
インターンをして留学費用を抑えたいと思っているのですが内容に価値はありますか?
フィリピン留学ではセブ、マニラ、バギオなど場所に関わらず、たくさんの学校でインターンを募集していますし、セブでは0円留学が出来る学校もあります。
インターンや0円留学は仕事をする代わりに授業や滞在費が無料になるというお金がない人には嬉しいシステムですね。
しかし、あまりにも若い人の夢を食い物にする詐欺のような運営方法が多いので、フィリピン留学でインターンをすることの内容の価値の無さについても書いてみたいと思います。
0円留学は違法なの?

先に結論を言ってしまえば、0円留学は違法ではありませんし、インターンもしっかりと手続きをしている学校は大丈夫です。
しかし、0円留学は違法ではないにしてもフィリピン留学のインターンは違法やグレーの場合が多いです。
例えば、フィリピンのインターンは最初に3ヶ月無給でフィリピンで働ける申請(SWP)をして、最大6ヶ月まで延長することができます。
そして、6ヶ月を越えた場合は外国人雇用許可「Alien Employment Permit(AEP)」と「就労ビザ」の申請をしなければいけません。
なので、セブ留学で0円留学を提供しているNILSでは「最長期間の6ヶ月」を基準にしている訳ですね。
しかし、現実的にはインターンに必要な3ヶ月のSWPすら取得していない学校は多々ありますね。
正社員ですら、税金を払わないように口約束で雇用していたりします。
例えば、3ヶ月から6ヶ月の仮採用の間はSSP(特別就学許可証)だけ取得し、生徒として滞在していることにして仕事をさせたりということが横行しています。
私もフィリピンで「1年~2年インターンをしていました」という人にはたくさん会いましたが、インターンが6ヶ月越えている時点で違法です。
もちろん、私はフィリピンで6ヶ月以上インターンをしていたので違法で滞在していましたね。
違法だからフィリピンの恩恵を受けられている
違法とは言っても、私のようなスキル無し、学歴無し、若くない海外移住者にとってはそういった違法なことが当たり前に横行しているからこそフィリピンは生活しやすい国という現実もあります。
発展途上国はグレーや違法で抜け道がたくさんあるからこそ、仕事も見つけやすくて移住しやすい国というのが事実です。
なので、そういったことを含めてのリスクをすべてを理解していて、トライしたいのであれば違法でも構わないという人間であれば良いです。
ちなみに、フィリピンは基本が限りなくブラックよりのグレーの国なので私自身は「法律的に~」などと正論を吐くつもりはありません。
フィリピンで事業をしている日本人であれば、100人中95人はフィリピンならではの恩恵を受けたことがあるはずですし、受けたことがないとすれば現地との付き合いが相当浅い人でしょう。
また過去に自分は恩恵を受けておきながら「違法で働くと強制帰国させられる」「知らずに違法で働いていて収監されてしまった」というような話を持ち出して警告する人もいます。
しかし、私が知っている日本人で本当にそんな目にあった話を一度も聞いたことがありませんね。
フィリピンで言う違法は、日本で外国人研修生が行方不明になってニュースになるというような重い話ではなく、罰金数千円も払えば解決する程度の問題です。
フィリピンのインターンシップの内容


例えば設立したばかりの学校やこれから設立するような学校のインターンをするのであれば、インターンで四苦八苦するのはおすすめです。
学校を作り上げる楽しさや、考えられないようなたくさんの問題などを経験することができるので大きな価値があります。
しかし、すでに出来上がった学校、特に大型校のインターンなどをしても学校の雑用や空港ピックアップ、SNSやブログ書きなど、どうでも良い仕事しかできません。
フィリピン留学のインターンに人生の貴重な時間を使ってまで学ぶことなんてありません。
インターンは授業料を払わずに格安でフィリピンに滞在できるというだけで、本気で英語を学ぶことやインターンでスキルや経験を身につけることを目的にするなら時間を無駄にするだけです。
また、中には学校の問合せ対応や先生のトレーニングなど重要な仕事をインターンをに任せている学校もあります。
それはインターンにとっては多少経験になるので良いですが、留学生にとっては最悪な学校と言えるでしょう。
経費を抑えたいだけのオーナーが多すぎる
一番の問題は、留学にキラキラした理想をちらつかせてインターンで誘い込みする会社が多いことですね。
特に語学学校では、夢を持って海外にやってくる人達の貴重な時間を食いつぶすような運営をしている学校オーナーが多すぎます。
そんなオーナーばかりだからこそ気軽にインターンをすることが出来るのもメリットではありますが、新卒や夢を持っているような若い人にはおすすめしません。
インターン生にとっては経験としても、何も身につかない仕事ばかりなので時間の無駄としか言えないのですが、それでもたくさんのタダ働き希望があるので学校は人件費が浮いてホクホクしていますね。
中には、本当にほぼインターンでスタッフを賄っているような学校も少なくありません。
語学学校のインターンは英語の勉強ができない


