ベトナムのホーチミン(通称サイゴン)と言えば、アメリカ軍が駐留したことで有名で、そのためか案外ベトナムの首都はホーチミンだと勘違いしている人も多いですね。
今回は、まだまだカオスなベトナムを楽しむ事ができるホーチミンへ、金曜深夜発の週末を利用した2泊3日の海外一人旅プランをご紹介します。
※運行スケジュールなどは変わる場合がありますので、最新情報は購入時に確認して下さい。
2泊3日の週末海外旅行のポイント!
●金曜に仕事を終えてから出国ができる
●日曜日の夜には帰国できるので月曜の仕事には影響しない
●2泊3日なので荷物は最小限の機内持ち込み手荷物のみ(実質1泊3日)
●チケットは往復で格安のLCCを利用するので安い
●チケットが安いので現地で遊ぶお金に余裕がでる
飛行機は台風が離陸する場所や着陸する場所に直撃しない限りは台風で影響のある場所を避けて通るのでだいたい飛びます。
金曜日:大阪発のベトナム・ホーチミン行き深夜便
大阪からのホーチミン行きの深夜便はバニラエアとエアアジアが就航しています。
この中で、利用しやすい便は
・バニラエア関空発 22:35→ホーチミン着 08:50(台北経由)
・エアアジア 関空発 22:00→ホーチミン着 08:55(クアラルンプール経由)
・エアアジア 関空発 23:45→ホーチミン着 8:45(タイ・ドンムアン空港経由)
このスケジュールであれば仕事を終えてから関空に20:00までに到着できる人はバニラエアーかエアアジアですね。
仕事の都合で20:00は無理という人は余裕を持って23:45が利用できます。
エアアジアだと料金も12,000円ほど高くなりますが、仕事の都合であれば仕方ないですからね。
今回は、乗り継ぎでも飛行機に乗っている時間が一番少ない台北経由の便で進めていきます。
クアラルンプール経由は、クアラルンプールまでのフライトが7時間で、クアラルンプールからホーチミンが2時間と長いです。
しかし、台北経由であれば3時間30分を2回乗ればホーチミンに着きます。
●金曜深夜 大阪・関西空港 22:35発
●土曜日深夜 台湾桃園国際空港 経由 5時間30分待ち
●土曜日早朝 ベトナム・ホーチミン空港(タンソンニャット国際空港) 08:50着
●料金 19,695円
料金は19,695円となっていますが、日程や時期により25,000円から30,000円する場合もありますし、プロモーションセールで10,000円以下になることもあります。
週末ならいつでも行ける行程なので、安い時期を選んで行くと良いですね。
日曜日:ベトナム・ホーチミン発の大阪行き
日曜日にホーチミンから帰国する便で、一番安くて都合の良い時間に利用できるのはエアアジアのみです。
マレーシア・クアラルンプール経由とタイ・ドンムアン経由の2便がありますが、ドンムアン経由の方が飛行機に乗っている時間が短いですので、ドンムアン経由で帰国します。
●日曜 ホーチミン空港(タンソンニャット国際空港) 09:45発
●日曜 ドンムアン空港 11:25着 2時間50分待ち
●日曜 大阪・関西空港 21:40着
●料金 25,421円
出発時間が09:45発なので、帰国日にはそれほどの余裕はありませんね。
もっと高い航空会社を利用すれば、もう少し遅い時間で日曜日中に関空へ到着できる便もありますが、格安のコンセプトから外れますので利用しません。
2泊3日ホーチミン旅行の予定表
飛行機の時間などからスケジュールと費用は下記のようになります。
●土曜 台湾桃園国際空港 経由 5時間30分待ち
●土曜 ベトナム・ホーチミン空港(タンソンニャット国際空港) 08:50着★土曜 08:50~日曜 9:45までがホーチミン滞在時間●日曜 ホーチミン空港(タンソンニャット国際空港) 09:45発
●日曜 ドンムアン空港 11:25着 2時間50分待ち
●日曜 大阪・関西空港 21:40着
●現地で行動する上で必ず必要になる時間
・ホーチミン空港からホーチミン市内への移動時間30分
・ホーチミン市内からホーチミン空港への移動時間30分
・ホーチミン空港へは遅くても120分前に行く
ホーチミン空港からホーチミン市内に行くのはタクシーで25分位が平均です。
ホーチミンで自由に動ける時間
飛行機や移動などの時間配分から、現地での自由時間は下記の通りとなります。
日曜:ホーチミン市内からホーチミン空港へ。遅くても07:00には空港行きの車に乗る
ホーチミンでの実質の自由時間は土曜10:00~24:00の14時間と日曜24:00から07:00の7時間で合計21時間です。
ただし、実質で言えば日曜の24:00頃からホテルを出発するまでは何もできないのと同じですね。
よって、現地で本当に自由に動ける時間は「14時間」です。
現地での宿泊は1泊なので、正確には2泊3日ではなく1泊3日です。
乗り継ぎの台北桃園国際空港は深夜に到着して朝まで寝泊まりできるの?
