セブ島に語学留学して、そのままセブ島で生活をしたいという人は毎年それなりの数の人がいますね。
セブで生活をしている人を見ると、ノーストレスで悠々と生活を楽しんでいるように見える体と思いますが、実際にはお金に余裕があって日本の経済圏で生きている人と、お金が無く生活レベルを下げて生きている人ではかなりの差がありますね。
そこで、お金が無い人のためにセブ島で1ヶ月5万円以下の生活が本当にできるのかどうかをチェックしてみましょう。
セブ島って月5万円以下で生活できるの?
セブ島でお金無しに新しい生活を始めるパターンは2つあります。
セブで無給のインターン生活に掛かる費用
無給インターンの場合は、ビザの延長費用などは自腹ですが、住居、食事、光熱費は学校が提供してくれるので贅沢しなければ最低限の必要経費だけで生活できます。
インターンと言っても、学校によって色んな職種があるので一概には言えませんが、フィリピン政府公式認定 語学学校NILSなどであれば、無給の代わりにプログラミングなどを身につける0円IT留学などもあるのでお金がない人には嬉しいですね。
ただ、インターン生活は法的な面からみると最大でも6ヶ月しかできませんので、まずセブ島での生活に慣れること、生活基盤を作るためのファーストステップとして考え無ければいけません。
こういったインターン生活であれば月5万円以下なんて余裕ですので、ここでは細かくは説明しません。
セブ島で月12万~15万程度の現地採用で働く
海外移住して生活するのに一般的なのが現地採用として、安い給料で仕事をすることでしょう。
セブの場合は、プログラミングなどIT系の職や日本の企業で駐在として働くのを除けば、だいたい給料は5万ペソ(12万)~6万(14万)ペソの間です。
現地採用では、インターンと違って住居、食費、光熱費などは自分で用意しないといけませんので、どれだけ生活費を安くするかに掛かってきます。
最低で月12万円だとすると最悪でも月10万円以内で生活しないと、手元に何も残らないどころか持ち出しで生活しなければいけませんからね。
セブ島で月5万円以下生活の内訳
現在、私は月5万円ほどの生活が出来ていますが、基本は引き篭もりなので特に節約で苦労しているという実感はありません。
実際の内訳はこちらです。
名目 | 費用 1ペソ=2.1円 |
家賃 38㎡ キッチン有り 冷蔵庫、エアコン付き | 11,000ペソ(23,300円) |
共益費 | 1,400ペソ(3,000円) |
電気代 | 1,200ペソ(2,550円) |
水道代 | 150ペソ(320円) |
食費(自炊分) | 5,000ペソ(10,620円) |
外食費 | 3,000ペソ(6,400円) |
カフェで作業 | 2,000ペソ(4,200円) |
飲料水(高めの水) | 1,000ペソ(2,100円) 通常150ペソあれば大丈夫 |
プロパンガス | 150ペソ(320円) |
インターネット・Wi-Fi | 800ペソ(1,700円) |
費用合計 | 24,700ペソ(51,870円) |
1ヶ月5万円以下ではありませんが、高めの飲料水、カフェ作業を止めれば50,000円以内になりますね。
ただし、これらとは別に毎月のVISA延長費用が掛かりますので、家賃が少し高めの私の生活では50,000円以内は無理ですね。
フィリピンは6ヶ月以上滞在すると出国時に面倒なことになるので、私は必ず6ヶ月以上は滞在しないようにしています。
外国人に必要な費用は6ヶ月の滞在として、約14,000ペソになりますので、平均すれば1ヶ月2,330ペソを加算しないといけませんね。
セブ島で月5万円以下の生活をする方法
セブで月5万円以下の生活をするために最大の壁は言うまでもなく家賃です。
一般的に日本人が安全で快適に暮らせるレベルの住居を借りようと思うと最低でも15,000ペソから18,000ペソくらいが必要になります。
このレベルの物件であれば、入居する段階で生活に必要な「ベッド」「冷蔵庫」「エアコン」「電気コンロ」などは用意されているので一から準備しなくて良いですね。
しかし、15,000ペソというと、円高でもすでに32,000円になってしまいます。
家賃だけで32,000円も使ってしまえば、共益費や光熱費を払うとすでに40,000円にはなりますので、月5万円以下で生活するのはかなり厳しくなりますね。
そこで、家賃を外国人の最低基準から、ローカル基準で少し贅沢な感じに切り替えることが重要です。
そうすれば、家賃は5,000ペソ(12,000円)程度からありますし、ぎりぎり貧乏ではないという尊厳は保たれますね。
ちなみに下記の画像は月5,000ペソのお部屋に住む女子の部屋です。
シャワー、トイレ、キッチンは共同になりますが、お部屋としてはかなり綺麗な方ですね。
