フィリピンの語学学校で働いていた私の経験からすると、フィリピン留学を利用して短期集中で一気にTOEICのスコアをあげたい人にはおすすめできます。
しかし、留学にこだわらずに独学で学習できる人であれば、日本でTOEIC対策している英会話スクールに行く方がコスパが良いということも事実ですね。
もちろん、フィリピン留学でのTOEICは使い方によって最高に良い結果が出ます。
ただ、個人のタイプや目的によっては留学するのが無駄な人もいますので要注意です。
ここでは、TOEICのためにフィリピン留学をするのが無駄になる理由についてまとめています。
フィリピン留学でTOEICは無駄
まず、フィリピン留学でTOEICの勉強は無駄という人の意見を見てみましょう。
日本のTOEIC向け教材には回答と解説があるので先生は必要ない。
TOEICの勉強は自分でした方が効率が良い。
フィリピン留学をしても点数が上がる魔法はない。
TOEIC高得点でも英語が話せない人がたくさんいる。
実際に、フィリピン留学でTOEICで有名な学校でも授業では一般的な学校が行っているTOEIC対策というような授業は行いません。
あくまで、学校はTOEIC対策といいつつ、毎日練習問題を繰り返すだけの授業しか行わないのです。
練習問題なんて1人でも出来ることを無駄に先生とやっているんですね。
TOEICのスコアは学校の授業で結果を出すというよりも、どれだけ真剣に学校以外の自習に取り組むかが結果を出す人と結果が出ない人の違いですね。
フィリピン留学ならTOEICコースはどこの学校でもある
フィリピン留学にある大体の語学学校にはTOEICコースがあります。
日本はある意味TOEIC信仰があるので、フィリピン留学での需要も高くTOEICコースを置いているだけで、幅広い層の留学生を集客できますからね。
ただ、先にも書いたように「短期集中で一気にスコアを上げたい人」にはおすすめですが、選ぶ学校によるのでどこの学校でも良いと言う訳ではありません。
それでも、TOEIC目的に留学をする人たちはそのことについて知らないので、どこかの学校に行けば留学の魔法でどうにかなると思い込んでしまうんですね。
例えば、フィリピン留学の主流になるセブであればサウスピーク、ZEN English
、SMEAGなどがTOEICでは知られた学校です。
しかし、どの学校に行ってもTOEICはやるかやらないかは自分次第です。
TOEICの授業に外国人の先生は必要ない
私は学校で働いている時に、フィリピン留学の有名校などから来た先生を採用した際には、どういった授業をしていたのかデモクラスをしてもらい私自身が受講していました。
当然そうすることによって「他校の良いところを取り入れられる」「その学校がどんな学校か分かる」というのが狙いです。
その際に、TOEICの授業も受けるのですが、どの先生も「問題を解く」「解答する」「なぜ間違ったか確認する」程度のことしかしないんです。
TOEICが得意な先生はテクニックを教えてくれたりします。
しかし、良いTOEICの模試教材には、間違い易いポイントや説明も「日本語」でしっかりと書いてあります。
それなのに、わざわざ先生から英語で説明を受ける必要性がまったくありません。
日本語の教材を見ればすぐに理解出来ることを、英語で説明を受けることで難易度が上がり、無駄に時間が浪費されるだけです。
ですので、先生がそこにいる必要が有るのかと言えば「NO」です。
フィリピン留学でTOEICは1ヶ月もあれば100点はあがる
セブの有名校では「3ヶ月でTOEICが200点以上伸びる」というようなアピールがあります。
しかし、実際にはどこの学校でもTOEICだけに集中して真面目に勉強していればどんな学習をしていても3ヶ月で200点くらい伸びるのはある意味で当たり前です。
セブ留学の場合はTOEICのために留学している人が多いので明確に結果を出しやすいということもあります。
ある意味でTOEICに特化している学校であれば平均点でそういったスコアが出てもおかしくありません。
基本的には、フィリピン留学の語学学校でどんなTOEICの学習方法を取り入れているかなんてことはTOEICのスコアを上げるのにはあまり関係ありません。
TOEICの問題をこなしたり、単語やフレーズを覚えるなんてことは誰も助けられませんからね。
TOEICのスコアをあげるにはどれだけ自分自身でTOEIC対策を頑張れるかに掛かっているというだけです。
ただ、大抵の学校では必要のないTOEIC対策の授業で時間を無駄にしていたり、TOEIC以外で疲弊してTOEICのスコアを取るための最短距離を進めていません。
そういった面で言えば、内容はキツイにしてもTOEIC対策をメインにしている学校の方がおすすめですね。
どの学校でも、TOEIC200点台の人からTOEIC800点台の人までサポートしてくれますので、路頭に迷うことがなくて良いですね。
フィリピン留学でTOEIC対策の授業は必要ない
フィリピン留学でTOEICを伸ばしたいからと言ってTOEIC対策の授業は必要ありません。
「ライティング」「リスニング」「スピーキング」「リーディング」の4技能をバランス良く上げれば自然とTOEICのスコアも上がります。
・フリートークではなくしっかりと考えられた授業
・話せるようになるためのライティング授業
・リスニング力を上げるための発音矯正
こういった基本的な授業をしていれば、TOEIC対策をしていなくてもTOEICのスコアが300点から500点台の人であれば３ヶ月で100点～200点は伸びて当たり前です。
