海外への移住先として非常にお手軽なのがフィリピンのセブです。
結論を先に言ってしまえば、贅沢をしなければセブでアパートやコンドミニアムを借りても、1ヶ月の生活費は50,000円以下ということも十分可能です。
アパートやコンドミニアムを賃貸するのも多少の英語ができれば誰でも簡単にできますので心配不要です。
セブはとても狭いエリアで、あらゆるところに日本人の手が入っているので、お金を使って日本人業者に頼んでしまえば何もかも勝手に終わってしまいますね。
今回はセブでの生活費や部屋の探し方などをまとめてみました。
セブでアパートやコンドミニアムを賃貸した時の1ヶ月の生活費
まずは、フィリピンに住んで6年以上になる私の1ヶ月の生活費をご紹介しましょう。
私は海外旅行をする以外はかなりの引き篭もりなのであまりお金は使いません。
ほとんど人付き合いもない。
外出もしない。
お酒も飲まない。
女性と遊びにも行かない。
カジノも興味ない。
という非常に「つまらない」と言われる生活を送っているのであまり参考にならないかも知れません(笑)
●広めの1Kで古めのコンドミニアムの1ヶ月の家賃
・家賃:11,000ペソ
・管理費:1,400ペソ
・電気代:平均1,200ペソ
・水道代:月150ペソ
■合計:13,750ペソ(約28,200円)
※2019年8月12日時点で1ペソ=2.05円
日本円で約30,000円が住居に掛かる費用です。
普通にホテルを探すのであれば、旅行サイトやホテル検索サイトから最安料金をAIが自動的に一括検索してくれる便利アプリatta(アッタ)を準備しておきましょう。
セブ島で住居以外の1ヶ月の生活費
さらに、住居とは別で1ヶ月の食費が約8,000ペソです。
●自炊の食費 5,000ペソ
●外食費 3,000ペソ(1回150ペソから300ペソ)
外食は日本人の友人と出歩くと1回に合計1000ペソ程は必要になりますので、時間つぶしでしか無い無駄な集まりには参加しません。
普通にローカル向けの食堂で生活している限りは1食50ペソもあればお腹いっぱいになります。
しかし、私はあまりお腹が強い方ではないので、最低限でもファーストフードや少し高めのローカルレストランを利用します
その他、必要なる費用はこちらです。
●交通費 500ペソほど
交通手段は、基本はローカルのジープで1回7ペソで済ませていますが、たまにある日本人との付き合いで時間を守ろうとタクシーを使うと1回150ペソ程は掛かります。
●飲料水 1,000ペソほど
フィリピンで一番健康に害の無い水を飲んでいるので高めです。
通常だと1ヶ月150ペソもあれば十分です。
●プロパンガス 1ヶ月150ペソほど
プロパンガスは750ペソで12kgのガスを買えば4ヶ月から5ヶ月は持ちますね。
●ポケットWi-Fi 1ヶ月800ペソほど
SIMフリーのポケットWi-Fiを利用すれば1週間上限2ギガのプランで99ペソです。
それがだいたい3日から4日にチャージするくらいですね。
1日に多く使う時はWi-Fiがあるカフェで作業します。
という訳で、居住に掛かる費用が約30,000円、生活費が約22,000円で合計は52,000円です。
とは言っても、私の場合は平均すると大体の月は50,000円以下で生活できていますね。
セブ島での生活には毎月VISAの延長費用が掛かる
会社勤めでワーキングVISAが会社負担なら良いですが、私のようにフリーランスでワーキングVISAを持っていない場合は毎月別途VISA費用が必要になります。
滞在期間 | 1ヶ月延長 | 2ヶ月延長 |
---|---|---|
1ヶ月(29日) | VISA免除 | VISA免除 |
2ヶ月(59日) | P3,130 | できない |
3ヶ月(89日) | P4,400+50USD | P4,900+50USD |
4ヶ月(119日) | P2,430 | ーーー |
5ヶ月(149日) | P2,430 | P2,930 |
6ヶ月(179日) | P2,430 | ーーー |
少なくても、半年(179日以内)の滞在で約28,000円は必要になりますね。
1ヶ月の生活費に平均すると、約52,000円+VISA代約4,700円が掛かっています。
フィリピンではトラブルでの支出が定期的にある
フィリピンで生活していると本当にいろんなトラブルがあります。
・携帯を盗まれた
・ホットシャワーが急に壊れた
・冷蔵庫が壊れた
・パソコンが盗まれた
・空き巣に入られた
セブのアパートやコンドミニアムの契約期間はどれくらいから?
