ランタン飛ばしで有名な台湾の平溪天燈祭（ピンシースカイランタンフェスティバル）に参加してきましたので、確実にランタン飛ばしに参加するための完全ガイドをまとめました。
ブログなどを見ていると、鵜呑みにすると平溪天燈祭でランタン飛ばしに参加できない可能性が高い情報がたくさんあります。
ここではまず間違いなくランタン上げに参加できる方法をご紹介します。
タピオカドリンクから小籠包のレストランまで、現地で今すぐ使える台湾の割引クーポンがたくさんりますよ。
台湾の平溪天燈祭でランタン飛ばしに参加する
参加費用が異常に高いタイのランタン祭りと違って、台湾のランタン飛ばしは無料です。
しかも、毎回開催日が確定しているので、日程を合わせて参加するのはとても簡単ですね。
台湾のランタン飛ばしの「平溪天燈節」は毎年の元宵節には確実に開催されているので、週末に開催される年を狙えば休暇を取らなくても最短１泊２日、金曜日でも2泊3日で参加できてしまいますね。
2020年の平渓天燈節は2月8日（土）
2021年の平渓天燈節は2月26日（金）
●2020年新北市平渓ランタンフェスティバルイベント情報
・108年2月1日（土）18：00〜20：30
会場：新北市平渓中学校（新北市平渓区静安路295号2号）・108年2月8日（土）17：30〜20：30
新北市平渓区石Square広場（新北市平渓区南山平136号）整理券の配布は午前10時から開始
平渓天燈節の現地情報は新北市のホームページから確認できます。（中国語のみ）
2020年は2月1日と2月8日に開催されて、規模が大きいのは2月8日で2019年は全8回でしたが、2020年は10回と記載されています。
ランタン飛ばしは9月の中秋節にも行われる年がある
平渓天燈節はお正月の元宵節だけでなく、ここ数年からは秋の中秋節にも開催されているので、どちらの日程もチェックしておくと参加できるチャンスが増えますよ。
2019年の中秋節は9月13日（金）開催されませんでした。
2020年の中秋節は10月1日（金）開催未定
平渓天燈節の会場への行き方と注意点
ランタン飛ばしの平溪天燈祭の会場は平溪にある日本人にも観光地でお馴染みの十份にあります。
メインの日程の開催場所は「十份停車場」や「十份広場」と呼ばれる会場です。
ここでは、確実に参加するためには会場への行き方などいくつか注意点もあるのでご紹介します。
台北の動物園前から出ているシャトルバスは利用しない
まず、確実に台湾の平渓天燈祭（ピンシーテンダンサイ）に参加したいのであれば、台北からランタン飛ばしの会場向けに用意されたシャトルバスは利用してはいけません。
シャトルバスは台北方面は「動物園駅（Taipei Zoo）」と十份に近い「瑞芳駅（Ruifang：ルイファン）」から出ています。
そして、シャトルバスの運行開始時間は午前9時からです。
しかし、シャトルバスが動き始める午前9時の時点で現地では200人~300人以上の列が出来ています。
整理券の配布は例年午前10時からですので、9時に並び始めてもちょっと遅めです。
そのため、台北を9時に出発ではランタン上げに参加するための整理券を入手出来ない可能性が高いです。
シャトルバスを利用するのであれば、最悪でも午前9時30分には会場へ到着できる瑞芳駅からのシャトルバスでないと厳しいでしょう。
台北市内から十份の早朝移動は電車移動がベスト
台北市内から平溪天燈節に参加するのであれば、遅くても7時までに台北駅から電車に乗りましょう。
台北駅から瑞芳駅に向かうための「基隆駅（Keelung：キールン）」方面へは朝5時30分頃から電車が走っています。
出来れば6時30分までに、遅くても7時前までに乗れば8時台に現地に到着できるので参加できる可能性は高いです。
もし、確実に参加したいのであれば十份に朝8時に到着するつもりで行動すれば、よほどのことがない限り大丈夫でしょう。
午前8時に瑞芳駅に到着したところ、すでにランタン祭り会場に向かう人達がいますので時間的には決して早くはありません。
平渓天燈祭用の臨時スケジュールが駅に張り出されていますので、帰りも電車を利用するならチェックしておきましょう。
十分（Shifen：シーフェン）から瑞芳駅の最終は22：27なので余裕で時間はありますが、帰りも電車を使う場合は満員電車になるので結構気合が必要ですよ。
とりあえず、朝8時8分の瑞芳駅発の電車でもガラガラなので余裕で座って会場へ行けました。
15時位の電車を見ると日本の満員電車並みにぎゅうぎゅうでした。
十份駅からランタン祭りの会場までは徒歩15分から20分
十分駅に到着したら、会場がある「十份停車場」まで徒歩で15分から20分です。
頑張って早足で歩けば10分程で到着するので、ランタンを飛ばしている人や老街の景色は後回しにしてとにかく急ぎましょう。
十份駅から線路に沿って歩いていけば会場方向です。
Wi-Fiなどを用意していなければ、十份駅を出てからどこへ向かえばよく分からない状態になりますので用意している方が安心ですね。
