こんにちは。
普段は日本と海外を行き来しながら留学のカウンセリングやブログで生きていて、語学学校でマネージャー経験があるロクです。
何冊か買いましたが全然話せるようになりません。
これから留学する英語が初心者の人の多くから相談があった質問ですね。
初心者だから何から手を付けて良いのか分からないので、ネットで「英語が話せるようになる参考書」などで検索するでしょう。
しかし、英語の教材を紹介している多くのブログなどではこのように紹介されています。
「初心者でも話せるようになった私が選んだおすすめの20冊」
「英語講師が選んだ初心者向けの厳選10冊」
厳選で10冊なんてありえません(笑)
実際にはこういったおすすめは本当のオススメではなく、ネットで検索された時に「キーワード」で引っかかりやすいように適当に並べているだけですね。
本当のところを言えば、初心者には参考書なんて3冊あれば充分です。
超初心者でも厳選3冊だけやっておけば、最低限の基本的な英語が最短で話せるようになる参考書をご紹介しましょう。
英語が話せるようになるには?
もう一度お伝えしますが、初心者が最短で基本的な英語が話せるようになるには参考書が3冊あれば十分です。
10冊や20冊紹介されてもその中で一番良い本はどれなのか?
どの本から始めれば良いのか?
そんなことも分かりませんよね。
10冊とか20冊とか勉強できるのなら素晴らしいですが、それなら何を買うか迷う必要もありません。
全て目についた本を学習すればOKです。
しかし、話せるようになるのに英語の参考書を10冊も20冊も勉強する必要もありません。
とにかく初心者は徹底的に1冊を覚えるまで使い込んで、それを3冊繰り返す。
英語を話せるようになるまでは最短の方法で学習する
英語がいつまでも話せるようにならない人に多いパターンは決まっています。
次から次へと参考書を買って、買っただけで最後までやりきらない。
1周だけ学習したら身についてないのに終わりというパターン。
中上級者レベルになったら、たくさんの参考書を見て美味しいどころ取りをしていく方が良い手段でもあります。
しかし、最短で英語力を身に着けたい初心者はその方法ではダメです。
まずは、最低でも1冊の参考書を80%は覚え込むまで次には進まないことが最短で効率よく英語を身に付けることができます。
本気でペラペラを目指すなら、基礎に一番重要な部分が詰め込まれた3冊の参考書だけで良いです。
簡単過ぎて飽きてしまうまで使い込むのが最短で英語を話せるようになる方法です。
1冊を使い込んで、考えなくても癖で瞬時に頭に思い浮かぶレベルまで繰り返すだけです。
3ヶ月で1冊頑張るくらいの気持ちで良いので、徹底的に練習するのがポイントですね。
英語が話せるようになるには中学英文法は必須
文法が嫌いなので実践で英語を身に着けたい人はほんとに多いですね。
私が留学生のカウンセリングをしていても・・・
なんてことを聞かれたりすることは、特に40代~50代の大人の人にちょくちょくありましたね。
もちろん、初心者に中学生レベルの文法は絶対に必要なのは言うまでもありません。
ただ、受験勉強のように「これが副詞で、これが補語で~」などと、文法を深く理解しようとする必要はありません。
あくまで簡単な中学英文法レベルで十分です。
文法の前にフレーズ丸暗記で話せる人になれる
中学文法は必須ですが、初心者が最短で英語を身に着けたいのであれば、最初におすすめするのは文法理解を深めることではなく「フレーズ丸暗記」です。
例えばトラベル英会話であればレストランでこういう英語は良く出てきます。
・Can I see the menu?(メニューを見せて貰えますか?)
・Can I have some water?(お水を貰えますか?)
このようなフレーズは、英文法なんて知らなくても誰でも話せます。
まったく英語が話せない人が「キャナイハヴゥサムワァタァー?」と言えば通じます。
このようなフレーズを丸暗記すれば済む英語は、最初から初心者がわざわざ文法を勉強して細かく知ろうとする必要はありません。
とりあえず通じればOKですから、それはもう英語を話しているということです。
このような簡単でも英語が通じるという成功体験を繰り返すことが英語を楽しく身に付けるコツです。
ですので、これらを簡単な文章を文法も知らずに丸暗記するのもまったく悪くはありません。
ただ、将来的に本当の意味で英語が話せるようになりたい場合はこの先の努力が必要です。
自分が使っている英語がどうやって構成されているか?
