カンボジアのシェムリアップにあるアンコールワットと言えば一人旅を考える人であれば必ず行きたい場所の一つですね。
アンコールワット遺跡群だけでなく、とにかくアンコールワットに関わる遺跡は広範囲にあるので観光に必要な所要時間だけでも1泊、2泊ではまったく足りません。
ここでは、シェムリアップのアンコールワットを観光する所要時間や入場料金など基本的なことと、一人旅で1日の参考スケジュールなどをまとめています。
シェムリアップのアンコールワットへの行き方基本情報
まず、シェムリアップのアンコールワットへの基本的な情報をチェックしてみましょう。
カンボジアは日本人も入国にVISAが必要だったり、主要通貨がカンボジアの現地通貨ではなくドルだったりもしますので、簡単に覚えておきましょう。
カンボジアは日本人でも入国にVISAが必要
カンボジアはの入国はVISAがいるので取得する必要がありますが、3通りの方法があります。
これは、まず誰もしない方法なので無視して構いません。
アライバルビザが1番簡単といえば簡単ですが、必要なものがありますので忘れないようにしましょう。
・30ドル+証明写真が無ければ2ドル(写真があれば不要)
・残存期間が6ヶ月以上あるパスポート
・40ミリ×60ミリの背景無地の証明写真が1枚(35ミリ×45ミリでもOK)
※写真については不要だった人などもいますので担当者次第です。
アライバルビザの方が安いですし、現地でも簡単に取得できるのですが、出来れば不安解消のためにオンラインでe-VISAを申請して安心して行きたいという人もいるでしょう。
費用:30ドル+システム処理料 6ドル
e-Visaは下記のサイトで取得できます。
https://www.evisa.gov.kh/?lang=Jap
サイトは日本語でも登録できるので簡単です。
入国タイプ:シングルエントリー 1回のみ入国可
有効期限:発行日より3ヵ月
滞在可能期間: 30日間
発行までの所要日数: 3営業日
世界でも有数の便利な日本のパスポートでもVISAが無いのでちょっとお高いですね。
アンコールワットの観光業以外に大きな収入源が無いので安くする理由もないので仕方ないでしょう。
もちろん、どちらかと言えば到着時にアライバルビザを取得する方が簡単で安いのでオススメです。
混雑していると時間が掛かったりすることもありますが、空いていれば10分程で取得できます。
カンボジアの通貨はドルが便利
カンボジアのシェムリアップで利用されている通貨はドルか現地通貨のリエルです。
とにかく小額紙幣が必要なんで、1ドルや5ドルは多めに持っていく方が良いです。
ドルはもちろん日本で両替がお得ですが、空港なんかで両替すると損をするだけなんで現地でキャッシングするのが一番賢い選択です。
シェムリアップ・アンコールワット遺跡の入場料が高い?
料金が上がって高いと評判のアンコールワット遺跡の入場券は3種類あります。
1日券 | US $37.00 |
3日券 | US $62.00 |
7日券 | US $72.00 |
チケット売り場の営業時間は5:00AM から5:30PMです。
有名な観光地ですし、世界遺産だから仕方ないとは思いますが、1泊1,000円以内で朝食付きの宿に泊まれるカンボジアの物価を考えればものすごく高いですね。
それでも、インドネシアの遺跡やスリランカの遺跡関連に比べれば、規模が全く違うのでこの料金でも納得出来ます。
アンコールワットの見学は服装に注意
アンコールワットはあくまで神聖な場所でレジャーランドではありませんので、服装には注意が必要です。
特に女性の場合は丈が長くてもスカートだと入場を断られる可能性もありますので要注意です。
男女関わらず短パンも大きく膝が出ているような服装はダメな場所があります。
女性の場合は短パンにレギンスなどであれば大丈夫です。
キャミソールなど露出の高い服も避けた方が良いですね。
また、アンコールワット遺跡に入る階段などは本当に急なので、歩きやすい靴を着用していきましょう。
シェムリアップのアンコールワットの所要時間は?
