カンボジアのシェムリアップで遺跡を見学するなら外せないのがベンメリア遺跡です。
アンコールワットは言うまでも無く有名ですが、個人的にはベンメリア遺跡もとても神秘的で絶対に行ったほうが良いとおすすめできる遺跡です。
シェムリアップからは離れた場所にありますが、遠すぎるということもありません。
ここでは、ベンメリア遺跡の入場料や行き方、一人旅で午後からでも観光できるのかなどをめとめています。
シェムリアップからベンメリア遺跡の行き方
カンボジアで会った多くの旅人が「アンコールワットも良いけどベンメリアの方が凄い」と言うくらいの秘境感がある遺跡です。
ぶっちゃけて言えば、アンコールワット遺跡へ行って、ベンメリアに行ってなければアンコールワットへ行ってないも同じとも思えるくらいのおすすめです。
ベンメリア遺跡へのトゥクトゥクの相場や所要時間
個人で旅行しているのであれば、ベンメリア遺跡へはゲストハウスやホテルで予約できる専属のトゥクトゥクをチャーターするのが1番簡単です。
ベンメリアへの往復料金はトゥクトゥクでは片道2時間程、往復で30ドルが相場です。
車なら4人乗りで1台70ドルから80ドルなので、まとまっていけるならお得ですね。
トゥクトゥクなら2人は行けるので誰か一緒に行く人が居れば半額で済むので同乗するのも有りです。
トゥクトゥクを利用する際は、写真の通り舗装されていない道を走り続けるので、必ずマスクや顔を覆うタオルなどは忘れないようにしましょう。
長時間未舗装の赤土の上を走るので砂埃が酷いです。
1台で走っている限りは良いけど、前に1台走っていたり、対向車が来ると最悪です。
道が酷い訳ではないですけど、ところどころで深いくぼみがあるのでお尻も痛いですしね。
ベンメリア観光の服装は?
ベンメリアは案外放置気味なのでアンコールワットほど厳しくありませんが、放置されていても現地では神聖な場所ですので、膝が完全に出ている短パンやキャミソールなどは止めておきましょう。
長めのハーフパンツの外国人はたくさんいましたが、ジーンズの人が多いかなと言った印象です。
また、ベンメリア遺跡は本当に崩れたままの状態なので、運動靴を履いていかないと大変です。
基本的には歩行者用の通路が設置されているのですが、崩れた遺跡の上も歩けたりしますし、知らない間に通路から外れていることも普通にあります。
ベンメリア遺跡の入場料
ベンメリア遺跡への入場はアンコールワットとは別で5ドル必要です。
「東のアンコールワット」と呼ばれて、まだまだ全貌が明らかになっていないそうです。
ヒンドゥー教の寺院なのですが、仏教が信仰されていた時代にこういった寺院は破壊されたそうです。
意図的に人に壊された部分と自然に破壊された部分とがあると近くのガイドが言ってました。
遺跡内には歩道が設置されていて監視員も居ますが、正直どこを歩いても余程危ない場所を歩かない限り何も言われませんので遺跡の上をお散歩できてしまいます。
行くまでのコストが割高なのが難点ですけど、個人的には行く価値は十分に有りです。
ちなみに、宿の人に聞いた所、ローカルが乗るミニバスで行けば片道約3ドルで行けるのですが、ミニバスの運転手には英語は通じないので簡単なクメール語が話せないと厳しいそうです。
トライしようかと思いましたが、帰りがどうなるか怪しいし、どうにかして帰れる距離でもないので、安全策で行きました。
営業のためそう言ったのかも知れませんけどね。
ベンメリアの営業時間は?午後からでも行ける?
ベンメリアの営業時間は午前6時から午後5時までなので午後からでも十分に行けます。
ですが、できれば午前中に行く方が良いですね。
なぜなら最近はかなり人気が出てきているそうで、お昼前後の時間になると大型バスに乗った大勢の観光客が来るようです。
敷地が広いアンコールワットなら良いですが、ベンメリアのようなあまり広くない場所に観光客が溢れると興が削がれますからね。
ベンメリアでの注意点・遺跡内にトイレがない
ベンメリアでは、遺跡内にはトイレが無いので、かならず入場チケットを買う場所にあるトイレに行っておきましょう。
入場チケットを購入してからベンメリア遺跡まで続く道は結構長いですので、トイレに行きたくなっても遺跡から戻ってトイレに行くのは大変です。
また、中に入って一人で歩いていると、子供が英語で話しかけてきていろいろ説明してくれます。
そのまま、勝手についてきてガイド料を要求してくるので、はっきりと要らないと伝えて無視した方が良いです。
しっかりと分かる程度の英語を話してくるので、勉強になったなと思ったらその子達の生活の為にも払って上げても良いですが、何人も取り囲まれるので危ないです。
ベンメリアは英語でなんて書くの?
ベンメリア遺跡は英語で書けば「Beng Mealea」です。
発音はほぼそのままカタカナでベンメリアと読めば通じますがどちらかというと「ベンメレェア」でレェアの方にアクセントを置く方が通じやすかったです。
ベンメリア遺跡はラピュタのモデルって本当?
ベンメリアはジブリでお馴染みのラピュタのモデルになったという噂がありますね。
結論から言えば、完全なデマです。
何故かと言えば、天空の城ラピュタが公開されたのは1986年ですが、ベンメリア遺跡が一般公開されたのは2001年になってからです。
1986年のカンボジアはまだ内戦が終わっていない時期ですので、モデルを見に行ける分けがありませんね。
しかも、大々的にベンメリアの存在を明らかにしたのは1990年に入ってからです。
という訳で、ベンメリアはラピュタのモデルではありませんので、適当なことを言うガイドには騙されないようにしましょう。
シェムリアップ一人旅で便利な宿
シェムリアップ一人旅で利用したグリーンパーク ヴィレッジゲストハウスがとても便利でした。
カンボジア人のオーナーと奥さんの日本人女性が一緒に経営しているゲストハウスです。
ファン付きで1泊9ドル、エアコン付きで14ドルで部屋も広い上になんとしっかりとお湯がはれるバスタブ付きなので、遺跡で歩き周った疲れを癒やしてくれます。
これならエアコン付きのバスタブ付きが一番おすすめですね。
暑い国でバスタブに入った後に部屋が暑いと嫌です。
立地的には観光客が集まるナイトマーケットやパブストリートからは少し距離があります。
しかし、片道はゲストハウスから無料のトゥクトゥクで送ってくれますし、無料のレンタサイクルもあります。
距離があると言ってものんびり歩いても30分程度なので余裕ですけどね。
しかも、連絡しておけば空港までのピックアップも無料ですし、旅のアレンジも全て相談に乗ってくれるので一人旅には大助かりですね。
観光客が集まる地域からは遠くても、周辺にはローカルのマーケットや屋台などがたくさんあるので、ある意味観光地よりも楽しめます。
ナイトマーケット付近の宿ならもっと高い料金でドミトリーだし、食事も無かったり、あってもショボかったりしますからね。
しかもこのゲストハウスの凄いところは1泊9ドルで元が取れているのかこちらが心配になるくらいの朝食。
メニューから選べるので沢山ありますが、おすすめは約30cmのサンドイッチとドリンク、さらにフルーツ盛りまで出てきます。
サンドイッチの他にもチャーハンやカレー、ヤキソバ風の麵モノまでありますね。