香港エクスプレス |
セブパシフィック | 長さ56cm x 高さ36cm x 奥行き23cm以内の手荷物1個 重量は7㎏まで 35cm x 20cm x 20cm以下のバッグ1個 重量の記載無し | セブパシフィック |
エアプサン | 長さ55cm高さ40cm奥行き20cm=115cm以内 重量は10㎏まで ハンドバックなど追加で携帯可能 | エアプサン |
ジンエアー | サイズ記載無し 3辺の合計は最大115cm 重量は12㎏以内 ハンドバックなど1点追加で携帯可能 | エアプサン |
イースター航空 | サイズ記載無し 三辺(横、縦、高さ)の合計が115cm以下 重量が7kg以下の手荷物1個 ハンドバックなど1点追加で可能 | イースター航空 |
チェジュ航空 | 長さ 55cm、高さ40cm、奥行き 20cm以内 重量が10㎏以内の手荷物1個のみ 別で持っていると追加料金 | チェジュ航空 |
エアソウル | 長さ55cm, 高さ40cm, 奥行き20cm以内 3辺合計115cmまで 重量が10kgを超えないもの1点 ハンドバックなど追加で持込可能 | エアソウル |
ティーウェイ航空 | 長さ55cm、高さ40cm 奥行き20cm 合計が115cm以内、重さ10kg以下 追加でハンドバックなど身の回り品1点のほかに パソコンなど1点のみ可能 | ティーウェイ航空 |
ピーチエアが10㎏から7㎏になったのが個人的にはショックですね。
また、ピーチは長さが50cmと記載されていますが、あくまでスーツケースのサイズで、私は56cmのバックパックでチェックされたことは一度もありません。
あとは、春秋航空が全ての合計5㎏とかなり少ないですので、手荷物バックパッカーには使いにくいです。
春秋航空さえ避ければ、どの航空会社でも7㎏であれば大丈夫ということです。
※十分に注意して調べていますが、海外資本のLCCのは理解が難しい日本語もありますので、正確な情報は各航空会社の公式ページをご覧ください。
LCCのリュックの大きさはざっくりで大丈夫
どの航空会社も機内持ち込みできるバッグのサイズは3辺の和が115cmまでになっています。
しかし、サイズの基本は形がしっかりとしている持込可能なスーツケースなどが基準になっているのでバックパックはそれほど神経質になる必要がありません。
荷物が少なければ小さく見えるバックパックは40Lくらいのサイズであれば、相当運が悪い人出ない限り縦のサイズや横のサイズが5cmくらい違いで持ち込み不可になることはまず無いといえるでしょう。
私も国内線と国際線を合わせて年間15回から20回はLCCを利用していますが、3辺が合計120cmのバックパックを利用して止められたことはこれまでに一度もありません。
海外旅行に頻繁に行く私でも、サイズの確認をされたことは成田空港で今は無くなってしまったバニラエア利用時に1回あるだけですし、その時も荷物が少なかったので問題無しでした。
パックパックであれば3辺の合計が115cmを越えていても、パンパンに詰め込んで膨れ過ぎていたり、よほど運が悪くない限りは問題ないということです。
機内持ち込みができるおすすめのバックパックの基準
今回、おすすめするバックパックの基準をご説明しましょう。
1.リュックのサイズが機内持ち込み制限の長さ56cm x 高さ36cm x 奥行き23cm以内で3辺の和が115cm以内
2.リュックの重さが1.5㎏以内
⇒女性の場合は1㎏までが推奨です。
3.ポケットや収納が多い、荷物へのアプローチが簡単
4.ウエストハーネスが付いている(腰回りに付いているベルト)
⇒リュックの重みを身体全体に分散できるので、これがあると無いとで長時間歩く際に大きく変わります。
5.ショルダーハーネスとバックパネルがメッシュで通気性が良い
⇒要は、肩紐と背中がメッシュになっていてムレにくい
バックパックはやっぱりブランド物が良い?
