
フィリピンの語学学校でインターンを使う側だった私の結論をお伝えします。
・本当に英語を伸ばしたいのであれば絶対やめたほうがいい。
・英語はおまけで海外生活体験がしたいならやった方がいい。
それでは、フィリピン留学の語学学校のインターンについてチェックしてみましょう。
無料で海外留学ができるインターンで英語力なんて伸びる訳ない

まず、無料でフィリピン留学する方法は以下の3パターンがあります。
・学校のインターンとして働く代わりに授業を受ける。
・0円留学でコールセンターで働く代わりに英語の授業を受ける。
・インフルエンサーとしてマーケティングに協力する代わりに授業を受ける。
今回、話を進めるのは1番の「学校のインターンとして働く代わりに授業を受ける」 というパターンです。
改めて言いますが、私はインターンで英語力が伸びたという人に会ったことがありません。
慣れない仕事に追われて授業なんてまともに出来なかった人がほとんどですし、任せられた仕事が気になって授業より優先せざるを得ないことも多々あります。
フィリピンではどの語学学校でも、常にスタッフは不足しているのでいつもどこかの学校がインターンスタッフの募集をしています。
一般のインターンスタッフの主な仕事は下記のような業務があります。
・留学生からの相談対応
・空港へのピックアップ
・イベントなどの企画や準備
・学校のブログや SNS の投稿
・メールなどの問い合わせ対応
大体1日4レッスンの授業を受ける代わりにこういった業務を行います。
一応、勤務時間とレッスン時間はきっちりと分けているようなことを募集内容には書いていたりしますが、実際に現地に行くとイレギュラー対応がかなり多いです。
・生徒がトラブルを起こすとその対応で授業が受けられない
・重い作業を頼まれて時間を取られてしまい授業が受けられない
このようなことがごく当たり前に起こります。
海外に留学してくる日本人留学生の多くは、日本のサービスを引きずってくるので非常に面倒くさい人も少なくありませんからね。
想像していたのと違う仕事や、わがままな日本人留学生達の対応している間に英語の勉強なんてする気はどんどん削がれてしまいますね。
また、反対に人によっては学校の仕事にやりがいを見出してしまって、英語よりも学校運営に注力してしまう人もいます。
もちろんそれが悪いとは言いませんが、学校の運営に注力しても英語力は伸びませんので、結果として何をしに行ったのかわからなくなりますね。
しかも、学生さんなら良いですが、一度でも日本の社会で働いていた経験がある人からするとフィリピンの語学学校で働いて学べることなんてありません。
インターンには先生が適当に教えるようになる

これもよく起こることですが、インターンになると先生ととても仲良くなることができます。
そうすると、先生たちはインターンスタッフはお客さんではないので、本気で授業をしなくなります。
こうなると授業のほとんどが無駄なフリートークになってしまったり、少し授業をするたびにくだらないバカ話になったりすることが当たり前になります。
さらに学校によっては、インターンスタッフには授業の練習をさせないといけない新人講師ばかり当てたりすることもあるので、まともな授業を受けられないこともあります。
インターンを考えているのであればしっかり普通の先生から授業が受けられるのか、授業の希望は聞いてもらえるのかなどはチェックしないといけません。
ただし、フィリピン留学には本当に無償でもいいから働きたいという人がたくさんいるのであまり色々言うとめんどくさいと思われて雇ってもらえない可能性も高いですけどね。
フィリピン留学のインターンは結構な確率で違法

個人的には大統領を始めフィリピンという存在が違法なようなものなので全く気にしませんが、フィリピン留学の語学学校で働いているインターンは結構な確率で違法な状態で働いています。
例えばフィリピンでインターンをするには SWP(特別就労許可)と言う3ヶ月間有効な労働許可を取らないといけません。
また、 SWP が延長できるのは最大6ヶ月までです。
6ヶ月以上働く場合は、AEP(外国人雇用許可)の取得が必要になります。
AEPは労働雇用省(Department of Labor and Employment:DOLE)から許可を得ないといけませんのでそれなりに手間がかかります。
よく学校は「 SSP (特別就学許可証)があれば生徒として滞在できる」と言って、インターン生負担で SSP だけ取得するのですが、 SSP だけではアウトです。