その程度の中学文法は身に付けた方が効率よく英語が話せるようになります。
初心者が英語を話せるようになるための本
スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)
教材ではなくアプリであればスピーキング、リスニング、文法、発音なども複合して練習できますからね。
しかし、丸覚えが最強と言っても、現実的にはフレーズの丸覚えには限界があります。
将来的に本気で英語を話せるようになりたいのであれば、頭で考えたことを文章として組み立てるために中学文法の勉強は絶対に必要です。
最低でも中学3年間の文法が70%~80%は理解出来ていないと、あなたの英語に未来はありません。
ただ、中学文法の本もそれこそたくさん出版されています。
ここでは、実際に留学で多くの初心者が利用して効果があった簡単で分かりやすい教材をご紹介します。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
英語の初心者は、とりあえずこの「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」をしっかりとやり込めば良いです。
全部分からなくても大丈夫ですので、本の内容が70%~80%くらい理解できれば大丈夫です。
最初は1周するのに15時間~20時間ほどは必要だと思います。
ただ、1日2時間もすれば10日で終わります。
2周目からしっかりと分からない部分だけこなしていけば、3周ほどでだいたい終わる事ができるでしょう。
この教材の良いところは、著者が全てのトピックについて大事な部分を動画で授業をしてくれているので、映像でも見ながら学習ができるところですね。
とりあえずこの本を勉強しておけば、外国人と簡単な英語で意思疎通程度はできるようになる地力は身に付きます。
ちなみに、この教材を学習するだけでTOEICなら450点くらい取れる程度の基礎は理解できますね。
あくまで初心者が最短で最低限の英語を話せるようになるための基礎なら全て詰まっているといったところですね。
ここから先はワーホリや留学などで海外生活を目指している人向けになります。
最短で簡単な英語ができれば良い人は不要ですので、オンライン英会話など話す練習をすれば良いですよ。
英語のスピーキングが驚くほど上達する NOBU式トレーニング
中学3年間の文法が終わった次は、中学文法を使った基礎の文章の練習をします。
この本も非常に簡単に作られていますね。
先にご紹介した中学文法をある程度学習した後であれば、この本をより効率良く使えるようになります。
特徴としてはインプットとアウトプットがバランスよく構成されています。
また、自然に使える例文が多いのが特徴です。
この本での勉強に必要なのは飽きない忍耐力だけです。
何周かして7割から8割が覚え込むくらいに身についたら次に進みましょう。
ある程度話せるようになった人でも案外正しく作れない文章がたくさんあったりするので、初中級~中級者が基礎を見直す時にも最適な本です。
中学文法を勉強して、この教材を何周かやりこめば中級者レベルのTOEIC600くらいなら取れる基礎力は十分についています。
海外で生活していてもまったく困らないくらいの英語は話せるようになりますよ。
ただ、アジアなどの非ネイティブ圏なら余裕ですよ。
実際、私がフィリピンで働き始めた頃は英語は話せてもTOEIC650点程でしたからね。
中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本
中学文法と中学文法を使った基礎会話の文章を練習が済めば次の段階です。
次はネイティブが使う中学文法レベルの自然な言い回しを身に着けられるこの本がおすすめです。
先の2冊をしっかりと勉強していれば英会話には「時制」が重要だということを、この本から気づくはずです。
また、この本の良いところは中身を変えただけの同じような文章が何度も出てくること。
これによって、先に学習した文章を思い出せて、さらに使い方への理解度が深まります。
同じ文章が多いので、手抜きのように見えてとても良く考えて作られていますね。
もちろん、この本を勉強してもTOEICの点数は上がりません。
ただ、TOEIC600レベルでも十分に英会話ができる自然な英語力が身に付きますよ。
英語を話せるようになるために・まとめ
ここまでご紹介した3冊を学習しても、あくまで簡単な英会話レベルです。
当たり前ですが、外国人と深い話ができるほど話せるようになる訳ではありません。
それでも、こういった最短距離で学べる参考書をやり込むことで、初心者でも外国人と一緒にいても困らない英語レベルにはなるでしょう。
とにかく、初心者が少しでも早く英語を話せるようになるためには何度も同じことを繰り返すのが最短です。
参考書ばかりで面白くない人はゲーム性があって継続しやすいを併用して利用しましょう。 スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)