バックパックはブランドものとノーブランドがありますが、正直どちらでも良いものは良いですし、ハズレはハズレです。
しかし、やはり長年アウトドア系や登山系のバックパックを制作・販売しているブランドのものは耐久性もありますし、持っていてもリュックのバランスや機能性が良い確率が高いのでオススメです。
私は、フランス産まれのアウトドアブランドのMILLET(ミレー)の40Lバックパックを愛用していて、当時はよく知らずに18,000円位で購入しましたが、10年以上使っていてもまったく壊れる気配はありません。
しかし、別で購入した3,800円のノーブランドはバッグに付いている調節ベルトなどが2年で劣化してしまい、引っ張るだけでちぎれて使えなくなりました。
そういったことからも、それなりに名の通ったブランドのバックパックを購入した方がコスパが良いのは間違いないと思います。
また、バックパックの色は地味な方が安全という説が多いですが、正直に言って色や柄なんて気にする必要はありません。
泥棒や何かを仕掛けてくる人達は、バックパックの色ではありません。
隙がある行動をしていて、いけそうかどうかで判断していますので、バックパックの色が目立っても行動や言動に気をつけれさえいれば大丈夫です。
機内持ち込みできる40Lのリュック・バックパッカー向け
街歩きだけでなく本格的に旅行をしたいバックパッカー向けでLCCに機内持ち込みができる40Lのバックパックのおすすめです。
街歩きでのおしゃれさよりも、機能性と耐久性を重視し、トレッキングや長時間背負って歩くことも考えられています。
自分は良く歩く方だと思う人は、必ずアウトドア用の本格的なリュックをGETすることを強くおすすめしますね。
グレゴリー・コンパス 40
容量 | 42L |
サイズ | 55×32×25(cm) 3辺の合計=112cm |
重さ | 950g |
42Lの容量で機能性抜群なのに1kg以下という軽さが嬉しいですね。
形が長方形なので、収納がやりやすいですし、バカっと蓋を開けるように利用できるので荷物の出し入れが簡単です。
また、上部のポケットの使い勝手が非常に良い上に、メインポケットが背面にあるのでスリ対策などには最高ですね。
30,000円超えと値段が高いのが難点なリュックですが、一度買ってしまえば高品質・高機能で元を取ってもずっと使えるグレゴリーのコンパス40です。
もう少し小さめでも大丈夫な人の場合はコンパス30L(3辺合計104cm)にすれば、お値段も半額近くになってお手頃になるのでおすすめですね。
ミレー リュック クーラ 40(KULA)
容量 | 31L~40L |
サイズ | 58 x 30 x 19 cm 3辺の合計=109cm |
重量 | 1340g |
ミレーのクーラ40はアウトドア用がメインのミレーとしてはあまりない街歩きからトレッキングまでオールラウンドに使えるモデルです。
ウエストベルトが取り外し可能なので、軽い街歩きの時は外してしまえばスマートに利用出来るのが良いですね。
40Lのサイズのみ2気室構造になっているので、上からだけでなくボトム部分のジッパーからも収納にアクセスすることが出来て便利です。
防犯のために鍵を付けられるタイプのジッパーや防水のためのレインカバーも固定で付いているので天候に関わらず不安な地域ではカバーを付けることで海外旅行でも安心です。
マウンテントップ バックパック 40L
容量 | 31L~40L |
サイズ | 53 x 29 x 25 cm |
重量 | 950g |
バックパック旅行は今回だけかも知れないから値段が高いのは必要無いという方にオススメなリュックです。
完全防水ではありせんが、撥水加工を施したナイロン生地を利用しているので、耐久性や通気性がよく、ちょっとした雨であれば問題ありません。
バランスや耐久性など細かい面からみていけば、有名ブランド品には劣りますが、価格からするとコストパフォーマンスは高いという声が多いですね。
機内持ち込みができる40Lのバックパック・街歩き向け
まずは、あまり長時間歩くことを想定していない街歩き程度の一人旅で、機内持ち込みができる40Lのバックパックで、おすすめの基準を全て満たしているリュックを5つをご紹介します。
男女兼用のバックパックばかりですが、どちらかと言えば男性基準になっています。
ここでご紹介している機内持ち込みが出来る40Lほどのバックパックであれば大きさを気にする必要はありませんが、155cm以下の小柄な女性の場合は30Lサイズのレディースを購入することをおすすめします。
