フィリピンのセブへ移住を考えているんですが、フィリピンって車を買って運転するのってどうなんですか?やっぱり危ない?
フィリピンで運転なんて危ないどころの話じゃないので絶対に止めた方が良いですよ。
特にセブは世界トップにもなったことがある交通事情の悪さです。
ここではフィリピンで車を運転する方法や保険制度、また道路事情などについてまとめてみました。
フィリピンで車の運転って出来る?
フィリピンで車の運転は国際免許証があれば簡単にできますし、日本の免許証があればフィリピンの運転免許証を取得することも簡単です。
しかし、2019年の時点では、フィリピンで運転免許証を取得するのに1年以上のVISAを持っていることが条件になりますので、仕事で1年のVISAのを取得した人やリタイアメントビザなどを取得した人しか運転免許証を取得することはできません。
また、フィリピンでは入国90日以内であれば日本の免許証で運転が出来るようになっていますので、それを利用するのも良いのですが、現場レベルの警察官はほぼこの事実を知りませんので、理由を付けてお金をせびろうとしてくるのが普通です。
これで下手に戦うと、理不尽な理由やセットアップで逮捕・勾留されて、さらに数万ペソなどの罰金、出国不可に発展してしまう可能性があるので、絶対に止めておいた方が良いですね。
ですので、VISAが無い人は国際免許証で運転するしかありません。
フィリピンの車に関する保険制度
道路事情も交通事情もかなり低レベルなフィリピンですが、もちろん車に関する保険制度もあります。
強制保険・第3者のための保険 1ペソ=2.15円※2019.5.20 | |
保険料(3年) | 約1,700ペソ |
保険金 | 100,000ペソ |
任意保険・対人(自分自身や搭乗者)、対物、車両保険など | |
特に車両保険は、洪水や盗難にも適応されるのでインフラが弱いフィリピンでは必須。 |
ちなみに、任意保険の対人の補償額は1名に付きたった5万ペソしかありません。
同乗していて大事故に巻き込まれたとしても、最大の補償額は12万円程度しかでないということです。
フィリピンで手術などになると軽く100万~200万ということはザラですので、いかにフィリピンでは人の命が安く見られているかということが良く分かりますね。
もちろん、一般人は心情的な面ではまったく安く見ていませんよ。
セブではバイクを運転する日本人が多い
セブに根付いて生活している人では車を購入して足にするよりも、バイクに乗っている人の方が断然多いですね。
バイクであればセブの酷い渋滞を縫って走ることができますし、反対車線に飛び出して走っても捕まることもありませんので、車に比べれば断然便利です。
しかし、バイクの事故はめちゃくちゃ多いですので、命を削っているようなモノですね。
道路の路面状況もすこぶる悪いフィリピンですので、特に雨の日は大きな水たまりでスリップしたり、突然あらわれる大きな窪みにハンドルを取られてしまうこともあります。
私も、バイクは何度か運転しましたが、街中では常に危ない上に空気も悪いのでバイクの気持ち良さの欠片も感じられませんでしたね。
もし、事故に遭ったとしても相手に支払い能力が無いことがホトンドで自腹になりますし、自分が加害者になった場合は外国人なので取れるだけ取られます。
黙ってタクシーを使うか、歩いた方が良いです。
結論
結論として、フィリピンで車に乗るなんてことは無駄でしか無いので不要です。
どうしても必要な人は、毎日学校へ子供の送り迎えをしないといけない人くらいでは無いでしょうか。
例えば、100万円出して車を買ったとして、駐車場代、維持費、ガソリン代、保険料などを考えると、償却出来るまでに何年必要になるか分かりません.
車は中古車で売れるので、必要無くなれば途中で売り払うにしても価値は下がり続けますからね。
毎日欠かさずに往復1時間のタクシーを使ったとしても、1日たったの800円程度、1ヶ月24,000円、1年で約288,000円にしかなりませんので、車輌価格の100万円だけでも3年以上は毎日タクシーに乗れます。
タクシーであれば、セブの酷い渋滞にストレスを抱えることもなく、諦めて乗っていれば良いだけですし、万が一事故を起こされても関係ありませんしね。
必要経費を考えて、ざっと6年ほど無事故無違反、一切の故障なしで乗れるのであれば車の購入を検討するのも良いでしょう。