数年前までは1年契約が当たり前でしたが、airbnbが出てきてから3ヶ月、6ヶ月などで契約できる部屋が増えてきました。
もちろん、長ければ長い程安くなりますので、年単位で住むことが決まっているなら、1年単位で借りた方が良いですね。
移住を目的に現地採用などで仕事が見つかった場合に借りる人が多いと思います。
しかし、セブでの生活経験がない人や海外で仕事をした経験がない人だと、1年持たずに辞めてパターンがほとんどなので最初はホテル住まいの方がおすすめです。
セブにも敷金礼金はあるの?
セブで部屋を借りる際に必要になるのは「保証金」です。
家主さんによりますが、保証金は家賃の2ヶ月分が平均です。
家主さんや現地で不動産を取り扱っている人と直接やり取りすれば「手配料」や「礼金」のような無駄なお金は取られません。
しかし、英語が話せない人やフィリピン生活に慣れていない人の場合は、素直に日系の不動産紹介会社を頼った方が安全で確実です。
ただ、日本人のサービスを受けた場合は手数料が取られますし、基本的に20,000ペソ以上から50,000ペソなど高い物件が多くなるので安く済ませようという場合は無理ですね。
また、賃貸で払った保証金は結構な割合で退出するまでに戻ってきません。
退出する3ヶ月前には「出るから保証金用意しておいてね」と伝えておかないと払ってもらえずに泣き寝入りすることになるので頭に入れておきましょう。
セブでアパートの家賃の最低辺ライン
私が住む部屋のように家賃は月3万円以内で借りられれば、日本人としては安く済ませている方だと言えます。
もちろん、一人暮らしではアパートで1ルーム(スタジオタイプ)を借りるのが一番安く済みます。
しかし、6,000ペソ(12,000円)を切ってくると、部屋の汚さ、水回りの汚さが完全にフィリピン人用のレベルになってきます。
ただ、この辺りの価格帯になってくるとセキュリティは無しと言って間違いないレベルですので、1年以内に何らかの被害に遭う可能性はかなり高いと言えますね。
※2019年8月の1ペソ=2.05円ですので約2倍と考えて下さい。
フィリピン・セブで賃貸できる部屋のタイプ
セブで部屋を借りる場合には下記の3つのタイプがあります。
●Full furnished(家具付き)
●Semi furnished(エアコン、ベッド、収納、たまに冷蔵庫)
●unfurnished(家具無し)
好みによって決めれば良いですが、家具付きでもほとんどの場合は小汚い家具があるだけです。
私のおすすめは「Semi furnished」でマットレスは無しですね。
個人的には、マットレスも新品や綺麗に使われているなら良いですが、ダニや南京虫が怖いですし、毎日掃除もせずにどんな人が使ってたか分からないようなマットレスで寝たくありません。
●Full furnished(家具付き)1ヶ月15,000ペソ
●Semi furnished(エアコン、ベッド、収納、たまに冷蔵庫)1ヶ月12,000ペソ
●unfurnished(家具無し)1ヶ月8,000ペソ
やはり、一番都合が良いのは「Semi furnished」ですね。
unfurnished(家具無し)の部屋は安いですが、家具無しの部屋の場合は自分で家具を揃えないといけません。
ただ、furnished(家具付き)の部屋なら買わなくて良いかというとそんなことはありません。
安めの部屋にある家具なんて、汚くてくたびれたマットレスや絶対に座りたくないようなソファなど、普通の衛生観を持っている人にはまず無理です。
そこでSemi furnished(最低限の家具付き)でベッドの骨組みだけあったりする部屋もあるので、探してみると良いですね。
セブ移住で家具を一式揃えるのに必要な費用
家具無しの部屋で一から全てを揃えようとすると下記の費用が必要です。
・シングルパイプベッド本体 3,000ペソ
・まともなマットレス(シングル) 3,000ペソ
・小型の冷蔵庫 15,000ペソ
・エアコン 15,000ペソ
・扇風機 1,200ペソ
・ホットシャワー 7,000ペソ
・収納棚 3,000ペソ
■合計:47,200ペソ(1ペソ=2.05円で約100,000円)
キッチンがない部屋だとして最低限これくらいは必要でしょう。
ベッドはマットレスだけ床に置いて寝ても良いですね。
キッチンを使いたいとなると更にガスレンジ、プロパンガスの手配なども必要になります。
もちろん、何も揃えずにマットレスと扇風機だけで済ませれば最強ですが、通常の感覚を持っている人には1年も2年もそんな生活はできません。
フィリピンの賃貸の種類は何がある?
