結論から言えば、平渓天燈祭を撮影するのに場所取りをすることはできますが、相当な苦行になりますね。
正直なところ苦行過ぎて私はやりたくありませんが、台湾のランタン飛ばしを撮影するのであればどうするかについてちょくちょく相談があるのでまとめてみました。
台湾のランタン飛ばしで場所取り
まず、平溪天燈節の会場は例年どおりであれば十份停車場になります。
普段は十份にある十份瀑布を訪れる観光客用の駐車場ですね。
上の画像を見るとそれなりの広さのように見えますが、台湾のランタン飛ばしの会場を初めて見ると相当狭いと感じると思います。
実際に測った訳ではありませんが、ランタンを飛ばすスペースは縦横30m程度でしょう。
その周囲に見学者用のスペースがありますが、それも舞台正面の場所で5mほどしか通路スペースがありません。
ランタン飛ばしの撮影スポットは3箇所
ランタン飛ばしの見学と撮影ができるスポットは画像の中にある①から③の3箇所です。
この写真を撮影した時間は午前10時30分頃ですが、画像で分かる通り、撮影する人は②のポイントばかりです。
②の場所は、小さなひな壇になっているところと塀の上に上がって場所取りをしていますね。
赤い旗から外側が見学者が入れる場所なので、②のスポットは早朝から場所取りをしているようです。
画像が暗くてわかりにくいですが、②の場所は夜には塀の上までギッシリと人が入っています。
①の場所は一般の見学者がギュウギュウ詰めになって並ぶ場所ですね。
ここなら14時から15時頃に行っても見学するスペースには入れる可能性が高いですが、赤い三角ロープの手前ではなく3列目から4列目になるでしょう。
距離的にはこの場所が一番ランタン飛ばしを近くから撮影できると思いますので、我慢できる人はもっと早い時間から待つのもアリですね。
また、この場所は15時頃までは座り込んで待っていられますが、ランタン飛ばしの3時間ほど前になると立つことを強制されるので最低でも3時間ほどは立ちっぱなしになります。
もちろん、①の位置は三脚も禁止なので、何かを置いて場所取りはできないために一度その場所を離れたら終わりです。
もし、私が撮影するために行くのであれば③の場所を狙います。
上の画像で言えば、①が赤い旗の外側にいる人達で、照明用の足場が組まれている周辺が③ですね。
最後方に他の人よりも高い位置で撮影している人達が分かると思いますが、この人達は③の場所にある柵に上がって撮影していますのでベストポジションではないかと思います。
柵に座ったり、もたれ掛かったりもできますね。
もちろん、ランタンを飛ばす場所からは10mほど離れているので下から見上げるような写真を撮影することはできません。
ただ、この場所は山と山の谷間で風向き的には②ではなく③の方向に風が吹く可能性が高いので、流れてきたランタンを撮影できる確率が高いと予想されます。
もちろん無風の場合は来ないので広角で寄れるレンズも欲しいですね。
ちなみに、③の場所であれば柵の向こう側は土手でその先に川があるので、男性であれば万が一の際も全員がランタンを見ている間に外向きにこっそりと・・・してはいけません。
ランタン飛ばし会場では場所取りできるの?
ランタン飛ばしの会場で場所取りをする方法としては2通り考えられます。
撮影だけを目的にするのであれば一番たくさん撮影出来る方法です。
お昼10時頃までに会場入りして②か③で、ダンボールや三脚などで場所取りをし十份散策をして、可能であれば14時、遅くても15時頃から現地で待ちます。
15時頃を過ぎると会場内は自由に動けるような余裕は無くなる可能性が高いですね。
もちろん、場所取りをしていても置いているモノが無くならないという補償はまったくありません。
自分が場所取りをする周辺の人に話しかけて、それとなく覚えてもらった方が良いかも知れませんね。
ランタン飛ばしで真下から見上げるように撮影するには自分も参加するしかありません。
周囲からの撮影と真下からの撮影とどちらもしたければ参加してしまいましょう。
まず、台北からであれば始発に近い電車を利用して、午前9時までに現地へ行き整理券の列に並びます。
早く行けばどの回に参加するかは余裕で選べますので、じっくりと撮影するためにランタン上げ7回目の整理券を貰いましょう。
8回目のランタン飛ばしは最初から整理券を貰えませんでしたのでゲスト用だと思います。
1回目~5回目くらいの整理券をGETしても、終わった後に撮影場所に戻るのは不可能ですし、何かを置いていたとしてもほぼ間違いなく排除されているでしょう。
整理券を貰ってから、そのまま会場へ行き②か③で場所取りをしましょう。
場所取りをしたら一旦離れてできれば14時頃には戻って場所を確保した方が良いですね。
時間的には、4回目のランタン上げが終わる頃には7回目の参加者の待機時間になるので待ち合わせ場所へ移動して7回目のランタン飛ばしに参加します。
この方法では実質ランタンを撮影できるのは7回です。
1.1回目から4回目(空が暗いのは3回目と4回目)
2.待機場所にいる間に遠くから撮影できる5回目
3.自分の回を待っている時に目の前で上がる6回目
4.自分がランタンを飛ばす7回目
7回目に飛ばした後は、最後の8回目を見るような余裕はなく、流れ作業で会場の外に出されてしまいます。
ちなみに待機場所からはこんな感じで結構遠いです。
遅い時間になれば人が減って撮影できるの?
ランタン飛ばしで終わりに近づけば人が減ってくると思うかも知れませんが、残念ながら人が減ることはありません。
むしろ、後になればなるほど人が増えてきますね。
下の画像で17時頃ですが、すでに会場には入れませんし、並んでいれば前が進んで中に入れるということもありません。
こうなってしまっては黒い幕が邪魔して上がっていくランタンも見えないので最悪の状態ですね。
できれば14時、遅くても15時には会場来ないと中に入って見学できる場所は確保できません。
もちろん、いつも同じ流れかどうかは知りませんのであくまで参考としてくださいね。
また、こちらの画像は6回目が上がっているタイミングの会場周辺の人混みです。
右側が帰る人の流れで、左側が会場に向かう人ですが、まったく見えない会場に大量の人が向かっているのが分かります。
始まってから会場近くに行っても会場に近づくことすらできずに無駄ですので、少し離れたところから見ている方が正解です。
私であれば長時間待つ修行はしたくないので、普通に6回目か7回目の整理券を貰って、2回の撮影チャンスに掛けますね。
参加するためのガイドはこちらでどうぞ。