英語の語学学校で働いている時も、レベルが高い人ほど多読や音読の効果が非常に高いことを熱弁している人が多かったです。
私もカウンセリングでは英語の習得に多読をすることは強くお勧めしていましたね。
実際に学校の授業でも多読と音読を活用していたので、どのように活かすかかなり試行錯誤しました。
ただし。
残念ながら英語の初心者が使えるような洋書はなかなかありません。
なぜかと言えば、児童用の本だとしても多読をするには中学英語くらいは必要になるためです。
ですので、ここでは練習として多読ができるサイトをご紹介しましょう。
●中学英語で多読ができる
●1回15分の音読学習の方法
この記事は、中学3年間の文法は大体理解している英会話の初心者向けの内容になります。
英語の初心者向けの多読ができるサイト
まず、英語の初心者におすすめの多読が出来るサイトはコチラです。
http://eslyes.com/nyc/contents.htm
このサイトはどこのどなたが作っているのか良くわかりません。
しかし、約1分150wordsで構成された文章が1,000以上あるという素晴らしいWEBサイトです。
しかも内容がすべて子供向けのグレードで表示されています。
たくさんある中から簡単に選べるのも非常に便利ですね。
また、すべての文章が1分で150word位です。
スピード的にはTOEICのリスニングより少し遅いかなというところですが、初心者から中級者までは十分に使えるサイトです。
サイトの作りは古いかも知れませんが、中身はありがたいとしか言いようがありません。
もちろん、このサイトの中で超簡単な文章でも、さすがに中学レベルの文法力はないと厳しいです。
英語を話せるようになりたいのであれば、何をするにもまずは中学文法は勉強しましょう。
多読をしながらリスニング力とスピーキング力も上がる方法
せっかく多読をするのであれば、リスニング力とスピーキング力も上がるように利用するのが超おすすめです。
このサイトにはネイティブ音声でリスニング用のデータも掲載されています。
それらを上手に活用しない手はありません。
とは言ってもやることは単純です。
1.まずどの文章でも良いので1回黙読で読みますが、知らない単語は飛ばしましょう。
2.読んで理解できない単語を調べます。
3.3回黙読しながら文章の内容をしっかりとイメージします。
※ここから大事なことは必ず文章の内容を常にイメージすることです。
4.3回声に出して音読します。慌てずにはっきりと大きな声で読み上げましょう。
5.1回リスニング用のデータを聞きながら黙読します。
6.簡単な文章でも初心者にとって1分間に150wordsはかなり早いです。
データをダウンロードしてGOMプレイヤーなどスピード調整ができるアプリで利用します。
7.リスニング用の音声を自分がついていける速さにスピード調整して、音声に合わせて音読します。
ゆっくりのスピードから徐々に速くしていけば、慌てずにスムーズに読むことが出来るようになります。
スピードだけでなく、イメージを忘れずに、リズムや抑揚なども真似して音読するようにしましょう。
8.スムーズに音読ができるようになったら、スマホで録音して自分の声を聞きます。
※録音したデータが1分以内に収まるくらいのペースで読み上げられるように練習しましょう。
この流れで練習するだけで効果的にリーディング力、リスニング力、スピーキング力を上げることができます。
基本は多読なのでたくさん読むのも良いですが、とりあえずは1日1話でも十分です。
1話づつ丁寧に毎日繰り返せばかなりの力が付きますよ。
TOEICのリーディングなどに慣れることもできますね。
ちなみにネイティブの平均スピードは1分間に200wordと言われています。
このサイトのスピードで早いと思っている限りはネイティブの英語は聞き取れません。
このサイトの中にある文章がどれも読むのも聞くのも簡単過ぎるとなった時には、もう少し上の洋書に手を出して良いタイミングと言えるでしょう。
初心者でも効果的に英語漬けになれるカランメソッド
多読や音読も効果的ですが、初級者レベルで英会話力をあげたい人におすすめするのはカランメソッドです。
私自身も初級者のうちにカランメソッドで鍛えられましたね。
語学学校では「会話力」をあげたくて留学しているのに「授業では先生ばかりが話している」なんてことが当たり前です。
オンライン英会話の授業でも生徒が話すよりも先生が話す方が多いのが普通ですね。
しかし、カランメソッドでは本当に「聞く」と「話す」を鍛えることができます。
特にこれから英会話の練習を始めたい人にはおすすめですが、向き不向きもあるので一度試してみることをおすすめします。