フィリピンの賃貸の種類は呼び方が多少違うだけで基本は日本と同じです。
●アパート
●タウンハウス
●コンドミニアム
普通の日本人は基本的にコンドミニアムに住んでいる人が多く、家賃は平均すれば20,000ペソ前後になります。
日本人が問題なく過ごせるレベルはだいたい15,000ペソを越えてきた辺りからです。
1ヶ月3万円からなので、日本の地方都市のさらに田舎で部屋を借りるのと大差ないですね。
日本人が快適に過ごせるレベルだと20,000ペソからしますので、日本人としての暮らしを維持しようとするとセブの賃貸価格は決して安くありません。
アパートタイプの賃貸
日本と同じで一つの大きな建物の中に部屋を借りて住みます。
日本人が住めるレベルのアパートは10,000ペソ程からになり、それくらいの価格帯からはセキュリティ用に防犯カメラが付いていたり、ガードマンが居たりします。
しかし、10,000ペソ位のアパートになるとフィリピン人が数人でシェアして住んでいる場合があり、居住者の質が悪い時がありますので注意が必要です。
こうなると、外から来る泥棒ではなく内部犯行が増えてくるので気は抜けません。
アパートを借りる場合は外国人が多いのか、フィリピン人が多いのか聞いてからにしましょう。
タウンハウスタイプの賃貸
タウンハウスはこの写真のような感じで同じような作りの建物がいくつか並んでいる中の1棟を借りることになります。
家賃は1棟借りても8,000ペソから15,000ペソ程度で、だいたい部屋は3つほどあります。
基本的には家具などなにもない状態で借りるので、完全に新しい暮らしを始める形になり、家具なども全て揃えないといけませんので初期投資が高く付くので一人で済むには適しません。
無駄に広いと電気代も掛かってしまいますしね。
また、タウンハウスを避けたほうが良い一番の理由は、空き巣の被害が一番多いのがタウンハウスタイプだからです。
外国人が一人暮らしをしているとバレるとすぐに目を付けられてしまって空き巣被害に遭う可能性は大です。
私はタウンハウスではなく1戸建てを日本人数人でシェアして住んだことがありますが、たった1年で2回の被害に遭いました。
ビレッジと呼ばれ、入り口にガードマンが居る居住区があり「ビレッジの中は安全です」などと宣伝している物件や日本人シェアハウスなどがありますが信用できません。
コンドミニアムの賃貸
普通の感覚を持つ日本人であればコンドミニアムに住んでいますね。
家賃的には管理費など含めて13,000ペソから20,000ペソあればスタジオタイプと呼ばれるワンルームを借りる事ができます。
下記の写真のようなFull furnished(家具付き)でも15,000ペソで借りられます。
ただし、フィリピンで部屋の写真を見た場合は新築以外は200%増し位の良さで写っていると考えたほうが良いです。
これで200%増しなの?と思う部屋の写真は現地に行ったらきっと悲惨です(笑)
コンドミニアムは家賃と別に部屋の広さによって管理費を払う必要があり、だいたい別途で1,000ペソ程必要です。
やはり、外国人にはコンドミニアムはセキュリティ面がしっかりとしているので安心というのが一番大きいですね。
しかし、コンドミニアムでも住人の出入りが自由レベルなところは、外部からの侵入者も自由なところが多いのでしっかりとガードマンや防犯カメラの機能が働いているのかは確かめた方が良いです。