「3ヶ月で750点から950点に上がるメソッド」なんていう魔法はなく、極当たり前の学習と徹底してTOEICのスコアを上げるための学習を自分で頑張るだけですね。
留学してスピーキングだけでもTOEICリスニングはあがる
留学をしてTOEICの勉強をせずにスピーキングと発音の練習をしているだけでも、TOEICリスニングの点数は伸びます。
例えば、TOEIC450点だった人が、3ヶ月で650点取れたとしたら「リーディング270点、リスニング380点」というように、リスニングの点数が断然高くなる傾向にあります。
これは、スピーキングに集中することによって、同時にリスニング力が強化されるからです。
リスニングスキルは、スピーキングと発音の授業を徹底してすることで、リーディングに比べたら断然伸びやすいですからね。
毎日話して聞いてを繰り返している内にTOEICの教材で練習しなくてもリスニングは伸びるということです。
あくまで普通の留学後の結果ですが、私自身もTOEICの学習に興味が無く模試テストをしたことがあります。
その結果、リーディングとリスニングのスコアに150点以上の開きがあった時もありました。
フィリピン留学でTOEICは環境が重要
フィリピン留学と言えばマンツーマン授業、食事付き、寮付きで便利だから良いということが言われますが、留学することのメリットと言えば「環境」もあります。
これは学習だけでなく、スポーツなどでも同じですが「環境が違うことによって同じ能力の人でも成長には大きな違い」がでます。
・日本の予備校のような環境
・勉強しないといけない環境に追い込める
・周りが真剣に勉強しているので、自分も勉強しないといけない気分になる
・学校内で優劣を付けることで、競争心を煽る
完全に日本の予備校状態ですね。
そういった環境に身を置くことでこういった効果があることだけは間違いありませんし、この効果が大きいことも否定しません。
留学しなくても学習環境は日本で作れる
留学ではなく独学でTOEICのスコアを上げるために学習環境を作りたいのであれば、別に留学しなくても日本にいくらでも良いスクールがあります。
費用もよくよく考えればフィリピン留学より断然安いです。
1人の学習が苦ではなくTOEICのスコアアップだけが目的なのであれば、わざわざ安く無いお金を使って留学する必要はありませんね。
■フィリピン留学の料金
・一人部屋（フィリピンレベルでは最低限で綺麗な部屋）
・1日6レッスン～8レッスン
・1日3食付き（無い学校も増えている）
●3ヶ月の留学費用 約850,000円（教材費数万円＋光熱費1万程＋VISAや管理費などで数万円）
大雑把に計算すれば渡航費用やVISA費用などいろいろ含めれば大人が耐えられるレベルの留学環境であれば、3ヶ月100万は必要になるということです。
もちろん、セブのNILSのような格安学校で4人部屋などに入れば3ヶ月でも合計50万円ほどと安くできますけどね。
留学してそこまでお金を出す気が無いのであれば、日本にあるTOEICスクールでまずは無料体験を受けてみて決めると良いですね。
フィリピン留学であれば3ヶ月で合計100万円近く掛かりますが、国内にあるTOEICスクールなどであれば高いスクールでも1ヶ月15万円ほどですので6ヶ月は利用できます。
【PROGRIT】
や【３０日間全額返金】ライザップイングリッシュ
などはかなり本格的ですから、一昔前のようなお金を出すだけ無駄なスポーツジムのような学校ばかりじゃありません。
TOEICの点数は上げたいけどあまりお金は掛けたくない人向け
TOEICのスコアは上げたいけど費用も時間も掛けられないという方もいるでしょう。
TOEIC対策ができるような学校はやはり安くないコストも掛かりますし、時間を作らないといけませんので、ハードルが高いという人もいますよね。
そこで一番コスパが良くて効果が期待できるのがリクルートのTOEICオンラインコーチ！スタディサプリENGLISH
ですね。
巨額の費用を掛けて制作・監修されているだけあって、利用者からも本気で好評です。
月1980円の料金が掛かりますが、TOEICの教材を1冊買えば2,000円～3,000円はします。
また、点数が取れれば解約すれば良いですので、早ければ3ヶ月でたった3,000円程で済みますね。
リクルートのTOEICオンラインコーチ！スタディサプリENGLISHで公開されている学習動画を見るだけでも価値があるので、無料登録して見てみると良いでしょう。
まとめ
何度でも言いますが、フィリピン留学をしてもTOEICのスコアアップは自習が全てです。
学校の授業には魔法なんてありませんし、小手先のテクニックすらまともに教えてくれません。
フィリピン留学をするにもサウスピーク、ZEN English、SMEAGのような専門的なコースがある学校でないと効果は薄いです。
フィリピン留学の大半の学校にはTOEICのスコアを上げるために効果が実証されているような学習法もありません。
しかし、日本のTOEIC対策校であれば、勉強の仕方、学習のポイント、タイムマネージメントなど全てのことを、パーソナルトレーナーなどが教えてくれます。
個人的には日本の方が、フィリピン留学のような無駄な授業にならないのでおすすめです。
無料体験や無料相談を受けてみると、かなり本格的なカウンセリングでびっくりすることは間違い無しです。
留学するのであればTOEICに特化した専門校で短期集中で一気に学習、日本で学習するのであればTOEICスクールなどを上手に利用してスコアアップといったところでしょう。
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