ワーホリで失敗 PR

ワーホリで英語力なしの人にローカルの仕事はない・残念な現実

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マキ

ワーホリに行ったら、英語の勉強しながらバリスタの資格とって、ローカルのオシャレなカフェで働きたい。

タマ

私は、ジャパレスとかファームは嫌だから何でも良いからローカルで働きたいですね。

ワーホリに行く前の人はみんなキラキラしてていいですよね。

私のところへ相談へ来た人達の中にも2カ国語留学を希望している人がたくさんいましたが、すでにワーホリができない年齢の私は話を聞く度にいつも羨ましく思いました。

しかし、それと同時にワーホリで現実を知ってキラキラ生活を諦めた人や、ワーホリを中断して帰国することになった人も当たり前に会ってきました。

ここでは、私が過去に行ったカウンセリングの経験を元に、ワーホリの残念な現実についてまとめてみました。

ワーホリで英語力なしの人にローカルの仕事はない

まず、最初にどうしようもない現実として「英語力が無い人」はワーホリしても、ローカルのお店などで働けるような仕事は無いということです。

良くフィリピン留学をして基礎を身に着けて行けば、良い仕事を見つけられるチャンスがあるというような話がありますが、その基礎レベルというのは「なんとか意思疎通出来るレベル」ではなく「基礎を使った英語は普通に話すことができるレベル」のことを指します。

例えば、初心者がフィリピン留学を12週間すればTOEICであれば600点が取れる初中級レベルの英語力は身につきますが、TOEIC600点レベルはネイティブから見れば意思疎通ができる幼稚園児以下の英語でしかありません。

もちろん、幼稚園児以下と言っても人生経験と知恵があるのでコミュニケーションには困りませんけどね。

ただ、それくらいの英語力で海外へ出てネイティブのローカルに囲まれて仕事は無理ですし、幼稚園児レベルでしか話せない外国人を雇う訳がありません。

生活のためにジャパレスで働くしか無くなる

勇気を出して、ローカルのお店に履歴書を配って周ってもどこも雇ってくれないので、家賃や生活費のために何でも出来る仕事をしなくてはしょうがなくなりますね。

そうすると、どうしてもジャパレスやオフィスクリーナーという仕事しかできなくなります。

オフィスクリーナーであれば、ジャパレスに比べれば時給が良いのでなんとかなりますが、英語が話せない日本人を雇ってくれるようなレストランは、足元を見てくるので最低賃金以下で給料は手渡しなどになりますね。

さらにジャパレスというだけあって働いている人は日本人ばかりなので、海外まで出て日本人にどっぷりと浸かる生活になることは間違い無いでしょう。

ジャパレスでも少し英語ができればホールに出してもらうことが出来るので、外国人と英語を使うことになりますが、基本的にジャパレスのフロアで身に着ける英語は決まったフレーズ英語なので、日常生活で英語力の向上に繋がることが無いのが事実です。

英語ができないので情けなくて帰れない人続出

仕事はジャパレス、英語力は伸びない、一緒にいるのは日本人ばかりとなっても、1年~2年はワーホリで海外に出ると日本を出てきた手前、帰国した方が良い状態にも関わらず帰国に踏み切れない人も少なくありません。

せめて帰国までに英語をなんとかしようと思っても、時給の安い日々の生活に追われて余裕が無くなってしまう人の方が断然多いですね。

また、完全に英語やローカルでの仕事を諦めてしまって、日本人やアジア人のグループで楽しむことに浸かってしまう人もいますし、オーストラリアとかではファームで働きながら旅をすることを楽しむようになる人もいます。

オーストラリアのワーホリあるある

それでは、特にオーストラリアでのワーホリで日本人によくある話をご紹介しましょう。

・1年も2年もワーホリしてるのに英語が話せないのが恥ずかしくて帰国できない

・ローカルで働けない日本人がジャパレスに集合

・英語が出来ないので日本人が住んでいるアパートで生活

・ローカルで働きたくて数十件レジュメ配りをしたけどダメで絶望した

・生活費を稼ぐことに必死になって、日本の生活となんら変わらない

・日本語ばかりでダメと思うストレスがあるのに、英語ばかりになると話せなくて余計にストレス

・現地に慣れると、英語なんて片言で生活できるので何も困らないことに困る

・日本人も他のアジア人も母国語ばかりで、みんな思った以上に英語を話さない

・外国人との出会いを楽しみに行ったのに、欧州の生徒はレベルが高いので、中上級レベル以上で学校に入らないとアジア人としか出会わない

・帰国が近づいてきたのでとりあえずTOEICの点数だけ取って体裁を保ちたい

だいたい、代表的なあるあるですが、ワーホリ経験者であれば他にもたくさん思いつくかも知れませんね。

ワーホリは英語が話せるようになってから行く

単純なことですが、本当の意味でワーホリを充実させたいのであれば、中途半端なレベルではなく「相手に理解を強制させることなく英語で言いたいことが言える状態」になってから行くことです。