しかし、インターンスタッフをただの無料で働く便利な人と捉えている学校では、 SSP、 ビザの延長、 swp、 AEP など全ての申請費用をインターンスタッフに負担させているところもあります。
それでも、しっかりと労働許可を取ろうとしているだけまだマシな学校ですけどね。
ちなみに、違法でインターンをしていたとして摘発されると学校は罰金だけですが、インターン生は不法就労で強制帰国とブラックリスト入りで入国禁止ですよ。
フィリピンでインターンスタッフをして身につくスキルはない
0円留学でITのレッスンを受ける、というようなインターンスタッフならIT技術が身につくのでする価値は十分にあります。
しかし、一般の英語学校のインターンスタッフをしても身につくようなスキルはまともにありません。
生徒からの相談を受けたり、空港にピックアップに行って、何のスキルが身につくというのでしょうか。
ブログや SNS での発信力が身につくというようなことを言う人もいましたが、ブログなんて誰でもいつでもできるんですからわざわざインターンで留学しなくてもいいですよね。
ただし、英語力が身につきませんが、これから学校を立ち上げるような新設校やできて間もない学校であればかなり良い経験になりますね。
新設校などでは、毎日のようにフィリピン流のトラブルが発生しますし、間違ってきてしまった生徒からのフレームもかなり多いです。
それこそこれからどうやって集客するか、どうやって今いる生徒たちに満足してもらうかなどできることはたくさんありますね。
こういったある意味悲惨な経験は必ず人生の糧になるでしょう。
それでも英語力が身につきませんけどね。
まとめ
フィリピン留学の学校は本当に誇大広告と嘘にまみれています。
現地に来てみると聞いた話と全然違うなんてことは平常運転ですので、本気で注意した方がいいですね。
生徒としてのフィリピン留学は最高だったけど、スタッフになったら日本人オーナーも日本人の留学生もがバカばっかりに見えてしまったなんて人はたくさんいますよ。
ただ 、先にも書きましたが海外生活体験としての語学学校のインターンであればおすすめできます。
ゆくゆく海外移住を考えているのであれば、そういった生活を足がかりにして次のステップへ進むこともできるので無償でも働く価値は十分にありますので、興味があるならどんどん行動するといいですね。
海外移住に向けてセブで格安留学と0円留学
本気で英語だけを勉強したい人にはおすすめしませんが、アジア圏での移住を考えているのであればフィリピンのセブ島で0円留学をしてみるのも1つの手段です。
セブの語学学校NILSで提供されている0円留学は、授業料と滞在費が免除される代わりにニルス関連の職場で働くという海外インターンシップです。
海外生活体験、海外就業体験、英語学習またはIT技術を学べるという海外移住者には嬉しいサービスですね。
費用を抑えて海外移住をお試しする




![[speech_bubble type="drop" subtype="R1" icon="l-nomal.png" name="タマ"]フィリピンでインターンをしたいんですけど、ビザってどうなるんですか?[/speech_bubble] フィリピンでインターンをする場合は短くて3ヶ月、多いのは6ヶ月ほどになりますので、当然ビザは必要になりますね。 フィリピンでインターンというと多くの場合でどこかの語学学校になると思います。 しかし、私のフィリピン経験からすると、フィリピンでは結構な確率で不法就労でインターンを使っている学校があり、働いている本人も知らないことがあるのが現実です。 ここでは、フィリピンでインターンをする場合にビザはどうなるのかについてまとめています。 フィリピンでインターンのビザ フィリピンでインターンをする場合は必ず「特別就労許可(Special Work Permit:SWP)」が必要です。 SWPは3ヶ月有効な特別就労許可証で、最大6ヶ月まで延長することが可能です。 ですので、フィリピンでインターンが出来るのは通常3ヶ月で最高は6ヶ月ということになりますね。 もちろん、SWPはあくまで許可証ですので滞在に必要なビザ、外国人登録証の取得費用、特別就学許可証(SSP)は別途必要になります。 [speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="man-nomal.png" name="ロク "]違法でインターンを使っている会社には「SSPを取得して生徒という名目で滞在して下さい」というパターンが多いですが、SSPでは金銭のやり取りが無くてもインターン業務はできません。