英語が聞き取れないからリスニング力を上げる勉強方法が知りたい
リスニング力を上げるのに何かコツはないの?
英語が話せなくても聞き取れれば英語に対する恐怖心はかなり和らぐので、リスニング力を上げるコツがあるなら知りたいですよね。
そこで、リスニング力を上げるためのコツや勉強方法などには重要なポイントがありますのでご紹介しましょう。
英語のリスニング力を上げるコツ
結論から言えば「リスニングのコツは文章の最初に集中する」ということです。
日本語は「主語・目的語・動詞」の順番に構成されるので、大事なことは後回しになります。
しかし、英語の場合は「主語・動詞・目的語」となるので、大事なことはほぼ冒頭に答えがあります。
例えば
He will leave for Paris next month.
(彼は来月パリにたつ。)
「He will leave」さえ聞き逃さなければ彼はどこかへ旅立つと予測できる。
I worked at an accounting firm for 10 years.
(会計事務所で10年働いていた。)
「I worked at」が聞ければ仕事をしていた話だと予測できる。
Where did you get my phone number?
(私の電話番号をどこで教わったのですか?)
「Where did you get」で場所と過去形が理解できればあとは簡単。
これらのように基本的な文章は必ず「主語」「動詞」から始まりますので、英語は冒頭さえ聞き逃さなければ、後はそれほど集中しなくても聞き取ることができます。
リスニング力を上げる勉強方法にはパターンプラクティスが効果的
もう一つ、リスニング力を上げる勉強方法はパターンプラクティスで学習することです。
パターンプラクティスはカランメソッドにも活用されていますが、要は文法のパターンに合わせて作られた構文を基本にして、少しづつ中身を変化させて練習する方法です。
例えば
I am going to Tokyo tomorrow.
I am going to see the doctor at 5pm.
We are going to buy a new laptop next Monday.
She is going to have a hair cut at her mother’s hair salon.
このように「主語+be動詞+going to」という構文の中身を変えながら繰り返し練習することで、チャンク(文章の塊)で英語を捉えることが出来るようになります。
文章を単語づつ捉えているとリスニングが大変ですが
「I am going to」「see the doctor」「at 5pm」
とチャンク毎に聞き取れるようになればリスニングはかなり楽になります。
また「主語+be動詞+going to」のパターンさえ理解していれば、日本語に訳すことなく瞬時に意味を理解することが出来るようになるので、リスニング力も上がります。
こういったパターンを瞬時に理解できないと、リスニングしながら頭の中で文章を日本語に訳して理解しようとしてしまうためにリスニングが追いつかなくなりますね。
リスニング力を上げる為にスピーキングの練習をする
カランメソッドのようなパターンプラクティスで反復練習をしていると、レッスン中に先生の声を聞くことに集中しないと授業が進まないので非常に効果的です。
「自分で出せない音は聞こえない」と言い切るつもりはありませんが、自分で発声できる音は聞き取りやすくなるのは確かです。
特にカランメソッドの場合は「コントラクション」を使うことをルールとしているので「英語の音の変化」にも慣れることができますね。
例えば「I have been to」を「アイハブビーントゥー」というような読み方で練習していては現実のスピードに追いつけません。
しかし、最初からしっかりと「I’ve been to=アイヴビントゥ/アイヴィントゥ」と練習しておけば、よりスムーズに聞き取ることができるようになるということです。
このように、カランメソッドやDMEメソッドなどで、初歩の初歩から練習していけば、チャンクで掴み取れるようになるリスニング力が上がるのでおすすめですね。
まとめ
まとめると初心者が英語のリスニング力を上げるコツは3つです。
●英語は最初に来る「主語」「動詞」の部分の聞き取りに集中する
●パターンプラクティスでチャンクで音を掴む練習をする
●スピーキング練習でコントラクションなど音の変化を練習する
あくまで初心者から中級者までの練習法ですが、日常英会話レベルまでであれば、この3つのポイントに集中するだけでリスニング力は格段に上がります。
さらに、ここに発音の練習を追加することで大幅にリスニング力が上がりますが、それはこちらの記事をご参考にどうぞ。