1つ問題があるのは、台湾桃園国際空港に着くのが深夜なので、朝まで5時間30分をどう過ごすかということです。
私の場合は悩むこと無くその辺の椅子で寝ますし、椅子がなければ床の上でも寝てしまうので問題ないのですが、女性など中にはそんなの無理という人も居るかも知れません。
ただ、行けば分かるのですが桃園国際空港には、長椅子などかなりたくさんの寝られるスポットがあります。
寝るのは怖いという人でも営業が終了した後のレストランやカフェなどで寛ぐこともできます。
さらに言えば、桃園国際空港の中にはトランジットホテルはあるのですが、6時間でなんと4500TWD(約17,000円)な上に、深夜に到着しても利用することができませんので、空港泊しかないという訳ですね。
ダウンジャケットやヒートテックなど防寒具は忘れないようにしましょう。
ホーチミン空港からホーチミン市内に行くのはタクシーが楽で良い
ホーチミン空港から市内へ行く手段は、バスかタクシーとなりますが、時間が勿体無いので素直にタクシーを利用する方が良いです。
空港からホーチミン市内までは時間にして約25分から30分で200,000VNDから300,000VND(約1,000円から1,500円)ほどで、別途空港使用料の10,000VNDが加算されます。
ベトナムで安心して乗れるタクシーは「ビナサン(VINASUN)」「マイリーン(MAILINH)」の2社になります。
エアポートタクシーのタクシースタンドを越えて奥の方へ歩い行けば、一般のタクシーが止まっているので、「ビナサン(VINASUN)」「マイリーン(MAILINH)」の配車係員を探しましょう。
むしろ、この2社以外のタクシーはボッタクリしかいないので、何があっても乗ってはいけません!
ホーチミン空港からホーチミン市内までバスで移動する方法
エアポートシャトルバスで市内まで行けば、20,000VND(100円)ほどなので、安いのは安いです。
もし、バスで行きたい場合は、ベンタイン市場、ブイビエン・デタム地区に向かうのであれば空港からでるエアポートシャトルバス「109番」を利用すれば行けます。
バスの場合は空港から市内まで約30分から40分みておけば良いですが、30分に1本ですのでタイミングによってはここで30分待つことになります。
バス乗り場に向かえばシャトルバスの受付スタンドがあるので、行き先や地図を見せればどこまで行けば良いか教えてくれるでしょう。
バスのルートを見比べて、降りてからの観光ルートをしっかりと考えてから乗れば無駄がなくて良いですね。
バス会社の公式ホームページ
Grabを使えるならそれが一番楽
ホーチミンでも配車アプリのGrabは利用できますので、SIMフリー携帯を持っているのであれば現地でSIMを購入して使うことを全力でお勧めします。
Grabを使えることによって、公共交通機関の弱いホーチミンでの移動がめちゃくちゃ楽になります。
また、クレジットカードを登録しておけばボッタクリの心配もなくタクシー代わりに利用できます。
SIMフリー携帯は有るけど、海外でSIMの設定などをしたことがない人はSIMを購入したカウンターで「設定お願いします」と渡してしまえば、95%以上のスタッフがやってくれるでしょう。
混雑している時は後回しにされることもありますが、それは仕方ありませんので素直に待ちましょう。
特にGrabは空港から市内、市内から空港への移動もできるので、交渉する必要がなくて良いですね。
2泊3日のホーチミン一人旅で何ができる?