場所的には「整理券の配布場所」と「会場」は下記の地図のようになっているので、駅を出たら線路沿いを歩きます。
駅から線路沿いを歩きながら、斜め右方向に伸びている道を歩いて行けば川に当たりますので、後は看板に沿って歩いて行くだけです。
午前8時50分くらいの画像ですが、救護所や受付のテントにはすでに関係者？の人達が並んでいますね。
聞いていないので確かではありませんが、この辺りで椅子を持ち込んで並んでいる人はツアー会社の代理人などかも知れません。
朝8時50分の時点でざっと200人~300人の人が並んでいて、日本人も目立ちますね。
例年整理券の配布は10時からで、この時の整理券の配布開始も午前10時からだったので、整理券を手に入れるまで約1時間20分待ちました。
ちなみに、30分も経てばこの3倍くらいの人が並んでいて、シャトルバスで来たであろう人達は先頭から300m以上向こうの最後方にダッシュして並んでいました。
下の画像を見てもらえば列の先頭に黄色い立て札が2つ写っているのがわかると思います。
これは、列に並ぶ際にランタン上げの「第1回か第4回」または「第5回、第6回、第7回」で並ぶ列が違います。
第1回か第4回の列に並んで、第4回が自分の前に終わってしまうと明るい内に飛ばす第1回しか参加できない羽目になってしまうので、安全なのは第5回～7回の列に並ぶことです。
2回目、3回目と最終の8回目は開始の時点で参加できませんでしたので、ツアー客やゲスト用に除外されている可能性がありますね。
会場にトイレは有るけど大混雑するので並ぶ前に済ませる
ランタン飛ばしの整理券をもらう列に並ぶ前にトイレは済ませておいて、トイレが近くならないように水分などは控えておいた方が良いです。
会場周辺にもトイレはありますが、特に男女共用なのでどのトイレでも会場に近いとそれなりに混雑しています。
さらに、早朝から活動してそのまま並んでしまうと早くても10時30分頃までは何も食べられないので、朝食なども何か買ってから並ぶことをお勧めします。
「お腹空いた」とボヤいている人が多いですよ。
一人旅で台湾のランタン飛ばしに参加する場合の注意点
ここで一つ重要な注意点があります。
列に並んでいると係員の人が「何人？」と聞いて周って来ますが、一人と答えると「一人のためにランタンは用意していない」と言われてしまいます。
私の場合はすぐ近くに居た人に拾って貰ってどうにかなりましたが、助けてくれる人が居なければアウトです。
●二人以上で参加する。
●前もって一人旅で来ている人をナンパする。
●3人組で来ている人に声を掛けて2名づつに分かれて貰う。
このようにしないと参加できないので注意して下さい。
一人旅で一番確実なのは、現地で参加できるオプショナルツアーで、一人でランタン飛ばしに参加できる混乗ツアーに参加することですね。
ツアーは販売時期になれば随時コチラでご紹介します。
平溪天燈節でランタン飛ばしを見学だけしたい場合
ランタン飛ばしに参加するのではなく、外から見学だけしたい人に必要なのは忍耐力のみです。
近場でランタン飛ばしの撮影や見学をしたいと考えている人たちは、早い人で8時頃で、遅くても15時までには場所取りをしています。
赤い旗で区切られているライン際が一般の見学者の最前列になりますので、ここを確保できれば最高の場所になりますね。
この周辺を確保したければ遅くても15時には来て場所取りをしなければいけません。
ただ、問題はこの位置だと大量の人が流れ込んできて、避難もできず身動きが取れない悲惨な状態になってしまいます。
会場に行けば分かりますが、おすすめは会場の周囲にある壁の上、または柵周辺など一段高くなっている場所があります。
その辺りが混雑することなく、視界を遮られること無く見学できるので探してみると良いでしょう。
もちろん、見学に行くなら遅くても15時から3時間以上はその場で待機です。
二人組で行ったとしても、一旦離れたらK国やC国の方々はすぐに詰め込んできますので、確実に同じ場所には戻れませんからね。
天燈上げの整理券を手に入れてからどこかへ行ける？
10時から整理券の配布が始まって、ランタン飛ばしの時間までは早めの第4回でも7時間以上ありますので、前もって予定を決めておきましょう。
時間潰しの方法としては5つの方法があります。
１．九份観光をする（電車とバスで片道1時少々）
２．猫好きなら電車で猫村の猴硐（ホウトン）へ遊びに行く
３．平渓線に乗って平溪駅や菁桐駅（チントン）まで遊びに行く
４．台北まで戻ってホテルで休憩
５．十份瀑布、十份老街、カフェなどで時間を潰す
これらのどれかになりますね。
九份観光がしっかりと時間を潰せますが、九份は夜が人気ですし、九份から戻る時に電車でもシャトルバスでも悲惨な目に遭いますので、九份はおすすめできません。
どの方法を取るにしても、十份にある会場を離れるのであれば戻りの時間には十分に気をつけて行動して下さい。
1番簡単な時間潰しは、あまり混雑が関係ない2番や3番で観光するのがおすすめです。
