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フィリピン人のTOEICスコア・英語力=TOEICではない証拠

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フィリピン人のTOEICスコア・英語力=TOEICではない証拠

 

タマ

フィリピン人の先生って、英語ペラペラなんだからやっぱりTOEICのスコアも高そうですよね。

マキ

やっぱりどうせ教えてもらうならTOEICのスコアが高い先生がいいわよね。

 

フィリピンの語学学校で数百人の面接を行った私の経験から、フィリピン人の先生のTOEICスコアについて、現実のお話しましょう。

・フィリピン人のTOEICスコアは新人の方が良い確率が高い

・TOEICスコアは英会話力には関係ない

 

フィリピン人のTOEICスコア

 

まず、フィリピンで数百人の先生を面接した際に、100人のスコアを計算したことがあるのでそのTOEICの平均点の結果がこちらです。

 

フィリピン留学で先生希望の人のTOEIC平均約730点。

 

ちなみに、日本での2019年3月のTOEIC平均スコア(受験者数142,105人)はこちらです。

リスニング
セクション
(Listening)
リーディング
セクション
(Reading)
トータル
(Total)
最高スコア
(Maximum Score)
495495990
最低スコア
(Minimum Score)
5510
平均スコア
(Mean Score)
319.7259.6579.2

参照:IIBC

 

全受験者の平均が579.2点で、フィリピン人で先生希望で応募してきた100人の平均が約730点です。

単純にTOEICのスコアだけを見ればやはりフィリピン人は高いと言えます。

しかし、これが英語を教える先生レベルだとしたら「相当低いんじゃないの?」と思いますよね。

私も、面接をしていてびっくりしたことは何度もあります。

 

ロク

ただ、現実的な話として、どこかの学校で5年教えていたという先生でも800点を越える人は多くありません。

 

「当行ではTOEIC900点以上しか採用していません」

このような学校で働いていたトレーナークラスの先生のスコアが810点だったという笑えない話はフィリピンでは極普通のことです。

 

さらに言えば、経験の長い講師の方が点数が低く、21歳など新卒で先生経験の無い人の方がTOEICのスコアは高い場合が多かったですね。

これは単純に現役の方が基礎的なテスト向けの内容を良く覚えているからでしょう。

講師歴が長ければ長いほどテスト向けの学習はしなくなるというのが原因の一つだと思います。

 

ロク

例えば、日本人でも経験で仕事のテクニックは身についていても、小学生の入試問題がさっぱり分からないということと似ていると思います。

 

ただ、TOEICのスコアが900を越えているから良い先生なのではありません。

素地がある方が、あくまで良い先生になれる資質の1つがあるだけです。

 

もちろん、フィリピン人の先生でも意識が高い真面目な先生は常に勉強しています。

 

ロク

TOEICはいつでも900以上でIELTSもオール8以上などの先生もいますが、私の経験で言えばフィリピン留学全体の5%もいないでしょうね。

 

フィリピン人はTOEICと英会話力は直結しない証明

 

ロク

日本人はTOEIC900点でも英語が話せない人がたくさんいるのは周知の事実ですよね。

 

それに対して、フィリピン人の先生はTOEIC600点台でも非ネイティブレベルではかなりのレベルで英語がペラペラです。

これは日常英会話はTOEICのスコアは関係ないという確実な証明になると言って良いでしょう。

 

もちろん、文法間違いなどを指摘してしまえば「??」と思うことはあります。

ただ、文法なんてネイティブでも間違えます。

相当レベルの低い先生でもネイティブ相手に普通に伝わるのでまったく問題無いレベルです。

 

フィリピン人講師のTOEICスコアは平均すると確かに高いとは言えません。

しかし、非ネイティブがなんのTOEIC対策をせずにTOEICのスコアが取れる限度が700点位ですので、ギリギリ以上までスコアを取っているとも言えます。

日本人はフィリピン人の先生のスコアが低い低いとバカにする人が多いです。

しかし、授業の空き時間などに1ヶ月もTOEIC対策してもらえば、どの先生でも確実に200点程度は上げてきますよ。

 

フィリピン留学するなら専門校がおすすめ

 

ただし、英会話力にTOEICが関係ないと言っても、教えてもらうという立場からすればレベルが高い先生の方が良いに決まっています。

日本語が話せるから日本語が教えられるという話ではないのと同じで、英語がペラペラだから教えられる訳ではありませんしね。

 

そして、留学で学校を選ぶ際の注意点は・・・

フィリピンだけでなく英語の留学で学校を選ぶ際は「専門校」を選ぶことです。

 

例えば「美味しいハンバーガーが食べたい」と思った時に「レストランのハンバーガー」を選ぶ人はなかなかいないでしょう。

普通は、最低限でもマクドナルドやモスバーガーなどに行きますし、舌の肥えた人であれば人気のハンバーガーショップに行くのが当たり前です。

 

留学もそれと同じで、自分の目的に沿ってより専門性の高い学校を選んだ方が良いに決まっています。

 

フィリピン留学には1つの学校の中にたくさんのコースがあります。

・日常英会話コース

・TOEICコース

・IELTSコース

・医療英語コース

・シニア留学コース

・親子留学コース

・ビジネス英語コース

などなど最近のフィリピンには何でもあります。

 

しかし、言い換えれば一つの学校にいろんなコースがあるけど1つ1つの質が高くない学校ばかりです。

 

要は、こういったコースが全て揃っている学校よりも「○○に強い」と明確に提示している学校を選ぶのが一番ですね。

専門性が高い方が、教えるカリキュラムが絞られている方が先生の専門性も確実に高まります。

 

ただ「スピーキングに強い」なんていうのはどこの学校にも書いています。

その場合は明確にどういった授業を提供しているのか「説明」と「動画」の両方を掲載している学校を選びましょう。

 

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