2泊3日と言っても、実質ホーチミンで後の都合を考えずに自由に行動できるのは、土曜日1日の約14時間ですので、それほど多くの時間はありません。
どちらにしても1日ですので、あまりバタバタせずにホーチミンの街を満喫したいですね。
それでは、ホーチミンの1日で周っておきたいスポットをチェックしてみましょう。
ホテルへチェックイン
ホテルのチェックインは、街歩きしながら自分の泊まるホテルへ向かって好きなタイミングですると良いです。
しかし、ホーチミンは街歩きが多いので、チェックイン時間ではなくても早目にホテルへ向かって、荷物を置かせてもらいましょう。
と言っても、機内持ち込み手荷物だけで来ているはずでしょうし、それほど重く無いと思うので後回しでも良いですけどね。
タクシーも英語があまり通じませんし、カタカナ読みでも発音が違うので通じません。
水上人形劇鑑賞
ハノイの方が有名ですが、ホーチミンにも水上人形劇があります。
ベトナムの伝統楽器の生演奏をバックに、水面の上で人形劇が上演されます。
鑑賞料金は120,000VND(約600円)ですので、ホーチミンの観光では一番高い方ですね。
水上人形劇鑑賞の上演時間は17:00〜と18:30〜の2回です。
チケットが売り切れる場合もありますので、早目に確保しておきましょう。
ベンタイン市場のナイトマーケット
ホーチミンでは、毎晩18:30頃からベンタイン市場周辺でナイトマーケット開催されます。
ハノイの場合は主にローカルの人達の夜の楽しみとしての意味合いが大きいのですが、ホーチミンでマーケットに訪れる人の多くは観光客なので、お土産に使えるモノなども多く売られています。
交渉を失敗すると高く付きますが、手作りの工芸品やお土産用の小物なども手に入りますし、ベトナムの少数民族が手作りしている刺繍のポーチなどはとても可愛いです。
また、観光客目当てなので通常の屋台より少し高めの値段設定にはなっていますが、たくさんの屋台が出るので食べ歩きをするのも楽しいですね。
サイゴン大聖堂
1880年に建てられた地上60mのロマネスク建築のカトリック教会で、正式名称は日本語で「聖母マリア教会」です。
2020年頃までは改装中ですので、中には入れず外観を見学するだけになります。
統一会堂
入場料:40,000VND(約200円)
観光客がとても多いスポットで、元南ベトナムの大統領官邸です。
歴史的な意味合いが深い建物なので、是非少しだけでも歴史を頭に入れて見学したいですね。
じっくりと見て回っても2時間もあれば大丈夫です。
中央郵便局
ホーチミンで実際に稼働している郵便局ですが、19世紀末に建てられたコロニアル建築の建物で観光スポットにもなっています。
中もおしゃれな作りになっていますし、お土産屋さんなどもあるので一通り見て回ると良いでしょう。
ブイビエン通り
ホーチミンにあるバックパッカーが集まる通りで、ベトナムのカオサンストリート的な場所です。
デタム通り、コンクイン通り、ファングーラオ通り、ブイビエン通りなどで地域が構成されていて、ブイビエン通りがその中のメインストリートになります。
昼も夜も人通りは多いですが、カオスを味わいたいのであればやはり夜がオススメです。
まだまだ、こなれていないホーチミンだからこその独特な世界を味わえます。
ドンコイ通り
ドンコイ通りは、観光客のためのメインストリートと言える通りで、オペラハウスから続く通りにはオシャレなカフェやレストラン、高級ホテル、マッサージなどがメコン川沿いに立ち並んでいます。
ホーチミンがはじめての観光客であれば、ほぼ100%訪れるストリートですね。
一種の観光スポットになっているマジェスティックホテルもこの通りにあり、ちょっと贅沢をしたい観光客であればこのあたりのホテルに泊まるのが定番です。
ホーチミン市内からホーチミン空港へ向かう
帰国日は、ベトナム・ホーチミン空港(タンソンニャット国際空港) 09:45発ですので、ホーチミン市内からホーチミン空港へ行く場合は遅くても7:00には車に乗らないといけません。
LCC利用ですし、万が一のことを考えれば6:30までに乗り込むのがベストです。
空港から市内へのシャトルバスが5:30に空港を出発するので、前もって時間をチェックしておけばシャトルバスに乗ることもできますが、帰国日なのでタクシーの方が無難です。
すでに配車アプリが使える状態の人は、最初にアプリで探せばすぐに見つかると思いますが、万が一見つからない場合はホテルのフロントにタクシーの相談をすれば対応してくれるでしょう。
ホーチミン2泊3日の週末海外一人旅の総費用
ホテルをどうするか、移動がタクシーかローカルバスかでいろいろ変わりますが概算の予想はコレくらいです。
●ホーチミンから大阪 25,421円
●飛行機にかかる+α 3,000円
●ホテル1泊の宿泊料金 安宿 4,000円 贅沢ホテル 12,000円
●現地での移動費 基本は空港市内往復のみ必要 バス1,000円以内 タクシー5,000円
●現地食事代 ローカルで2,000円 贅沢して5,000円
●観光施設入場料 1,000円
★予想の旅行代金合計 高くて70,000円前後、安くて60,000円前後
やはり、航空券だけで往復50,000円近くになるので少し高く付きますね。
出来ればチケットはプロモーションセールなどでもう少し安く抑えたいところです。
ホテルは、1泊1,000円程の宿もたくさんあるので、もっと安宿を選べばコストを下げることは出来ますが、4,000円から5,000円のホテルの方が絶対におすすめです。
以上、関空発!ホーチミン2泊3日の週末旅行プランでした!
市内観光は夜だけにして是非行きたいツアー
朝から夕方までの時間を使うことになりますが、街中は夜でもライトアップされた外観は見て歩けるので、昼間はメコン川とクチトンネルのツアーに行くことをおすすめします。
特にクチトンネルはベトナム戦争時に使われていたトンネルで、アメリカとの戦争に勝ったベトナム人の自慢とも言える場所ですので、見ておく価値はあります。
下記のツアーはすべて格安な上に、一人参加でも追加料金無しの混乗ツアーなので、一人旅でも安心して参加でます。