いろんな英会話学習法の宣伝を見ていると初心者でも「1ヶ月で英語が話せるようになる」「3ヶ月で英語が話せるようになる」などといった胡散臭い広告が溢れていますが、そんな学習期間で本当に話せるようになるのでしょうか?
もちろん答えは「NO!」です。
初心者が3ヶ月効率よく学習と練習をすれば、それなりの英語を話せるようになるのは事実ですが、そこに大事なのは学習期間ではなく学習時間です。
ここでは、初心者が3ヶ月の留学で英語が話せるようになるための学習時間についてまとめています。
初心者でも3ヶ月で英語が話せるようになる?
例え、1日1時間でも3ヶ月で初心者が本当に話せるようになる学習法があるのなら、軽く100万円以上の価値がありますね。
英語が話せるようになるには期間ではなく時間
当たり前のことですが、よく1ヶ月や3ヶ月という言い方をしますが、どれだけの時間を掛けて勉強して3ヶ月なのかで全然変わります。
1日10分の3ヶ月と1日8時間の3ヶ月では違うことは言うまでもありません。
少なくても私が知っている本当に英語が話せるようになった日本人で学習時間が1000時間程度の人には会ったことがありませんね。
コーチングのスクールなどでは1000時間あれば英語が話せるとしていますが、それがどのレベルで話せるのかと言えばかなり曖昧だとしか言えません。
英語学習を始めた段階のレベル差があるので一概には言えませんが、英語が話せる私の友人、知人は英会話のために3000時間は軽く学習していますし、それだけ学習したからといって英語の学習を止めている人もいません。
初心者が3ヶ月本気で学習して手に入る英語力
初心者の定義を中学文法がなんとなく分かるレベルで、フィリピン人の先生など綺麗な英語を話す非ネイティブの英語であればなんとなく単語が聞き取れる初心者とします。
出だしがこのレベルであれば3ヶ月で最低400時間、できれば500時間を確保すれば、効率良く学習することで非ネイティブとの英会話なら話せるようになります。
英語の初心者でも短文英語を駆使して外国人とコミュニケーションを取ったり、昨日は何をした、今日は何をするなど話せるレベルにはなるということです。
400時間で1日4.5時間×90日、500時間で1日5.5時間×90日です。
日本人の一般的な社会人生活をしているとかなり厳しいかも知れませんが、通勤通学時間などもうまく使えばなんとかひねり出せる時間ではないでしょうか?
本気で短期集中型で行えば3ヶ月でどうにかなりますので、新たな人生を切り開くという意味でも頑張ってみる価値はあると思います。
初心者が英語が話せるようになるまでに必要な学習時間
ここでの初心者のレベルは中学1年の文法を理解していない完全な英語力ゼロレベルとします。
LV1.海外一人旅をして困らないレベル 300時間
LV2.非ネイティブと簡単に意思疎通ができるレベル 500時間
LV3.非ネイティブ相手ならだいたい思ったように話せるレベル 1500時間
LV4.ネイティブ相手でもだいたい思ったように話せるレベル 3500時間
LV5.ネイティブ圏で営業職として仕事をしていても問題無いレベル 5000時間
正直な話、1年掛けて同じ500時間学習した英語力は、3ヶ月で500時間学習したのと同じレベルにはまったく辿りつけません。
しかも、1年計画などというものは、ほとんどの人が挫折して止めてしまいますし、実際にコツコツと1年頑張って身についた英語力にがっかりする人が大半です。
まとめ
英語が本当に話せるようになった人の多くは、短期間で一気に英語力を上げている人が圧倒的に多いです。
もちろん、コツコツと長年続けている人もいますが、そんな気の長い人は稀で長期戦は続かずに挫折している人ばかりです。
どれくらいの時間が掛かるにしても、いちばん最初にたどり着く300時間で簡単な英会話が話せるレベルまでは、短期集中で一気に学習してしまうことをおすすめします。