先に結論から言ってしまえば、ビジネス英語を学びたいのであれば、まず間違いなくネイティブの先生から学んだ方が良いですね。
私も学校で働いている時に、面接やトレーニングなどでたくさんのフィリピン人講師を見てきましたが、ハッキリ言ってビジネス英語を教えられる先生は100人に5人もいません。
ここでは、ビジネス英語はネイティブから学んだ方が良い理由をチェックしてみましょう。
ビジネス英語はネイティブから学ぶ4つの理由
ビジネス英語をフィリピン人の先生ではなく、ネイティブから学んだ方が良い2つの理由があります。
他にも細々とした理由はありますが、この2つが大きな理由と言えますね。
1.フィリピン人の先生は本当のビジネス英語を知らない
オンライン英会話で先生をしているフィリピン人講師の90%以上はフィリピン流の社会しか知らないと言っても過言ではありません。
・お客さんをお客さんと思わない雑な態度
・暇ならスマホで遊んでいて良い
・仕事で一番優先すべきは自分の楽さでお客さんは別に来なくても良い
・言われたこと以外はしない
・お客さんに何か聞かれてもメンドクサイならできないと答える
これが一般的なフィリピン流の仕事で、これらは英語を教えている一流大学卒の先生レベルでも少しマシな程度で大差はありません。
また、フィリピン人の英会話の先生は「新卒または初めての仕事」「英会話スクールでしか働いたことがない」「元看護師」が大半ですので、フィリピン人講師の多くは社会経験は無いも同然です。
そのような環境の中でしか働いた社会経験の無い先生が、どうやってビジネス英語を教えるのかという話です。
もちろん、教材通りに進めれば英語の勉強は出来るかも知れませんが、教材は所詮教材ですし、実体験などからの応用が利かない先生よりも、色々と社会経験している可能性が高いネイティブから教えてもらう方が幅が広がります。
たまに日本で働いた経験がある講師もいますが社会で働いていた訳では無いですし、日本の給料の良さを知っているので、余計に給料以上の働きはしません。
2.フィリピン人の先生と話せてもネイティブとは話せない
とても良くある話ですが、フィリピン人の先生から教えて貰っていて、かなり話せるようになったと思ってネイティブと話してみると「聞き取れない」「通じない」なんて話は当たり前です。
フィリピン人の先生の英語力は非常に高いですが、基本はネイティブ英語ではなくフィリピン英語ですし、日本人にも分かりやすい簡単な英語と聞き取り易い英語しか話しません。
フィリピン人の先生は初心者から中級者レベルにはとても良いです。
いつでも笑顔で優しく、初心者でも我慢強く教えてくれる忍耐力など英語に慣れていない学習者には本当におすすめです。
フィリピン人の先生と授業をしていると、実際には片言レベルの英語でも天才的な相槌と予知能力で話題を盛り上げてくれるので、初心者でも英語を話しているような気分になって勘違いするほどですからね
しかし、ビジネス英語でネイティブとも問題の無い意思疎通が取れるようになりたいと考えている人は、すぐにフィリピン人の先生からネイティブから受講する方向に変えたほうが良いでしょう。
ネイティブとフィリピン人講師では話すスピードも全然違いますし、声の出し方やリダクションやリンキングなどでの音の変化だけでなく、日本人には良くあるネイティブと話すプレッシャーに慣れることも出来ますね。
3.フィリピン人は自然なスラングを使わない
フィリピン人から英語を学んでいると、とにかくスラングを自然に使うことがありません。
もちろん、先生と生徒という間ですし、あくまでビジネス英語なので酷いスラングを使わないのは当たり前なのですが「スラング=悪い言葉」ではありませんし、ネイティブは教科書にない新しい言葉も頻繁に使うので知らないと会話にならないことがあります。
基本的に日本人のような英語が母語ではない人がスラングを使うと無理している感が強いので無理してスラングを使わない方が良いですが、スラングを知っていて使わないのと知らないで使えないのとではまったく話が違いますね。
気持ち悪いので頑張ってスラングを使う必要は無いですが、スラングを学ぶのは悪いことではありませんので、ネイティブとの会話から色々盗むのがおすすめです。
4.フィリピン人からはネイティブの言い回しが学べない
フィリピン人の先生からは、ネイティブが日常的に使うような言い回しも学ぶことはできませんし、知らない間にフィリピンでしか使わないようなビジネス英語を学んでいる可能性も高いです。
例えば、私がフィリピンでの仕事上で非常に良く耳にした単語に「resign(辞職する)」があります。
フィリピンでは仕事を辞める時に「I’ll resign.(辞めます)」とかなりの確率で使うのですが「resign」は、一般的には政治家などが辞職する時に使われる単語ですので、一般人が使うような単語ではありません。
これを、仕事を辞める時のフォーマルな言い方と紹介しているフィリピンの語学学校のサイトなどもありますが、フィリピンの学校だから仕方ないですね。
これについてイギリス人講師と話していると「通常はquitやleaveを使うから変な感じだし、フィリピン人に通じない英語はたくさんある。」と話していましたので、英語の感覚が違うのは間違いないと言って良いでしょう。
もちろん、英語の使い方は国や地域で発展の仕方が違うので、何が良くて何が悪いという訳ではありませんが、スムーズにネイティブとやり取りができるビジネス英語を求めているのであれば、ネイティブから学ぶのが間違いありませんね。
まとめ
ここまでご紹介したように、ビジネス英語はネイティブから学ぶのが断然良いです。
しかし、オンライン英会話での英語の授業に慣れないうちは、変なプレッシャーもなく気軽に授業を受けられるフィリピン人の先生から授業を受けるのもおすすめです。
フィリピン人の先生ともスムーズに話せないのに、背伸びしてネイティブと練習しても料金が高いだけで効果は低いですしね。
レベルと用途に合わせて使い分けるのが大事ですが、ビジネス英語を学ぶレベルの人はネイティブから受講した方が間違いないですよ。
アメリカ、イギリスなどの英語圏のネイティブ講師数10,000人以上。
いつでもどこでも「本物」の英語が学べる。