まず、どれくらいのレベルを日常英会話として考えているかを考えないといけませんよ。
これまで語学学校で管理者として働き、留学カウンセラーをしていた経験からすると、英語の留学を考えている人の7割~8割は現実が見えていません。
そして、そういった現実を知ること無く留学した7割~8割の人が留学しても英語力が伸びること無く、だからといって全力で頑張ることもなく、ズルズルと留学生活やワーホリ生活を過ごしてしまいますね。
ここでは、日常英会話のレベルが実際どれくらいのモノなのか、日常英会話が話せるようになるにはどれくらい留学すれば良いのかについてチェックしてみましょう。
日常英会話が話せるレベルってどれくらい?
留学に際して、日常英会話が話せるようになることを希望する人が大多数ですが、実際にその日常英会話がどれくらいのレベルなのか理解出来ている人は多くありません。
例えば、下記の表はTOEICを提供しているIIBCにあるTOEICスコアを基準にした表ですが、私がたくさんの留学生を見てきた実感としてはかなり甘く見積もっていると思います。
参考:https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/pdf/proficiency.pdf
表の中ではTOEIC470で通常会話であれば要点を理解し、応答にも支障はないとされていますが、TOEIC470ほどのレベルではまず無理で、最低でもTOEIC730ほどのレベルが必要になるでしょう。
もちろんTOEICに興味がないだけで点数が低くても英語がペラペラの人もいますが、TOEIC対策をしたことがない人でも英語が話せれば730点は取れます。
日常英会話を話せると言って良い現実的な英会話力は「レベルB」となりますね。
日常英会話が話せるようになるにはどれくらい留学すれば良い?
先の表では、少し現実味が無いレベルですので、もう少し分かりやすい解釈でレベルを見てみましょう。
LV1.海外一人旅をして困らないレベル
LV2.非ネイティブと簡単に意思疎通ができるレベル
LV3.非ネイティブ相手ならだいたい思ったように話せるレベル
LV4.ネイティブ相手でもだいたい思ったように話せるレベル
LV5.ネイティブ圏で営業職として仕事をしていても問題無いレベル
このように日常英会話というのは全てのレベルを含めて言いますので、一概に日常英会話と言われても判断するのが難しいですね。
私がカウンセリングしていた経験からすると、だいたいの留学生の希望が「LV4」のネイティブ相手でもだいたい思ったように話せるレベルを思い浮かべている感じです。
では、中学3年間の文法が8割理解できている初心者が留学するとして、それぞれの日常英会話のレベルに達するのにどれくらいの留学期間が必要かについてチェックしてみましょう。
LV1.海外一人旅をして困らないレベル
中学文法を8割理解出来ている人が留学すれば「海外一人旅をして困らないレベル」になるには100時間もあれば十分でしょう。
フィリピン留学で言えば6時間の授業+自習4時間の1日10時間の学習で2週間になりますね。
海外一人旅レベルを目標にするのであれば、週末の土日は机に向かって勉強せずに、いろんなところで旅を想定して実践を頑張るのがベストです。
レストラン、ショッピングモール、ショップなど英語を使うチャンスはいくらでもあるので、自分から話しかけまくるのが習得の最短距離になるでしょう。
LV2.非ネイティブと簡単に意思疎通ができるレベル
中学文法を8割理解出来ている人が留学すれば「非ネイティブと簡単に意思疎通ができるレベル」になるには300時間もあれば十分でしょう。
250時間としても、フィリピン留学で言えば6時間の授業+自習4時間の1日10時間の学習で5週間です。
効率良く頑張れる人なら4週間でも達成出来るレベルなので、初心者が最低限の英語力を身につけるために短期集中で一気に学習するのにおすすめですね。
LV3.非ネイティブならだいたい思ったように話せるレベル
中学文法を8割理解出来ている人が留学した場合「非ネイティブ相手ならだいたい思ったように話せるレベル」になるには1000時間~1500時間が必要になります。
1000時間としても、フィリピン留学で言えば6時間の授業+自習4時間の1日10時間の学習で20週間です。
ただ、このレベルにはかなり幅があるので、理想からすると6ヶ月は見ておいた方が良いです。
6ヶ月あれば相手がネイティブでもなんとか会話を続けられるレベルに届く感じですね。
LV4.ネイティブでもだいたい思ったように話せるレベル
中学文法を8割理解出来ている人が留学した場合「ネイティブ相手でもだいたい思ったように話せるレベル」になるには2000時間~3000時間の留学が必要になります。
英語を話せるようになりたい人の大半は、このレベルが英語がペラペラの基準と考えていますね。
しかし、最短期間でも2000時間というと徹底的な缶詰学習ができるフィリピン留学でも1年間になるので、全くおすすめしません。
1200時間(6ヶ月)を越えてフィリピンで学習したところで、ネイティブと話せる英会話力を身につけるのはかなり効率が悪いですからね。
もちろん、予算次第ですがフィリピン留学で1200時間学習して、しっかりと力を付けてからであれば、カナダやイギリスに6ヶ月の留学や1年のワーホリするのも良いですよね。
イギリスやカナダなどと同じ学習ができるマレーシアやタイにある語学学校に行き、レベルの高い欧米系の留学生と一緒にネイティブからのレッスンを受講するのもおすすめです。
LV5.ネイティブ圏で営業職をしていても問題無いレベル
中学文法を8割理解出来ている人が留学した場合「ネイティブ圏で営業職をしていても問題ないレベル」になるには4000時間~5000時間の留学が必要になります。
しかし、これくらいの学習時間が必要だというだけで、このレベルの英語は留学でどうにかなることではありません。
3000時間ほど学習してネイティブと問題のない意思疎通が取れるようになれば、その後は学校ではなくネイティブ圏で毎日英語を使い込む生活をしないといけません。
最終的には日本語なら使いこなせるコミュニケーションスキルを英語で自然に使いこなせるようになるのが最終目標になりますね。
日常英会話のまとめ
結論として、初心者がフィリピンへの短期留学で身につく日常英会話力は1000時間~1500時間の留学で「非ネイティブ相手ならだいたい思ったように話せるレベル」になるのが一般的です。
初心者がイギリスやカナダに1000時間留学したところで高確率で路頭に迷って終わりですが、フィリピン留学であれば短期集中で効率良く英語を身につけることができます。
もちろん、1日10時間超の学習を最短で3ヶ月間続けないといけませんので簡単なことではありませんが、たった3ヶ月で人生を変えるチャンスがあるのも事実ですね。
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