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海外から日本への送金にペイパルってどうなの?・比較にならない高さ

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海外から日本への送金にペイパルってどうなの?
アヤ

Paypal(ペイパル)の送金手数料が安いので、留学であまった資金をアメリカから日本に送金しようと思っているんですけど、他に良い方法はありますか?

ロク

他の方法というよりも、海外から日本に送金するなら、他のどの方法を使ってもだいたいペイパルより手数料が安いですよ。

ペイパルはこれまでebayなど海外とのやり取りにメールアドレスのみで送金できて簡単なために利用者が多く、さらに格安の手数料で個人間での送金が出来るようになったことで海外から日本への送金などに利用する人が増えています。

しかし、結論から言ってしまえばペイパル(Paypal)を使って海外から日本へ送金するのはまったく手数料が安くありませんので安易に飛びつかない方が良いですね。

ここでは、なぜ格安の手数料で利用できるはずのペイパルの手数料が高いのかについてチェックしてみましょう。

海外から日本への送金にペイパル

例えば、ペイパルを利用してアメリカから日本へ送金する場合に掛かる海外送金手数料は100万円まで1回当たり一律で4.99ドルです。

2019年8月2日時点で1ドル=108.245円なので、たった約540円で海外送金できるとすればかなり手数料が安いと言えるでしょう。

しかし、これが本当であれば絶賛しておすすめするところですが、そんな訳はありません。

なぜかと言えば海外送金には海外送金手数料の他に注意しないといけない「隠しコスト」と呼ばれるモノがあります。

アメリカのペイパル口座から日本のペイパル口座へ送金する場合、米ドルから日本円に両替する必要があります。

要は、その両替に掛かる為替手数料が「隠しコスト」と呼ばれて、海外送金では1番注意しないといけない存在になりますね。

 

 

ペイパルは隠しコストの為替手数料で儲けている

ペイパルを使って海外から日本へ送金した場合に必要な手数料は「海外送金手数料 4.99ドル」+「為替手数料 3.5%~4%」が必要になります。

要はアメリカから日本に1,000ドル送金したい場合こうなります。

※2019年8月2日時点でyahooレートが1ドル=108.245円
・送金額:1000ドル
・Paypalの為替レート :1ドル=104.488円(差額 3,757円)
・海外送金手数料:4.99ドル
■送金に必要な合計:1004.99ドル+約35ドル=1039.99ドル

上記の様に、海外送金手数料の約7倍の手数料が両替時に発生しているということになります。

送金額が大きくなっても為替手数料は変わりませんので、送金額が大きくなれば比例して手数料も高くなるという訳ですね。

ちなみにこれが、資金移動業者として世界に広がっているトランスファーワイズであればこうなります。

※2019年8月2日時点でyahooレートが1ドル=108.245円
・送金額:1000ドル
・トランスファーワイズの為替レート :1ドル=108.245円(為替手数料無し)
・海外送金手数料:14.73ドル
■送金に必要な合計:1014.73ドル
★ペイパルとの差額:-25.26ドル

同じ1000ドルを送金するのに、25.26ドル(約2,734円)の差が出るのはかなり大きいですね。

2019年8月2日現在では、アメリカから日本への送金ではトランスファーワイズが最安の手数料になります。

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ドル建てペイパル口座に送金しても為替手数料は必要

ペイパルの個人間送金が出来るようになったことで「隠しコスト」を知らない人の海外送金利用が増えるのは間違い無いと言えます。

さらに、ドルから円への両替手数料が必要なのであれば、ドル建て送金して、ドルで受け取れば良いと考える人もいると思います。

しかし、これはペイパルのサイト上にも記載されていますが、ペイパルのドル口座からドル建てでペイパル口座に送金しても、日本の銀行へ移動する際に同じ為替手数料が必要になるので、問題を先延ばしにしているだけです。

例えば、ひとまずドル建てで保管しておいてレートがよくなったら引き出すという考えの人もいますが、それもレートが良くなれば良いですが、悪くなれば大損しますので市場の状況に注意が必要ですね。

ロク

レートが良くなるのを待つのは円高の場合には良い手段ですが、円安の場合はレートが良くなるのを待つのは止めた方が懸命ですよ。

ペイパルで支払いをしても為替手数料が高い

海外オークションなど、海外のショッピングサイトへの支払いで良く利用されるペイパル(Paypal)ですが、その際にも日本円からドルへの為替手数料が掛かっています。

海外との取引きなので、3.5%~4%ほどの手数料は掛かって当たり前だろうと気にせずに利用している人も結構いますが、支払いに海外送金やクレジットカードが利用できるならペイパルを利用する必要は無いですね。

クレジットカードであればクレジットカード会社独自のレートになりますので、VISAやMasterを使っておけば為替手数料は1.63%で済みます。

海外送金可能であれば、トランスファーワイズを利用するのも良いですが、留学費用の振り込みなどであれば使えても、ショッピングサイトで海外送金を受け入れている業者は中々無いでしょうね。

ただし、クレジットカード利用でペイパルを通して支払いをした際は、支払った当日の為替レートではなく、3日~5日後のレートが適用されますので、為替に急激な変動があった場合は損することも得することもあります。

ペイパルの為替手数料は他社と比較にならない高さ

ペイパルは海外との金銭のやり取りに非常に便利なシステムではあるのですが、しっかりと手数料を把握して利用しないと気付かないうちに大損をしている場合があるので注意が必要です。

さらに、ペイパルを利用した場合、ペイパルアカウントの口座から銀行で引き出す際にも5万円以下の場合は250円の手数料が必要になるのも覚えておきましょう。

海外ショッピングサイトでの支払いであればまだよいですが、海外から日本への送金に使うのは本当に大損しますので力の限り避けることをおすすめしますね。

ちなみに、ペイパルでクレジットカード支払いを選択する場合は支払い画面内にある「通貨換算オプション」を「売り手の請求書に記載されている通過で支払いをする」ではなく「お手持ちのクレジットカードの為替事務手数料で取引をする」を選択すれば、手数料を大幅に安くすることができますよ。

海外から日本への海外送金の場合、トランスファーワイズが利用できるのであれば「トランスファーワイズ一択」と言って良いですので、チェックして見ると良いですよ。