では、その基準がどれくらいかと言えば、英検であれば準1級以上、IELTSであれば6.5以上、TOEFL iBTなら75以上など、スピーキングとライティングを含めた本当に使えるバランスの良い英語力が必要です。

良くIELTSの6.5はTOEICの740点から820点程度と記載されていますが、TOEICはリスニングとリーディングだけなので、全ての技能が必要なIELTSやTOEFLとは比較になりませんね。

IELTSやTOEFLのスコアがしっかりとあるレベルであれば、現地でネイティブ英語に慣れてしまえば、ローカルの仕事でも英語力には問題が無いので、ワーホリで成功したいのであれば最低の目指す基準は英検なら準1級、IELTSであれば6.5以上、TOEFL iBTなら75以上と言えるでしょう。

このレベルであれば、学校に入っても中上級以上になるので、現地で出会うのはヨーロッパ系の生徒が多くなり、レベルの低いクラスにいる日本人とは隔絶した生活を送れる可能性がグッと高まりますね。

ちなみに、ワーホリに行く80%程度は、英語が初級者から初中級者レベル、良くて中級者と言われていますので、大抵の人がローカルで働くことはできずに、悲しい現実を見て帰国していますね。

雇ってもらえるスキルを身に着けてからワーホリへ行く

私の知る限り、英語力が無いのにオーストラリアのローカルで働くことが出来た人は少数ですが日本を出る時からスキルを身に着けていた人です。

中でも、ワーホリに行く前にタイで3ヶ月から6ヶ月のマッサージスクールに入って、修了証を得た状態でワーホリに行った人は、英語がろくに話せない状態でもすぐに仕事を見つけていましたね。

もちろん、マッサージやセラピストという職業は、オーストラリアでは時給制ではなく歩合制の場合が多いのでお客さんの入り次第で給料は変わりますが、安い日で$40~$50、多い日で1日150$~200$にはなったそうです。

他にも、日本でバリスタのスクールに通って、資格を取ってからワーホリに行った人はローカルのカフェで仕事を見つけましたが、カフェでの仕事は未経験が$16、経験者が$18、バリスタは$20~$22と違ったと話していました。

実際にはバリスタ経験が1年から3年は必要と書かれていたそうですが、仕事探しに使われるGumtree、Facebook、Seekを利用して、自分の作ったコーヒーなどの画像を自分を売り込んだそうですよ。

オーストラリアでは学校にバリスタコースがあるので、それを利用するのも良いですが、やはり日本で準備出来ることを現地でするのは勿体無いですので、ワーホリ前に身に付けてからの方が現地で無駄な時間を過ごすよりもおすすめですね。

まとめ

私も留学で相談に乗っていると「そんなに話せるようになるレベルまで勉強してたらいつまでもワーホリに行けない」という話になるのですが、それはワーホリに何を求めるか次第です。

行動することは大事ですが、目的を達成できる準備をして行動してこそ成功するのであって、何の準備もせずに行動するのはただの無謀でしかありません。

ただ単に海外生活を楽しみたい、英語なんてそこそこ話せればいい、ファームで働きながら旅ができれば良いという人であればそれはそれで全力で楽しめば良いでしょう。

しかし、何か目的が会ってワーホリに出るのであれば、現地で英語の勉強をしてローカルで仕事を見つけるのではなく、日本で英語を身に着けてしっかりと準備をしてから、現地で本番を迎えた方が良いのは明白です。

人生を変えたいと意気込んでワーホリに行ったとしても、何も準備をしていなければワーホリの貴重な時間を潰して日本で出来たことをするだけになりますからね。

まずは、英語の勉強が必要ならオンライン英会話でも、フィリピン留学でも安く効率良く、最短で英語力が身につけられる方法で頑張りましょう。