メインになるアンコールワット遺跡群の所要時間は良く使われるルートで以下のようになります。
大回りで約6時間:プリア・カン⇒ニャック・ポアン⇒タ・ソム⇒プレ・ループ
小回りで約4時間:アンコールワット⇒プノンバケン⇒アンコールトム
周る場所は交渉すれば良いので、それほどルートは気にする必要はありません。
アンコールワットは大回りとか小回りとか気にしないで良い
アンコールワットの観光にはどこの宿でも大回り、小回りなどの観光ルートがありますが「ものすごく遺跡が好き!」という人でもなければ1日あれば十分な人が結構います。
私もそうでしたが、メジャーな所で言えば「アンコールワット」「アンコール・トム」「タ・プローム」の3箇所を巡ればお腹一杯になりますね。
また「ベン・メリア」や「プレアビヒア寺院」などはアンコールワットの入場券とは別料金になるので無理に3日券などを買う必要もありません。
アンコールワット周辺を1日で周り尽くすオススメコース
アンコールワット周辺で1日トゥクトゥクを貸し切るのであれば小回りで$15、大回りで$25が相場です。
日の出から夕日まで楽しもうと思えば丸一日掛かるので気分良く働いてもらうためにも$25で良いと思います。
1.アンコールワットで朝日を見る
2.早朝の人が少ない空気が静まったアンコールワット見るのはとても神秘的 120分
3.宿に戻って休憩
4.アンコール・トム、バイヨン寺院 120分
5.プリアカン 60分
6.バプーオン 30分
7.タ・プローム 60分
8.バンテアイ・クディ 60分※時間配分はかなりゆっくりとってあります
ドライバーは片言しか英語は話せませんが、コースは決まってるので大丈夫です。
ちなみに、基本的にはトゥクトゥクドライバーと何時に何処で待ち合せ、と言う感じで行く先々で時間を決めていました。
あくまで1日貸し切りなので自分のペースで周れば良いので、大回りや小回りルートは意識しなくて良いと思います。
トゥクトゥクドライバーは英語も大多数で通じないですし、交渉もなかなか難しいですが、みんな周辺の地図を持っているのでそれを指差してやり取りすればOKです。
水とか現地で売ってますが、遺跡周辺はかなり高いので忘れずに1L位は持って行きましょう。
ツアーコース考えたりめんどくさいという人はオプショナルツアーを利用しましょう。
アンコールワット観光のトゥクトゥクチャーターでチップは必要?
貸し切りでチップは必要とか必要じゃないとか色々意見あるみたいですけど、とりあえず1ドル~2ドル渡してあげれば良いでしょう。
個人的には色んな相場やカンボジア人の収入からすると1日貸し切りで$25+$2はあげすぎだと思いますが、よく頑張ってくれましたので良しとしました。
よくよく考えれば、ホテルが豪華朝食付きで8$なので、交渉次第でトゥクトゥクドライバーも良い稼ぎですが毎日確実に稼げる訳ではないですからね。
アンコールワットで日の出を楽しむ
5時にゲストハウスを出発。
まだ暗い内にアンコールワットに到着します。
朝日を見るのもかなりの人です。
天気は良かったんですが、太陽の位置だけ雲が多く、残念ながら朝日は見れませんでした。
アンコール・トムのバイヨン寺院
一辺が約3キロの環濠に囲まれた敷地の中にある遺跡、その中で一番有名なのが顔だらけの彫像がたくさんあるバイヨン寺院。
同じように見えて全て違う顔だそうですが、さすがに明らかに違いが無いと分かりません。
アンコール・トムのバプーオン
バプーオンは3層のピラミッド型の寺院で寺院へと続く道の周りが堀に囲まれているので優雅なイメージです。
また寺院を登る階段が急なので12歳以下の子供は登ることを禁止されています。
とか、言い出したらホトンドどの遺跡も急なんですけどね。
そして、訪れた人のブログを見ても案外少ないんですが、裏に周ると涅槃仏のレリーフが見れます。
よくみないとわからないので気付かないのか、あんまり良いと思わないのか分かりませんけどね。
タ・プローム
アンジェリーナ・ジョリー主演の映画「トゥームレイダー」のモデルとなったのがこのタ・プローム。
と言っても、それほど新しい映画でもないので知らない人も多いと思いますけどね。
この木の根が一番迫力があって撮影の順番待ちがありました。
めんどうになったので適当に撮っておきました笑
バンテアイ・クディ
正直な話し、もうこの辺をみているころには見すぎて疲れてしまいました。
どれもとても良いのですが、一生分の遺跡を見たくらいの気分でしたね。
ここはゆっくりと見るなら1時間は欲しい所です。
シェムリアップで一人旅・まとめ
アンコールワットはホントに規模が凄いですし、最初は「37ドルは高い」とか思っていましたが、この大きさなら納得です。
遺跡好きなら2~3日程度じゃ全然足りないでしょうね。
カンボジアは宿も安いですし、最低でも3泊4日は欲しいところです。
また、一人旅であれば現地で一人旅仲間を見つけて、トゥクトゥクなどの移動費を割り勘にして安くしている人もたくさんいますね。