私は、主に東南アジア圏などの国を周りながら、フィリピンのセブ島に住み始めてすでに7年以上になります。
そんな私が日本に帰る度に感じることは、日本で生活する息苦しさですね。
海外に住んでいる方が楽で良いという人と話していると、結構同じ意見になりますので、ここでは日本が息苦しいなら海外に出たら解決するかも知れないお話を海外移住している私目線で書いています。
日本脱出・海外に出たら日本の息苦しさが無い
私はパニック障害があるので、閉塞感がある場所は発作を起こしてしまって無理なのですが、海外で人混みに紛れたり、飛行機に乗っていても案外大丈夫なんです。
しかし、日本で人混みに紛れたり、飛行機や電車で日本人しかいない乗り物に乗ったら何故か息苦しくなりますし、精神的にめちゃくちゃ疲れるんですよね。
日本に帰って、誰かに会うのに1時間も移動すればすでにグッタリして1日終わった感があるくらいです笑
例えば、日本で生活しているとこんなことは当たり前です。
●人に迷惑を掛けないようにしないといけない
●常に周囲の空気を読んで上手く立ち回らないといけない
●会社の為に1日の大半を割いて働くのは当たり前
●自分の仕事が滞っていれば残業も休日出勤も当たり前
●よほどの理由がない限りは働いていないと社会のゴミ扱い
完全にこうやって生きないといけないというように社会生活を送ってきているので、一般的な日本人は常に周囲の目を意識して生活しているのが常識になっています。
自分で自分のクビを締める日本の生活
礼儀正しく、人を待たせず、何をするにも最大限の効率を考えないといけないという日本人の美徳が誰も彼もがイライラするような空気を産んでいるような気がしますね。
さらに、日本ではこういう光景にもよく出会います。
●店員に対して異常に上から目線の客
●大衆レベルの飲食店やコンビニで無駄に接客やサービスを求める人
●詰めれば7人から8人は座れるのに隙間だらけの電車の椅子
●当たり前のように優先座席に座る元気そうな人
●店内でスタッフに怒鳴るマネージャー
●定速より少し速く車を走らせていても頻繁に煽られる
特に通勤や帰宅の電車内は殺伐とした空気があって、みんなが俺様ルールを持って牽制し合っているようななんとも言えない息苦しさを感じます。
日本で働いている外国人の友人達もとにかく電車がキツイと言っていますね。
「どうして電車で座席を詰めないの?」
「どうして電車で降りる人に気遣いしないの?」
「狭い車内で手やかばんが少し触れただけで不機嫌な顔を向けてくる」
海外では人の目を気にする必要なんてない
国にもよるかも知れませんが、少なくても東南アジアなどでは周囲の空気を読むなんてことはありませんし、誰も人がどうしているかなんてたいして気にしません。
少なくてもフィリピンはこんな感じです。
・妻に働いてもらって当たり前に何もしない男達
・昼間から道端にある椅子に座って話し込んでいる人達
・学校に行けずに朝でも夜でもウロウロと遊んでいる子ども
・深夜でも関係なく爆音でカラオケをするご近所さん
・大人でも平気ですぐにバレる小学生レベルのウソをつく
・嫌なことを我慢するくらいならすぐに仕事を辞める
・家族や恋人を過ごしたいのに希望して休めないなら仕事を辞める
・小汚い服とサンダルで腹を出しながら歩いているおじさん達
・月給25,000円なのに毎月全て使い切る人生計画の無さ
これだけ並べているとフィリピンってやっぱり猿の惑星だと思われてしまうかも知れませんが、こんなフィリピンだからこそ生活していて息苦しさなんて全く感じません。
この考え方が良いか悪いかは別として、フィリピンでは今が幸せでないのであれば将来の幸せなんて考えていられないというのが普通です。
これはフィリピンだけでなく、東南アジアの新興国であればたいてい同じような考え方ですね。
海外に出ると気楽に生きていける感がすごい
人にはそれぞれ色んな背景があるので一概「みんな日本の仕事を辞めて海外に出た方が良い!」なんてことは言いません。
しかし、海外生活は本当に気楽です。
日本であれば独身で月20万円の手取りがあっても仕事の為に都会に住んでいれば家賃で8万~10万は飛んでいきますし、節約しても日々の生活費だけでも月5万は消えますよね。
そこに人との付き合いなどを入れると少し飲みに行くだけで1回に3,000円~5,000円が消えていきます。
ちょっとカフェで小洒落た飲み物とデザートを頼んだだけで、1,800円とかあり得ないので本当に行きたくありませんね。
しかし、これが東南アジア生活になれば、月15万円程度の収入しか無くても、節約しなくても毎月5万円、節約すれば月8万円ほどの貯金をしながら、お金ではそれと言った苦労も無い生活を送ることも出来ます。
スマホでアプリを使って格安のタクシーを呼ぶことも出来ますし、たった100円程度の手数料で玄関までご飯を届けてくれるサービスも当たり前に使えます。
友達と会って、お腹いっぱい食べて飲んでも1人1,500円~2000円も出せばかなり贅沢ができますね。
会社を辞めても生きていく手段はいくらでもある
20代などの若い人であれば少し人より勉強するだけで人生楽勝過ぎるので言うまでもありませんが、30代や40代でも会社を辞めて生きていく手段はいくらでもありますね。
私自身も40代で海外で無職になりました。
しかし、ゼロから手探りで始めたブログや小さな事業を始めて1年で海外の現地採用で働いていた時よりも多い収入を得られるようになりました。
いくつかの特化ブログを持っていますが、今読まれているこのブログだけでも確実に月5万円ほどの収益が発生しています。
WEBライターにトライしてみた時は、2時間で3000文字ほど書いて3000円~5000円ほどになっていたこともあり、正直に言って集中すればこれだけでも生きていけるなと思いましたね。
とりあえず考えているなら海外にでましょう
人それぞれ条件が違うので一概に言えませんが、とりあえず今をなんとか変えたくて海外にでることを少しでも考えているならサッサと出ることを強くおすすめしますね。
もしかすると路頭に迷うかも知れませんし、身の振り方によってはどん底まで落ちてしまうかも知れません。
しかし、120%会社のために身を粉にして来た時間を全て自分のために使うだけで、自分の力で月20万や30万の収入を得ることはまったく難しいことではありません。
将来から不確定な要素を排除したいのであれば、3ヶ月から6ヶ月間プログラミングスクールを利用してスキルを身につければ、海外ノマドで複業してかなり余裕のある生活もできますね。
ぶっちゃけ、収入が月30万になれば東南アジアと言わず海外の好きな場所で生きる事ができますし、なんなら日本に戻って会社に束縛されない生活をするのも良いでしょう。
30代だから、40代だからと諦める必要はまったくありませんよ。