日本人が運営しているシェアハウスであれば、このレベルのお部屋で月25,000円はしますが、フィリピン人とのシェアになれば半額程度になります。
物件は、オンラインで探せばそれなりの数が見つかりますので、物件探しはそれほど難しくありません。
画像:https://www.lamudi.com.ph/
https://5cebu.com/
フィリピン人とのシェアハウスはリスクが高い
1ヶ月5000ペソの部屋に住む彼女の場合は、留学していた時に知り合った友達のフィリピン人繋がりで借りる事ができているので安全度はマシだと言えます。
しかし、全く知らない場所で借りるリスクはかなり高いと考えた方が良いですね。
まず、いつ同居人が空き巣に変わるか分かりませんし、正直に言って鍵を持っているオーナーが泥棒に変わってしまう可能性も余裕であります。
そのため、盗まれても良いモノしか部屋に置くことができませんし、盗難対策は徹底してしないといけませんね。
月10,000円程度の部屋を借りる事はできますが、外国人がフィリピンで安全に生活できる最低限は月20,000円以上からになることだけは頭に置いておきましょう。
フィリピンの日常生活で食べる食事は1食100円から
セブで月5万以下の生活をしようと思えば家賃の次に大部分を占めるのが食費ですね。
私の場合は自炊と外食の半々にしていますが、一人暮らしですので作るよりも外で食べた方が安いことも事実です。
フィリピンでローカルの食事をする場合は3つのパターンがあります。
路上に出ている屋台で立ち食い 80円~
フィリピンのローカル食では一般的な食事スタイルですが、フライドチキンとご飯で100円もあれば十分ですね。
基本的に、健康、安全、衛生などは欠片もありませんので、私もネタで何度か食べた程度の経験しかありません。
ローカル向け食堂 120円~
フィリピンで人が集まる場所にはローカル向けの食堂がたくさんあります。
こういったお店は、たくさんのおかずのかから好きなものを選んで、ご飯やパンなどで食べるスタイルです。
おかずは一品20ペソ~40ペソ程度で、ご飯がお椀いっぱい程度で15ペソです。
男性がお腹いっぱい食べようと思う場合は70ペソ~80ペソは必要ですが、平均的には1食50ペソ(120円)程度あれば大丈夫ですね。
基本は味が濃いものを少しと大量のご飯を食べて安く済ませるのが、お金がないフィリピン人スタイルです。
ローカル向けのレストランやファーストフード 200円~
日本人が利用するのに最低限の衛生面が確保されているのがローカル向けのレストランです。
エアコンもありますし、最低限のトイレもありますね。
こういったレストランには1食60ペソ~120ペソ程度のいろんなローカルフードがあります。
量は多いとは言えませんが、女性なら十分の大きさですし、だいたいがドリンク付きのセットになっているのも助かります。
ファーストフードでも100ペソ以下のメニューはたくさんあるので、毎日ファーストフードという人も案外少なくありません。
下記はフィリピンのソウルフード「ジョリビー」にあるスパゲッティ&ハンバーグライス、ドリンク付きセットで99ペソですね。
見るからに激太りしそうなセットですが、外食で安く済まそうとすれば炭水化物、油ものが基本で、日本のように健康食は選ぶことはできません。
セブ島生活で1番お金が掛かるのは日本人との付き合い
セブ島で生活していて、毎回お金が掛かるのが日本人との付き合いです。
セブに住んでいる日本人には「日本の経済圏で生活している人」「引退して悠々自適な生活をしている人」「現地採用で節約生活している人」の3パターンがあります。
日本の経済圏で生活している人達は、ちょっと飲みに行こう、ご飯でも食べようという時にローカルの食堂なんかに行くことは絶対にありません。
日本人同士でおしゃれなレストランに行くと1食500ペソ~800ペソの出費になりますし、食事の後にカフェなどに移動するとそこでまた150ペソ~200ペソの出費になります。
日本人との付き合いは1回出ただけで1000ペソ(2,100円)ほどの出費となるので、週に1回でもかなりの負担ですね。
フィリピンで5万円以下生活のまとめ
フィリピンで5万円以下生活は十分に可能です。
しかし、生活コストを下げるほど物質的な安全と食の安全は比例して下がっていくと考える必要がありますね。
日本の様にどんなところに住んでも、身の安全は確保されている状態ではありません。
5万円生活をしていて、パソコンが盗まれた、お金が盗まれたというような被害にあってしまうと、結果として月10万円生活と変わらない出費になってしまう場合もあります。
月5万円など安い生活をするのであれば、まずは現地に留学して仮住まいしながら様子を見るのも良いですし、フィリピン人の友達を作って紹介してもらうなどリスクを下げるのも一つの手になりますね。