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悲報・日本脱出が成功するかどうかはお金次第・海外移住で困窮する人

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ロク

もういい加減に日本の生活に嫌気がさしたので日本脱出して海外移住する。

20代位の人であれば、キラキラした将来を見つめてキャリアアップで海外に出る人も多いですが、30代や40代になってくると「日本から逃げ出す」ことを目的に日本脱出をする人の方が多いですね。

私もそんな1人なので、ストレスだらけの日本から脱出して新しい生活を始めるのは賛成する方ですが、現実を見ずに海外に出て悲惨な目に遭った人もたくさん会いました。

そこで、日本脱出のメリットやデメリットを踏まえて、海外移住について参考になればとまとめてみました。

当たり前・日本脱出が成功するかどうかはお金次第

当たり前のことですが、結論から言って日本脱出が成功するかどうかは完全にお金次第です。

海外に出るタイミングで、移住先の国で3年~5年位は働かなくても、日本での生活と同じレベルの生活を維持できる程度の余力を持っていないと、高確率で困窮して悲惨な目に遭いますね。

マキ

海外移住して心温まる親切な人達に出会って、お金は無くても最高に幸せな生活をしています。

タマ

40歳でアーリーリタイアして、あとはこの国でのんびりとやりたいことをして生きて行きます。何かこの国の役に立つようなことを始めたいですね。

こんな話も聞きますが、「お金が無くても・・・」なんて人は、一般的な日本人が見たら「1日~2日体験なら良いけど一生は絶対無理」という生活をしています。

アーリーリタイアしてと言っている様な人は、少し余裕がある人ではなくしっかりと稼ぎきって生涯働かなくても良いお金を持っていたり、ノマド的な生活を維持できる収入がある人だけです。

ギリギリのお金を持って、英語もできない、スキルも無いけど行けばどうにかなるという人生も面白いですが、20代ならまだしも、30代はしっかりと考えないと悲惨です。

私は英語は困らない程度にできましたが、スキル無し、貯金無しの状態で37歳の時に移住したのでよく分かっていますし、フィリピンというお国柄、私より悲惨な人もたくさん見てきましたね。

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日本脱出に失敗した人の末路

日本を脱出してフィリピンに辿りついた退職したシニアが、フィリピンの若いお姉さんに入れあげて生涯を過ごすためのお金を全て騙し取られてしまったという話はゴロゴロとありますが、そういった被害に会っている人はシニアだけではありません。

20代~30代の男性でも本気で付き合っていたつもりが、その家族に身ぐるみ剥がされかけたなんてことは普通にあります。

20代後半から30代の女性が旅先で出会った貧困層のフィリピン人男性に入れ込んでしまって、妊娠して家族から親族まで面倒を見ないといけない状態になり、そこから逃げ出してシングルマザーになるケースもよく聞く話です。

私は最初の1年で妊娠してしまった2人の女性に会いましたが、お金も無いし、情けないし、恥ずかしくて、なんとか体裁つけないと日本には帰ることができないと嘆いていましたね。

仕事を辞めて体一つでチャレンジしにきた30代~40代の男性で仕事を見つけたのは良いものの、安い給料なのに日本と変わらない仕事という現実を見て数ヶ月で心が挫けて帰国した人もたくさん見てきました。

日本脱出してから分かった海外移住のデメリット

どこの国を選んで海外移住するか、どれくらいの資金を持って移住するかでまったく変わりますが、多分このブログを見ているということは、どちらかと言えば発展途上国や新興国と呼ばれる国を考えていると思います。

そこで、物価の安い発展途上国を選んで海外移住した場合の主なデメリットをチェックしてみましょう。

・何事も時間どおりに行かず、常に無駄な時間を消費されるストレス

まず、日常生活での移動で時間を読んで行動するということが非常に難しいですし、公共の乗り物もタイムスケジュールなんて無いも同然です。

人と待ち合わせをしても30分~1時間待たされることも当たり前ですし、レストランで注文したら提供されるのが30分後なんてことも普通です。

・日本の様に安くて健康にも良いモノが少ない

タイ、マレーシア、インドネシアなどは安くて食事が美味しいと人気がありますが、やはり衛生面には気を付けないといけませんし、毎日屋台ではさすがに飽きてしまいます。

また、食事という面で見るとフィリピンはかなりレベルが低く、同じ様な味の揚げ物や脂っこい料理ばかりの上に衛生面が非常に悪いので格安生活をするには寿命を縮める勇気も必要ですね。

・現地人が適当過ぎてイライラする

よく海外生活を始めた人が「お金が無くてもみんな笑顔で考えさせられる」というような話を聞きますが、一緒に生活をして働き始めたら一日の内に何度も殺意を覚えるのが現実です。

よっぽど楽天家の人か、付き合いが浅く表面しか見ていない人でないと「笑顔が最高」なんてことは考えもしないでしょうね。

・気軽に安心して行ける病院が無い

タイのバンコク、インドネシアのジャカルタ、フィリピンのマニラなど首都圏レベルであれば、日本人がそれなりに安心して行けるレベルの病院がありますが、それでも医療レベルは低いです。

