英語が話せない人が海外旅行する時に一番緊張するのが空港での入国審査ですね。
「変なこと言って入国させてもらえなかったらどうしよう・・・」
結論から言えば、そんなことは、よっぽど風体が怪しかったり、挙動不審すぎたりしない限りは、日本人であれば中々ありません。
しかし、英語が話せると話せないでは心配度が全然違いますので、入国審査での簡単な英語をご紹介します。
世界一入国審査が厳しいイギリスのヒースロー空港
世界一入国審査が厳しいと言われるイギリスのヒースロー空港では、ツアーの観光客などであれば笑顔で迎えてくれます。
しかし、一人旅で短期ではなく長期滞在などになると途端に笑顔を無くして、厳しい質問を繰り返すと有名です。
イギリスだけでなく、アメリカ、オーストラリアなどもノープランの一人旅には厳しいと言われています。
質問には一言で答えるのが1番と紹介されているサイトもあり、もちろんそのとおり単語で良いので簡潔に答えるのが最善です。
ただ、こちらが簡単な英語フレーズを覚えて行ったとしても、相手が何を話しているか分からなければどうしようもありませんので、今回は想定できる英語での流れをご紹介します。
入国審査の流れ
入国審査の流れは本当に担当官次第なので、なんとも言えませんが、下記が一般的な流れです。
1.パスポート提示
2.旅行の目的を聞かれる
3.滞在期間を聞かれる
4.滞在先を聞かれる
5.帰りのチケットを持っているか聞かれる
6.職業を聞かれる
7.この国に来たのは初めてか聞かれる
8.指紋を取って、写真の撮影
何度も海外へ行っていて2番から7番まで全ての質問をされたようなことは一度もありませんが、だいたいの流れはこのような感じです。
1.パスポート提示
いくつかのブースに入国審査官が居るので順番が来たら前に進んでパスポートを渡します。
英語だとパスポートを渡す時に挨拶が必要かと思ってしまいますが、パスポートを私た時に入国審査官から話しかけられるようなことはなかなかありません。
「こんにちは。パスポートを見せて貰えますか?」
このような優しい問いかけは基本的にありません。
基本は笑顔も見せずにムスッとしているので、黙ってパスポートを差し出せば勝手に進みます。
しかし、印象は大事なのでこちらは「Hi!」くらいは言っておくと良いですね。
2.旅行の目的を聞かれる
「旅行の目的は何ですか?」
What’s the purpose of your visit?
「遊びで来ましたか?仕事で来ましたか?」
Are you here for business or pleasure?
「なぜあなたはここにいるの?」
Why are you here?
このような感じで聞かれるので、必ず簡潔に答えることが大事です。
Pleasure. 「遊びです。」
Sightseeing. 「観光です。」
Business. 「仕事です。」
To study. 「留学です。」
On vacation. 「休暇です。」
例えば本当に友達に会いに来たとしても、下記のように答えると面倒なことになる可能性があります。
「友達に会うために来ました」
I’m here to meet my friend.
こういう無駄な情報を与えると、大変めんどうなことになります。
どういった友達なのか?
そのままココで生活するつもりじゃないのか?
友達の住所や電話番号は?
このように無駄な質問をされることがあるので注意です。
友達に会うにしても、あくまでただの観光客ですので、無駄なことは答えないように要注意です。
例えば、留学で来たと答える場合は、そのまま学校の名前や住所を聞かれることもあるので準備しておくと良いですね。
3.滞在期間を聞かれる
「どれくらい滞在する予定ですか?」
How long will you be staying?
「どれくらい滞在する予定ですか?」
How long are you planning to stay?
「何日くらいこの国に滞在しますか?」
How many days are you staying in this country?
「いつ日本に帰りますか?」
When are you going back to Japan?
ここも無理に文章を作る必要はないので簡単に答えましょう。
For 10days.「10日です。」
For 1 week.「1週間です。」
For 1 month.「1ヶ月です。」
Next Monday. 「次の月曜日に帰ります。」
もし、しっかりとした英語で答えたいのであれば、聞かれた文章をそのまま返せばOKですが、英語が話せない人には難しいでしょう。
A: How long will you be staying?
B:I will be staying here for 10 days.
英語が話せない人がこんな話し方はしないので心配無いですけどね。
ただ、話せる人でもこのような回答はアウトです。
A:How long will you be staying?
B:Within 3 month. I haven’t decided it yet. I have a three month open ticket.
「3ヶ月以内です。まだ決めていません。3ヶ月のオープンチケットを持っています。」
4.滞在先を聞かれる
入国審査では滞在先を聞かれることもありますので、事前にホテルの予約表やホテル名、住所などしっかりと準備しておくと良いでしょう。
「どこに滞在しますか?」
Where are you staying?
どこに滞在しますか?