キャビンゼロ 44Lクラッシック
容量 | 44L |
サイズ | タテ55cmxヨコ40cmxマチ20cm 3辺の合計=115cm |
重量 | 730g |
キャビンゼロはイギリス発祥のブランドで、バックパッカーでもあるデザイナーが旅先での利便性を考えてデザインしたリュックです。
リュックの上部とサイド部分にも持ち手が付いているので、飛行機のキャビンなどに入れる際も扱いやすい構造になっています。
さらに、たった730gですので、その分たくさんの荷物を入れることができて最高です。
しかし、ウエストハーネスが付いていないこと、四角いデザインはバランスが良くないことを考えると、旅先でトレッキングをする人や1日中歩き周る人には向いていません。
また、背面にメッシュ加工はありませんので、長時間の歩き周るのには適していません。
ハインズ・イーグル 44L 3way
容量 | 44L |
サイズ | 約タテ52cmxヨコ35cmxマチ25cm 3辺の合計=112cm |
重量 | 1.3kg |
上部、サイドにも取っ手が有る3Wayタイプのリュックです。
スーツケースのようにガバっと蓋が開く用になっているので、収納が簡単で、出し入れもしやすいですね。
ただ、四角いように形づくってあるだけで、実際には何も入れていなければ薄くなりますし、見た目に反して少し柔らかいのでどっしりと自立するということは無いです。
また、キャビンゼロと同じ四角い作りですので、長時間の街歩きやトレッキングなどには向いていませんが、気持ち程度のウェストベルトがついていますので、キャビンゼロよりは背負易いですね。
背面はメッシュクッションになっているので通気性や疲労軽減はキャビンゼロより上です。
オスプレイ・ファーポイント 40
容量 | 42L |
サイズ | 53×33×23(cm) 3辺の合計=109cm |
重さ | 1.44kg |
オスプレイのファーポイントは、中身を圧縮するためのコンプレッションベルトが表面にあるのが特徴です。
しかも、外側だけでなくバックの中にも圧縮ベルトがついているので嵩張るのに軽いダウンジャケットや服などを押し込むのに非常に便利です。
背面はメッシュパネルで通気性も良く、ヒップベルトで全体的な重量も分散できます。
1.44kgと言えば実際には1.5kgはあるので少し重いのが難点ですが、とても使いやすいバックパックですね。
欠点としてはPCなどを入れる場所が背中側ではなく、リュックの外側についているので耐衝撃性や安全面で不安があります。
アルケミーエキップメント Carry On Black
容量 | 45L |
サイズ | 高さ55cm幅35cmマチ 25cm 3辺の合計=115cm |
重量 | 1.4kg |
ニュージーランドのデザイナーが手がけたブランドで、価格はアマゾンでもショップによって2万~4万超えと高いですが、収納から使い勝手の全てを高品質にまとめた3Wayバックで、名前のCarry onの通り機内持ち込みサイズです。
撥水、耐水性にも優れ、防水性も高い安心仕様となっており、衝撃を吸収する機能などありとあらゆることが詰まっていますね。
欲しいところに収納の出し入れができるチャックがあり、よく使うものをすぐに取り出せるポケットなど、使い勝手は言うことなしですね。
機内持ち込み手荷物で重量オーバーしそうな時の対策
今回ご紹介したバックパックは全て機内持ち込み可能ですが、サイズは大丈夫でも重量がやはり不安ですよね。
特に、初心者が初めてバックパック旅行する場合に多く入れてしまうのが「保険としての服」なのですが、服は基本的に2日から3日分あれば良いと考えましょう。
毎日洗えば良いですからね。
それでも「やばいなーちょっと超えちゃうなー」という時の対策はこちらです!
1.服を着る余裕があるなら重ね着で着てしまう
2.身に付けられるモノは全て身につける
3.服のポケットに入るものは入れてしまう
4.軽い服は中に入れて重量のある服を着て出国する
5.現地で買えるような日用品は最低限以上に持たない
慣れないうちはついつい、あれもこれもと入れたくなります。
しかし、一般人が行かないような秘境や何も買えないような物資の無い国に行かない限りはどの国でも大体のものが買えます。
日本でしかどうしても手に入らない物だけ優先して持っていくようにしましょう。
年会費 | 永年無料 |
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