フィリピン留学で学校のインターンをしていると、まずまともに英語の勉強をすることはできません。
例えば、0円留学のように1日の内で午前中は勉強、午後からインターンとして仕事とはっきりと区切りがついていれば良いです。
しかし、ただのインターンの場合は、だいたいの場合は学校の都合が良いように授業スケジュールを組まれます。
例えば1日4時間の授業を受ける代わりにインターンの仕事をする場合このようなスケジュールになります。
08:00~10:00 仕事
10:00~12:00 授業
12:00~13:00 昼食
13:00~15:00 仕事
15:00~17:00 授業
17:00~寝るまで あやふやな時間
このように仕事と授業がまざったスケジュールでは集中して勉強することができません。
だいたいのスケジュールが決まっていても、学校の生徒が多くて忙しいことを理由に、いつでもスケジュールを変更して雑用仕事を振られます。
また、インターンは留学生と一緒の寮などに滞在しているので、スタッフだからと留学生から頼まれごとをされることもあるので24時間仕事状態になりますね。
フィリピン留学にはインターンだけで学校を運営しているような学校もたくさんあるので「インターン=正社員」としての対応を求められることもあります。
そうなると、片付けないといけない仕事が気になって授業に集中できなかったり、どうでもよい仕事に追われて授業が受けられない状態になりますね。
どうでも良いことでも、やり甲斐を見つけて前向きに頑張る人ほど英語の勉強はできなくなりますよ。
留学とインターンはどっちが良い?


留学とインターンのどっちが良いかと言えば、このようになります。
・短期間で本気で英語を身に着けたい人
・お客さんとして扱ってもらいたい人
・困った時には誰かに助けて欲しいと考える人
・どんなトラブルでもネタにして楽しめない人
・海外移住のお試しで仕事を探しながら長期滞在したい人
・出来るだけ費用を掛けずに海外で生きるためのスキルを身に着けたい人
・海外生活体験をしてみるついでに英語ができれば良い程度の人
・何があってもネタとして笑える人
・思うように行かないことを他人や環境の責任にしない人
・インターンでキャリアになるような人生経験が出来ると思っている人
・無料で英語の勉強ができると思っている人
・休学して将来の道を切り開きたいと思っている人(先進国ならOK)
どんな環境でも自分で考えて状況を打破できるような人はフィリピンなどに来るともったいないので先進国へ。
とにかく日本から脱出するきっかけがほしい人は、世界的に見てハードルが低いフィリピンといったところですね。
フィリピンのインターンシップなら働いてから留学


フィリピン留学で1人のインターンシップを受け入れるのに掛かる学校側の実質のコストを簡単に書き出せばこのようになります。
●4週間の寮費:高くて10,000円(4人~6人部屋)
●4週間の食費:1日3食300円×28日 約8,400円
●1日4コマ4週間の授業料:1コマ 200円=4週間 80コマ 約16,000円
◆合計:34,400円
※インターンはお客様じゃないので学校の運営に掛かるコストは含めていません。
インターン生1人を4週間滞在させるために掛かるコストはたった34,400円です。
そしてインターン生は、その34,400円を無料にしてもらうために週に5日で最低1日6時間ほど働きますし、土日も深夜の空港ピックアップに駆り出されたりします。
学校はインターンシップを受け入れるだけで利益になる
ここで、少し考えましょう。
日本でアルバイトをすれば時給が900円としても6時間で5,400円稼げますよね。
●1日5,400円×20日=108,000円
簡単に言ってしまえば、受け入れる側の学校は本来10万円以上払わないと雇えない人材を3万5千円程度で雇用している計算になります。
学校はインターン生を受け入れるだけで、単純計算で6万円以上の人件費を抑えることができるという構造です。
もちろん、学校の仕事ではなくコールセンターなどで働く場合はもっとコストを抑えられています。
コールセンターに依頼した会社からもらっている依頼料を考えれば1ヶ月たった34,400円のコストで雇用できるインターンシップがもっとお金を生んでいることは間違いありません。
それなら1ヶ月10万円稼いで、1ヶ月10万円以下で滞在できる語学学校にお客さんとして滞在する方が断然良いですね。
フィリピンでインターンシップ・まとめ
日本で1日8時間で20日間働いて18万円弱ほど貯めれば4週間の留学をすることができます。
そうすれば、4週間は英語の勉強に集中できるので学習効率がよいですし、何かあってもお客様として対応してもらえます。
インターンとして留学をするか、お客様として行くか、どちらが良いかは言うまでも無いと思います。
ただし。
何度も言いますが、英語を学ぶことが目的ではなく「海外移住」「海外ノマドになりたい」「一刻も早く日本を脱出したい」という人には0円留学は素晴らしいシステムだと思いますよ。
0円留学で英語とTスキルを身につける







