これはオンライン英会話などでフリートークをしているような人でも同じですね。
話している相手が自分のレベルに合わせてコミュニケーションをしようとしてくれる先生などが相手なら会話が続きますが、一歩外に出て外国人を相手にすると「話題がない」という状況になってしまうことは非常によくあります。
・初対面の外国人を相手にした時に使える話のネタ
・話を続けるためのスモールトーク
英語で話のネタが無くて困る
日本人の英語学習者は、自分の英語の練習になるから外国人と話したいと考えて外国人と話します。
しかし、英会話の先生が相手であれば良くても、一般の外国人はあなたの練習相手ではありませんし、彼らはそんな為にあなたと会話をするのではありません。
あなたとなんらかのコミュニケーションを取ってみたいと思うから、まず会話を楽しもうとするのです。
例えば、あなたが「非常に容姿に優れている人」や「見るからにお金持ち」であれば、男女関わらず下心で寄ってくる場合もありますが、一般人はお互いに興味を持ち合えるような努力をしなければいけませんね。
外国人の友達を作りたいのであれば、そんな時のために普段から会話のネタを準備をして、話せるようになっておくことは非常に大事です。
相手の関心を引けなければ友達になることもできませんし、自分自身もいくら外国人だからと話していて面白くない人と会話を続けたく無いですよね。
外国人と初対面でしてはいけない話題
外国人と言っても、国籍によって様々な違いがありますし「初対面で聞くことでは無いだろう」という質問もあります。
中でも、ニュースでちょっと聞きかじったような政治や宗教の話は絶対止めた方が良いですね。
日本人と違って、外国人は政治や宗教にとても繊細なので、コミュニケーションどころか喧嘩に発展する可能性があります。
また、日本人はそういった英語のマナーをよく分かっていないので最初からプライベートでディープな質問をする人もかなり多いです。
この質問も初対面ではアウトですね。
普通にこの後を期待して性的な意味で聞いてきていると思われてしまいます。
もちろん「Are you single?」などもアウトです。
しっかりと、時間を掛けて話し込んで、かなり打ち解けてからならギリギリ良いですけどね。
逆に相手が聞いてくるということは、そういったことを期待していると思っても良いですよ。
これは、日本人の留学生がフィリピンの先生によく聞く質問で、日本で働いている東南アジア系の出稼ぎ労働者にこれを聞く人も多いです。
気になるのは分かりますが、完全にアウトです。
日本人の自分の友だちにでも「給料いくらなの?」なんて中々聞くことじゃないですよね。
他にも、容姿や体型に関わる話題もアウトですね。
例え「背が高くて、細いしとてもかっこいいね!」というような褒め言葉のつもりでもセクハラになる可能性もありますし、本人は自分の嫌いな点だと気にしていることかも知れません。
ただ、相手の服や持ち物などを褒めるのはOKですし、親子連れの場合に子供を可愛いと言ったり、子供の年齢を聞くのは世界共通で大丈夫です。
もちろん、赤ちゃんでも安易に触ろうとしてはいけませんし、頭を撫でるなどはダメですけどね。
初対面で使える話しやすい話題と例文
初対面での会話は難しいように感じて、実はとても簡単です。
何故なら、初対面で話す話題のパターンというのは聞くことも聞かれることも大体決まっているので、予め練習しておけば良いからです。
一番簡単で使いやすい天候の話題
日本人が海外にいると、外国人がスモールトークでかなり頻繁に使うのが天気の話です。
天候の話題は鉄板ですので、使いやすいですし、そうやって話しかけられることも多いのでしっかりとパターンを作っておくと良いですね。
すごく天気が良いよね。
そうだね。
どこから来たんですか?
カナダから来たよ。
あなたの国の天気はどんな感じですか?
今、冬だね。
このような流れも持っていきやすいでしょう。
出身地はどこか聞く
すでに、先の例文で使いましたが「Where are you from?」もその後の会話の流れを作りやすくて良いですね。
どちらから来たのですか?
ニュージーランドから来ました。
あ!私は学生の時にあなたの国へ行ったことがあります。豊かな自然に囲まれてすごく良かったです。
行ったことが無ければ、
良いですね!私はそこへ行ったことがありません。
日本に来た理由を聞く
先の流れのように行ったことがある国の人というパターンは中々無いですが、無かったとしても次のように話したりできますね。
日本は初めてですか?
はい、初めてです。
どうして日本に来たんですか?
仕事で来ました。
TVの人気番組で「Whay did you come to Japan?」があるので使っても大丈夫と思われていますが、この質問はとても突き放した聞き方なのでNGです。
例えば、あなたが友達に「パーティがあるから一緒に行こうよ」と誘われて行ったのに、現地で「あなたなんで来たの?」と聞かれるのと同じ様なニュアンスです。
仕事について尋ねる
案外外国人が聞いてくる質問が仕事や身の回りの話についてですね。
何の仕事をしていますか?
エンジニアをしています。
ただし、ここでもざっくりと職種を尋ねるのは良いですが、相手が言わない限り会社名や細かい仕事の内容まで尋ねるのはプリベートな話になるので止めておきましょう。
趣味や興味があることを尋ねる
私達は趣味というと「My hobby is・・・」というと習いましたよね。
しかし、外国人にとってHobbyは専門的な知識を必要とするような創造性のあるようなことを指しますので軽いトークでは使いません。
日本語の「趣味はなんですか?」どちらかと言えば「暇な時は何して楽しんでますか?」というようなニュアンスになりますね。
何か楽しみはありますか?
日本のアニメを見るのが好きです。
よく、日本人は何も趣味がない、特に何もしていない時に「I just work all day.」というような答えをしますが、この時点でつまらない人認定されてしまいますので、気を付けた方が良いですね。
例え、毎日仕事が本当だったとしても休みもあるでしょうし、通勤の暇つぶしにしているようなことでも良いのでポジティブに話すようにしましょう。
そんなに無いけど、スマホでゲームをしてます。
スモールトークから日常会話にするために
ここまで御紹介した英語は全てスモールトークなので、2つ、3つの質問をしても会話はすぐに終わってしまいます。
この段階で、相手がおしゃべりであれば会話が盛り上がりますが、あなたが話しかけてリードしないといけないのであれば、そこから会話を盛り上げるテクニックが必要ですね。
ご飯を食べるような場所で出会ったのであれば「日本食の何が好き?嫌い?」「コレは食べた?」「このお店は行った?」「あなたの国で絶対食べた方が良いものは何?」など色々と話をふくらませることができますね。
英語で初対面の人と話すための一番大事なポイントは「詮索しすぎない質問力」です。
相手の流れに任せるのではなく、自分から質問を続けることで会話を自分が意図する方向へ誘導できますし「こんな風に答えるんだ」という勉強にもなりますね。
とにかく、スモールトークや話のネタはいろんなシチュエーションをイメージしながら普段から作っておいて損は無いですよ。