ランタン飛ばしの１時間前に会場前ゲートへ集合する
整理券に記載している時間には会場のゲート前に集合します。
整理券を入手するために並んだ場所と同じなのですぐに分かりますね。
ここからはチケットを持っている人しか通れない歩道を通ってランタン上げの会場まで向かいます。
ランタン飛ばしの見学に来ている人の可哀想な状態を横目に見ながら進んでいくと、参加する人の待機場所に到着します。
ここまで来れば後は係員の指示に従って自分の順番を待つのみです。
もちろん、トイレはきちんと行ってから待機所に向かいましょう。
今回は８回までランタン上げがある中の第４回目なので、比較的早い方です。
参加する人がランタン飛ばしをゆっくりと見られるのは、自分の前の回だけだと思った方が良いですね。
１回飛ばす毎に会場ではライブやイベントがあるので、その間にランタンに思い思いのメッセージを書き込みます。
ランタン毎にスタッフが一人付いてくれて、写真を取ったり、スタッフも写真を希望したりとそれぞれ撮影しあいます（笑）
会場に入った後は約１０分程で飛ばす準備に掛かりますね。
すでに、巨大なブタのランタンは準備万端です。
後は上手く写真が取れるように心の準備をするだけです。
ちなみに、自分のランタンを飛ばす時は飛ばした後に少し下がって全体を視界に入れられるように動くか、しゃがんで視界を確保すると良いですね。
うわ～っと自分のランタンを見ていると、あっという間に他のランタンが上がってしまって上手に写真が取れませんよ。
そして、ランタンを上げ終わったらさっさと退場して、帰る波に飲まれる以外できません。
ランタン祭りの会場から台北にシャトルバスで戻る方法
会場から台北市内に戻るにはシャトルバスを利用するか電車を利用するどちらかになるでしょう。
バスであればこのように長蛇の列ですが、立って帰るなら約15分～30分、座って帰るなら1時間～1時間30分待ち程です。
人の流れからすると5回目~6回目が終わったあたりが一番混雑する感じですね。
ただ、いつ帰るにしても混雑しているのは同じなので、時間が許すならゆっくりする方がおすすめです。
画像を見て分かるようにバスの行列は画像左側の列は座って帰る列なので長蛇ですが、立って帰る右側のラインはスタスタ歩ける程度にガラガラです。
シャトルバス自体はかなりたくさん来るので思ったよりも待たなくて済んだという声も多いですけどね。
平溪天燈節の会場・十份から台北に電車で戻る場合
会場から電車で台北に戻る場合は、それなりの満員電車を覚悟しましょう。
ただ、タイミングによりますが満員電車を見過ごして30分から40分待って次の電車で行けば座って行くことができます。
ただ、十份から座って乗ったとしても、台北に向かうには瑞芳駅で乗り換えがあります。
瑞芳からは直接台北に行く電車もありますし、八猪駅で乗り換えの電車もあります。
瑞芳駅で乗り換えて慌てて台北駅の満員電車に乗り込む人が多かったですね。
しかし、瑞芳駅から次の八猪駅に向かう電車は1時間に2本はあるので慌てて乗らずに空いている電車に乗れば大丈夫です。
八猪駅から台北行きは時間によって数本の電車があるので、ゆっくりと座って帰ると良いでしょう。
満員電車で嫌だなと思うのであれば、八猪駅から台北とは反対の基隆駅方面に向かって、始発駅の基隆駅や八猪駅の次の駅から台北行きに乗れば空いている状態で乗ることができますよ。
台北・十份の2月の気温や服装は何を着る？
2月の台北は季節的には冬になりますが、最低気温が12℃、最高気温は23℃程あり、気温的には温かいけど、寒いのかも知れないと服装には非常に迷いますね。
この写真のように左から「厚手のウィンドブレーカー」「Tシャツ」「ダウンコート」「ノースリーブにショート丈」「陽気な春の服装」と暑いのか寒いのか訳の分からないことになっていますね（笑）
実際の感覚で言えば、日本人には日本の春程度ですのでTシャツに厚手でもないパーカーがあれば十分な位です。
パーカーでも少し歩けばすぐに暑くなるので、私の場合は大半が半袖でした。
肌寒いと困ると思いヒートテックも用意しましたが、まったく不要でしたね。
ただ、天燈祭りの時期は天気が曇っていることが多く、風が強くふくとパーカーだけでは少し寒く感じることもありますね。
それほど気合を入れて服の服装を用意する必要はありませんが、十份周辺は雨が降る確率が高い時期です。
レインコートとしても使えるウィンドブレーカーなどは1枚用意することをおすすめします。
台湾のランタン飛ばしに参加する方法・まとめ
それでは、もう一度注意点をまとめましょう。
平渓天燈節はタイのコムローイと比べれば規模は小さいですが、日程がしっかりと決まっていますし、台湾は気軽に参加できる距離なのが良いですね。
タピオカドリンクから小籠包のレストランまで、現地で今すぐ使える台湾の割引クーポンがたくさんりますよ。
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