![[speech_bubble type="drop" subtype="R1" icon="l-nomal.png" name="タマ"]フィリピンでインターンをしたいんですけど、ビザってどうなるんですか?[/speech_bubble] フィリピンでインターンをする場合は短くて3ヶ月、多いのは6ヶ月ほどになりますので、当然ビザは必要になりますね。 フィリピンでインターンというと多くの場合でどこかの語学学校になると思います。 しかし、私のフィリピン経験からすると、フィリピンでは結構な確率で不法就労でインターンを使っている学校があり、働いている本人も知らないことがあるのが現実です。 ここでは、フィリピンでインターンをする場合にビザはどうなるのかについてまとめています。 フィリピンでインターンのビザ フィリピンでインターンをする場合は必ず「特別就労許可(Special Work Permit:SWP)」が必要です。 SWPは3ヶ月有効な特別就労許可証で、最大6ヶ月まで延長することが可能です。 ですので、フィリピンでインターンが出来るのは通常3ヶ月で最高は6ヶ月ということになりますね。 もちろん、SWPはあくまで許可証ですので滞在に必要なビザ、外国人登録証の取得費用、特別就学許可証(SSP)は別途必要になります。 [speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="man-nomal.png" name="ロク "]違法でインターンを使っている会社には「SSPを取得して生徒という名目で滞在して下さい」というパターンが多いですが、SSPでは金銭のやり取りが無くてもインターン業務はできません。[/speech_bubble] ちなみに、SWPでインターンをしている外国人が6ヶ月以上働く場合は外国人雇用許可(Alien Employment Permit:AEP)が必要になります。 AEPは、正式な労働許可ですのでインターンではなく正社員としての雇用と扱われます。 もちろん、雇用に際しては労働雇用省(Department of Labor and Employment:DOLE)でのマネージャーとの面接もあります。 ちなみに、フィリピンの公的機関はとんでもなく仕事が遅いですので、申請から許可まで数ヶ月の時間が必要になります。 [speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="man-komaru.png" name="ロク "]私の場合はAEPの申請から発行まで11ヶ月掛かりました笑[/speech_bubble] インターンのビザ費用は会社が出してくれる? インターンのビザ費用を会社が出してくれるかどうかは、会社によるのですが一般的にはビザは自己負担、SWPは会社負担というパターンが多いです。 もちろん、ビザやSSPなどすべて負担してくれる会社もあるので、待遇はしっかりとチェックしておいた方が良いですね。 [box01 title="6ヶ月のインターンに掛かるビザなどの申請費用"] SSP:6,500ペソ(会社により多少変わる) ビザ延長費用合計:30,000円前後(外国人登録証含む) SWP取得費用:7,000ペソ(3ヶ月で3,500ペソ) [/box01] 何度でも言いますが、SWPを取得せずにインターンをさせている会社や6ヶ月以上働かせている会社もゴロゴロあるので注意しましょう。 [speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="man-point.png" name="ロク "]もちろん、よほど悪質でもない限り捕まるようなことは殆ど無いので自分自身が違法でも構わないのであれば気にする必要ありません。[/speech_bubble] インターンの待遇はどうなの? フィリピンのインターンの待遇はだいたいどこも似たようなものですが、先にも書いたようにビザが自己負担か会社負担かという違いくらいです。 [box01 title="一般的な会社側が提供してくれる待遇"] ・宿泊施設(だいたい複数人のドミトリー) ・学校なら平日に3食分の食事(会社系は無い) ・1日4レッスンの授業(グループクラスが入ることもある) ・洗濯や掃除 ・水道、電気代(電気代は高いので自己負担の場合が多い) [/box01] もちろん、学校で働く訳では無い場合は食事や掃除洗濯も無いですし、英語の授業もありません。 インターンの仕事内容は何がある? フィリピン留学の学校でのインターンとすれば下記のような業務になります。 ・学校業務(生徒対応、新入生オリエンテーション、データ入力など) ・週末に空港へのピックアップ(早朝から深夜まで続く) ・ブログやSNSの更新作業 ・調理スタッフの場合はフィリピン人への指導など ・アクティビティの立案、実行 ・その他、社員のお手伝い [speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="man-happy-2.png" name="ロク "]言ってしまえば、社員がやるのがめんどくさいことは何もかもすべてすることになりますよってことです笑[/speech_bubble] フィリピンでインターンをするなら0円留学 フィリピンでインターンをするなら0円留学を活用するのが一番確実ですね。 その中でもセブのNILSであれば「0円英語留学」「0円IT留学」があるので、英語だけでなくIT技術も身に付けることができます。 一般的には、インターンと言ってもフィリピンの場合はただの雑用係です。 どこかの語学学校で適当に雑用を押し付けられるだけで何のスキルも身に付かないインターンでは貴重な時間を無駄にするだけです。 しかも、学校のインターンは勤務時間が決まっているように見えて、現地では時間関係なく突発的な仕事がどんどん湧き出て来るので勉強している時間がなくなってしまします。 その点、0円留学は仕事時間と学習時間がきっちりと分かれて確保されているので、自分のペースを乱さずに済みますね。 https://5cebu.com/2019/04/04/cebu-no-money/](https://5cebu.com/wp-content/uploads/2020/01/640-400256-640x360.jpg)