Where are you going to stay?
「宿泊先は予約していますか?」
Have you booked any accommodation?
このような質問に対してもできるだけ簡潔に答えましょう。
Where are you going to stay?「どこに滞在しますか?」
At a hotel. 「ホテルです。」
ホテルですというとこの様に返されることもあります。
「滞在先の住所は?」
What address will you be staying at?
ですので、ホテルの名前が分かっているなら最初から「At the ○○○ hotel」と答えましょう。
この際、友人の家に泊まるのでホテルの予約が無いにしても、泊まる予定のホテルということで本当にあるそれなりのホテル名にしておいた方が無難です。
先にも書いたように「友達の家」と伝えると無駄な質問が始まる可能性が高まりますね。
そして、一番ダメな返事はコレです。
「これからホテルを探します。」
I’m going to look for a hotel from now on.
この回答は入国審査が厳しい国だとアウトに近づくパターンの回答です。
宿泊先が無い場合は、十分に不審者扱いされる可能性があるので、入国審査が厳しいと分かっている国では必ず事前に宿泊先は抑えておきましょう。
5.帰りのチケットを持っているか聞かれる
「帰国便のチケットは持っていますか?」
Do you have a return ticket?
チケットと聞かれたら、持っているチケットを渡すのが一番早いので、入国審査に行く前にしっかりと用意しておきましょう。
もちろん、スマホにあるデータを見せるだけでもOKです。
「はい持ってます。どうぞ。」
Yes, I do. Here you are.
6.職業を聞かれる
「あなたの職業は何ですか?」
What’s your occupation?
What do you do?
※これは「何してるの?」という意味ではなく職業を聞いています。
「会社員です。」
I’m an office worker.
特に、職種まで答える必要は無いですが、答えたい時は下記のように答えましょう。
「私は○○○です。」
I’m an engineer.(技術者)
I’m a salesman.(営業)
I’m an accounting. (会計士)
I’m a student.
無職でも、無職とは言わずに前職を言うなど適当に言った方が良いですね。
1週間や2週間なら大丈夫ですが、数ヶ月など滞在が長いと、仕事を探しに来たのかと思われてしまいます。
どうしても嘘を付きたく無ければ「私は求職中です。」でも良いですが、ツアー客でなければ仕事を探しに来たんじゃないのかと入国拒否される可能性が高まるのは間違いありません。
「私は求職中です。」
I’m between jobs.
7.この国に来たのは初めてか聞かれる
「初めて来ましたか?」
Is this your first time?
「初めてです。」
This is my first time.
「ここに来たことがありますか?」
Have you ever been here?
「いいえ。初めてです。」
No, this is my first time.
8.指紋を取って、写真の撮影
最後に審査官がいるブースのガラス手前に設置してある、指紋採取用のスクリーンに指を置いて、小さいカメラに顔を向ければ終了です。
ここはだいたい前の人を見習っていれば簡単です。
審査官も目線やアゴで指示してくることが多いです笑
どうしても入国審査の英語に自信がない場合
上記のような英語を覚えておけばほぼ大丈夫ですが、いつもパターン通りに相手が話してくるとは限りません。
上のような質問も全てされるわけでなく、多くても2~3軽く質問されて終わりの場合がほとんどですので、むやみに心配する必要もありません。
それでも、どうしようもなければ早い内に「ごめんなさい。英語は上手に話せません。」と伝えてしまいましょう。
「ごめんなさい。英語は上手に話せません。」
I’m sorry. I can’t speak English well.
「すいません。私は英語が得意ではありません。」
I’m sorry. I’m not good at English.
などと、白旗を上げてしまえば良いですね。
審査官も素人ではないので、本当に話せないのか見れば分かりますからね。
入国審査で何も聞かれずに済む可能性が高くなる方法
いろんなフレーズをご紹介しましたが、正直に言って文字で書いてある文章は読めても、ペラペラっと話されると慌ててしまってさっぱり何を言っているのかわからないのが現実です。
旅行英語は、だいたい決まったことしか聞かれないし、話さないので旅行に行く前に1ヶ月程度でも良いのでオンライン英会話などをすることをお勧めします。
しかし、そんな時間はないし、英語なんて興味もないけど海外は行きたいという人向けの方法はコレです。
・簡単な旅行の行程
・宿泊するホテルの住所と電話番号や予約表
・帰国便の予約表や出国用のチケット
パスポートを渡してから、何か聞いている風な感じがしたら、これらも一緒に入国審査官に渡してしまいましょう。
1ヶ月などむやみに長過ぎる滞在でなかったり、怪しい風貌で無い限りはだいたいこの方法で大丈夫です。
アジアなどでは、日本人は素通りに近いくらい簡単に入れますが、先進国の場合は何かしら聞かれる場合があるので用意しておくと良いですね。
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