少し首都圏から離れれば考えられないような衛生レベルの病院ばかりですし、日本のお医者さんや看護師の人から見れば研修医レベルや看護学校の生徒レベルの人が大量にいて「絶対こんなところで治療はされたくない」と言います。

私自身もフィリピンで2回入院しましたが、点滴の針を入れるだけで看護師3人が入れ替わり、手にアザが4箇所に出来てから最終的に医師が登場して針を刺して行くという痛い目に遭いました。

一般の病院で手術を受けたフィリピン人の盲腸の傷痕を見ると「切腹」したのかと思うくらいの酷い手術痕が残っていますし、医療費が払えずに手術を受けられず盲腸で亡くなったフィリピン人もゴロゴロいます。

他にも、治安の問題や物価の水準に比べて給料が安すぎるなど、たくさんありますが「おおらかな心を持って生活する」というよりも「思考停止させて諦める心」を持って生活しないと、半端じゃないストレスが溜まる毎日になりますね。

日本の役所は「たらい回しになるし、お役所仕事でダメだ」と言われることが多いですが、海外の役所仕事と比べれば「どれだけ時間が掛かっても答えに辿り着ける」日本の役所は素晴らしいとしか言いようがありません。

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本当に日本脱出して気付いたメリット

デメリットを書いているとどうしてこんな国に居るのかよく分からなくなってきますが、もちろん海外移住にもメリットはあります。

・人生に必要なモノだけを残す断捨離ができる

これは人それぞれですが、生きていく上で必要なこと不要なことに気付かされます。

私の場合は、モノが無くても生きていける安心感や本当に大切な人との付き合い方が大きく変わりました。

海外で移動すれば移動するほど持ち物が減り、今では7kgのバックパック一つさえあればどこの国でも生活できるようになりましたし、物質的なモノだけでなく、安定している生活を捨てれば捨てるほど今まで見えていなかったことが見えてくる感覚です。

捨てることを続けている内に、手持ちに何もない状態から何かを生み出す知恵とスキルが身に付いて今では、パソコン一つあれば生活するには困らない様になりました。

・仕事漬けの日々から開放される

海外移住して一番変わることは仕事以外の時間が圧倒的に増えることです。

私の場合は、給料が低くてもやりがいのある仕事だと思って、日本レベルで働いていましたが、好きでそうしていただけで「追い詰められてしなくてはいけない状態」になった訳ではありません。

マネージャーなどになると時間の拘束が長くなりますが、それでも日本に比べれば気持ち程度の残業レベルですね。

余暇が増えることで、趣味や副業など仕事以外にいろんなことにチャレンジできるようになります。

・海外で生活できるようになれば日本にこだわる必要が無くなる

日本に住んでいると、特に将来の金銭的な不安のために働かなくてはいけないと考えることが多くなります。

しかし、特に発展途上国や新興国で住めるようになると、日本がダメなら別の国で生活すれば良いだけと考えられるようになります。

例えば、今後20年~30年と経った時には年金制度が崩壊して、ホトンド貰えない可能性があるなどとも言われますが、新興国で生きていくだけなら5万~10万あればなんとかなると思えば心の余裕を持てます。

もちろん、家族持ちであったり、誰かをケアをするのに日本の環境が必要がある人には難しいですが、最終的に日本でどうしようもないなら物価の安い国に出てしまうという選択肢を持てるかどうかは大きな違いです。

・人目を気にせず昼間からフラフラしていても誰にも何も言われない

こういうとダメ人間みたいですが、海外では昼間からブラブラとしていても誰にも何も言われることはありません。

特に日本では、郊外や地方の街に住んでいると、昼間に家の近所をブラブラしているだけで目立ってしまうので「不審者」と思われたり、「あの人は毎日何をしているの?」などとご近所さんに言われてしまいますが、海外でも特に発展途上国では毎日何もしていない大人がゴロゴロいますので、人目を気にする必要はまったくありません。

基本的に海外移住して得られることの多くは「精神的」なことが多いですね。

まとめ・日本脱出前に仮住まいしてみよう

これらのメリットやデメリットを考えて海外移住をするかどうかはあなた次第ですが、とにかく海外移住するのであれば、最低でも金銭面については最大限考慮した方が良いでしょう。

海外で仕事ができなくてもお金を稼ぐことができる収入源があるか?

とにかく海外移住を目指すのであれば、その国で必要になる生活資金の不安を消してからでないと、早ければ半年から1年、なんとか耐えても3年以内に帰国する羽目になり、そのブランクのおかげで日本での再就職に困るのは目に見えていますね。

私もフリーランスになる前に生活できるかどうか、最低でも1つの街で2週間は滞在しながらアジア圏を見て周りましたが、今のところ高卒の私がフィリピンのセブ以外でなんらかの仕事を見つけて住めると思ったのはタイのチェンマイと台湾だけです。

どうするにしても、日本脱出して海外移住するのであれば、必ず行きたい国へ留学などをして仮の生活体験をしてから考えるのがベターですね。