[/speech_bubble] ちなみに、SWPでインターンをしている外国人が6ヶ月以上働く場合は外国人雇用許可(Alien Employment Permit:AEP)が必要になります。 AEPは、正式な労働許可ですのでインターンではなく正社員としての雇用と扱われます。 もちろん、雇用に際しては労働雇用省(Department of Labor and Employment:DOLE)でのマネージャーとの面接もあります。 ちなみに、フィリピンの公的機関はとんでもなく仕事が遅いですので、申請から許可まで数ヶ月の時間が必要になります。 [speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="man-komaru.png" name="ロク "]私の場合はAEPの申請から発行まで11ヶ月掛かりました笑[/speech_bubble] インターンのビザ費用は会社が出してくれる? インターンのビザ費用を会社が出してくれるかどうかは、会社によるのですが一般的にはビザは自己負担、SWPは会社負担というパターンが多いです。 もちろん、ビザやSSPなどすべて負担してくれる会社もあるので、待遇はしっかりとチェックしておいた方が良いですね。 [box01 title="6ヶ月のインターンに掛かるビザなどの申請費用"] SSP:6,500ペソ(会社により多少変わる) ビザ延長費用合計:30,000円前後(外国人登録証含む) SWP取得費用:7,000ペソ(3ヶ月で3,500ペソ) [/box01] 何度でも言いますが、SWPを取得せずにインターンをさせている会社や6ヶ月以上働かせている会社もゴロゴロあるので注意しましょう。 [speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="man-point.png" name="ロク "]もちろん、よほど悪質でもない限り捕まるようなことは殆ど無いので自分自身が違法でも構わないのであれば気にする必要ありません。[/speech_bubble] インターンの待遇はどうなの? フィリピンのインターンの待遇はだいたいどこも似たようなものですが、先にも書いたようにビザが自己負担か会社負担かという違いくらいです。 [box01 title="一般的な会社側が提供してくれる待遇"] ・宿泊施設(だいたい複数人のドミトリー) ・学校なら平日に3食分の食事(会社系は無い) ・1日4レッスンの授業(グループクラスが入ることもある) ・洗濯や掃除 ・水道、電気代(電気代は高いので自己負担の場合が多い) [/box01] もちろん、学校で働く訳では無い場合は食事や掃除洗濯も無いですし、英語の授業もありません。 インターンの仕事内容は何がある? フィリピン留学の学校でのインターンとすれば下記のような業務になります。 ・学校業務(生徒対応、新入生オリエンテーション、データ入力など) ・週末に空港へのピックアップ(早朝から深夜まで続く) ・ブログやSNSの更新作業 ・調理スタッフの場合はフィリピン人への指導など ・アクティビティの立案、実行 ・その他、社員のお手伝い [speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="man-happy-2.png" name="ロク "]言ってしまえば、社員がやるのがめんどくさいことは何もかもすべてすることになりますよってことです笑[/speech_bubble] フィリピンでインターンをするなら0円留学 フィリピンでインターンをするなら0円留学を活用するのが一番確実ですね。 その中でもセブのNILSであれば「0円英語留学」「0円IT留学」があるので、英語だけでなくIT技術も身に付けることができます。 一般的には、インターンと言ってもフィリピンの場合はただの雑用係です。 どこかの語学学校で適当に雑用を押し付けられるだけで何のスキルも身に付かないインターンでは貴重な時間を無駄にするだけです。 しかも、学校のインターンは勤務時間が決まっているように見えて、現地では時間関係なく突発的な仕事がどんどん湧き出て来るので勉強している時間がなくなってしまします。 その点、0円留学は仕事時間と学習時間がきっちりと分かれて確保されているので、自分のペースを乱さずに済みますね。 https://5cebu.com/2019/04/04/cebu-no-money/](https://5cebu.com/wp-content/uploads/2020/01/640-400256-640x360.jpg)







