先に結論から言えば、オーストラリアから日本へ送金するならTransferwise(トランスファーワイズ)だけ調べれば十分です。
オーストラリアなどで海外生活をしていると、日本の家族への仕送りや日本へ帰国の際に日本円に両替することが必要になることがよくありますね。
そこで、オーストラリアから日本へ送金するのに格安で海外送金ができるTransferwise(トランスファーワイズ)や両替手数料を安くして日本円を手に入れる主な方法をご紹介しましょう。
オーストラリアから日本への送金はTransferwise
まず、オーストラリアや海外に住んでいて日本にお金を送る方法や日本円を手に入れる方法はいくつかあります。
1.オーストラリアからトランスファーワイズで日本へ送金
2.現地の銀行口座から日本へ送金
3.海外の銀行で日本でも使えるデビットカードを作成し日本のATMで引き出す
4.現地で日本円か米ドルに両替して日本に持って帰る
トランスファーワイズで日本へ送金
トランスファーワイズがどういったサービスかというのはこちらの記事をご覧下さい。
まず、海外から日本の送金でダントツで手数料が安いのがトランスファーワイズ(Transferwise)です。
簡単に説明すれば、トランスファーワイズは海外送金業者なのですが、海外送金をしません。
どういうことかと言えば・・・
トランスファーワイズは世界中に拠点を持っています。
例えばオーストラリアに住んでいて日本の家族に送金したい人。
この場合はオーストラリアのトランスファーワイズ口座に送金します。
トランスファーワイズはあくまで国内送金をしているだけなので手数料が安く済むということですね。
銀行口座から日本へ送金する
オーストラリアの銀行口座から日本へ送金するのに必要な手数料は、だいたい日本の銀行から海外へ送金するのと似たような手数料ですね。
金額により数千円から数万円の手数料が必要になるので、まったく安いとは言えません。
また、国によっては資金の流出を防ぐために銀行からの国外への送金いは厳しい規制がある場合もありますね。
デビットカードを作成しATMで引き出す
オーストラリアの銀行でデビットカードを作成して日本のATMで引き出す手もあります。
これは、そこそこ便利な方法ですが日本に帰国してしまう人はオーストラリアの口座にお金を残したままになる不安がありますね。
さらに、引き出す度に3%~5%の手数料が取られてしまいますので、便利なだけで安いとは言えません。
中には、現地でATMカードを作って、日本の家族へ渡しておいて、仕送りはそこから引き出してもらうという方法を取っている人もいますが、ハッキリ言って大損しています。
メリットとしては、日本よりも利率が良い口座に預けておけるといったところですね。
米ドルに両替して日本に持って帰る
オーストラリアで豪ドルを円かドルに両替することもできます。
ただし、現地通貨を米ドルに戻すのに7%~8%の両替手数料が必要になるので、手数料的には一番高く付きますが、確実にお金を持って帰れる方法です。
しかし、これも日本に帰国する時しか使えない手ですので利用価値は低いと言えるでしょう。
その点、トランスファーワイズ(Transferwise)であれば両替手数料無しで日本へ送金出来るので助かりますね。
オーストラリアから日本へ手数料を比較
トランスファーワイズ(Transferwise)では、サイト上で他のサービスと手数料の比較ができるようになっているので分かりやすくて良いですね。
●オーストラリアから日本への送金
他の送金方法と比較しても、断然トランスファーワイズの手数料が安いことがすぐに分かりますね。
オーストラリアから日本への送金に関する注意点
オーストラリアから日本へ送金する際は以下の情報が必要になります。
・口座名義:カタカナでフルネーム(100万円以上の送金は英語表記でも可)
・口座番号:口座の種別も必要(普通・当座など)
・銀行名と銀行コード
・100万円を越える場合は受取人のSWIFT/BICコード
日本への送金が100万円を越える場合はSwift送金となります。
トランスファーワイズは基本的に1回の送金が100万円以下までですが、Swift送金であれば100万円以上も送金可能です。
ただし、100万円以上の送金にトランスファーワイズを利用するのであれば大手銀行でも同じですね。
また、銀行によっては受け取りに手数料が必要になったり、送金途中で関わる取引銀行(中継銀行)が手数料が発生する場合もあります。
オーストラリアから日本への送金でも安全
オーストラリアの銀行にも日本のソニーバンクのように預金額が500万や1000万を越えると海外送金手数料が無料になるというようなサービスもあります。
他にも、海外送金で良く利用されているFXでの送金は数百万円単位であれば大幅に手数料を安くすることができます。
これらのサービスを上手に利用すれば、トランスファーワイズより手数料が安いこともあります。
特殊な条件をクリアすると手数料が格段に安くなるサービスがあるのも現実ですので、中にはトランスファーワイズより安くなる場合もあります。
ただし、FXでの送金はメリットもありますが、どうしても為替が急変するリスクがありますので、ちょっと気軽に送金という訳には行きません。
また、一般的に海外の銀行でそのような大金を預けていることも少ないので現実的ではありませんね。
もちろん、トランスファーワイズのような格安の資金移動業者はいくつかあります。
しかし、基本的に全て英語のサイトになりますし、カスタマーサービスも全て英語ですのでハードルが高いです。
2020年4月20日時点では、トランスファーワイズほど便利で手数料が格安になるサービスは見当たりません。