また、コンドミニアムでも内部犯行はありますので、住人が少なすぎるコンドミニアムや借りようとする部屋の玄関から廊下の見通しが悪い作りのコンドミニアムも避けた方が安全です。
少くても周辺の部屋が空き部屋だらけなんていうコンドミニアムは止めた方が懸命ですね。
セブで賃貸の部屋を探す方法
セブで部屋を借りるのであれば3通りの方法があります。
・現地フリーペーパーで探す
・ネットの賃貸情報で探す
・アパートやコンドミニアムに直接行って聞く
基本的に、日本のように不動産屋というような店舗はありません。
現地フリーペーパーに掲載されている日本人業者を頼る
手数料は掛かりますが、日本人の担当者が対応してくれるので非常に楽ですね。
個人的には何のネタにもならないので面白くないですが(笑)
現地で直接アパートやコンドミニアムに聞いてみる
直接アパートやコンドミニアムに聞きに行くのもとても簡単ですね。
だいたい、外にはガードマンが居るのでオーナーや管理者と話したいと伝えれば連絡を取ってくれます。
もちろん、誰もいない場合は後日連絡という形になりますので、無駄足になることも多いですけどね。
部屋を探しに行くのであればお金持ち風の小綺麗な服装で行きましょう。
フィリピン人はお金持ちに弱く、清々しい位に見た目でまったく態度が変わります。
お金を持っていない風に見られてしまうと話にもならない場合もあります。
ローカル向けの賃貸のホームページで直接業者と交渉する
日本でもある売ります買います的なホームページで物件の紹介もしています。
下記に紹介しているのがメジャーなサイトになりますが、物件を出している業者はだいたい同じなので、どれを使ってもそう大差はありません。
●OLX
セブの賃貸物件はOLXを使って探す方法が簡単
私はいつも物件を探す場合はOLXを利用しています。
他のサイトでも同じような物件ばかりですし、フィリピンにはしっかりした街の不動産やみたいなお店はありませんので、家主の代行者が出している場合の方が多いです。
OLXの使い方はアゴダみたいなものなので省略しますが、まず下記のように検索してみましょう。
左のメニューから、コンドミニアム、セブ地域のセブシティ、家賃の予算を決めるだけです。
良さげな部屋を選んで部屋の詳細を調べましょう。
気になる部屋があれば右下に担当者へメッセージを送るフォームや電話番号が掲載されているのでクリックします。
すると下記のように登録する画面になり、そのまま進めれば担当者の電話番号をGETできます。
電話するなり、テキストでメッセージを送るなりすれば、トントンと話は進んでいきますね。
ただし、ホームページからのメッセージフォームは返信が無いことが多いので、携帯に直接メッセージするのが一番確実です。
当然英語でのやり取りになるので、中学3年文法の最低限の日常英会話レベルが無いと厳しいですよ。
担当者とは日時を約束して適当にどこかで待ち合わせれば、だいたい車に乗って現れるのでそのまま物件めぐりができます。
どの業者さんでも結構物件を持っているので、遠慮せずに希望を言えば良いですね。
もちろん高い物件の方が家主から手数料が高く取れるので喜びますが、今までの経験上は安い物件でも愛想よく相手をしてくれます。
こういったやり取りは決して難しくはないので、英語ができない人は最低限の英語を身に着けましょう。
セブ島で海外移住の下見をするなら語学留学がコスパ良し
フィリピンへ移住して住むことへのハードルは非常に低いですが、やはり最低限の英語は身に付けてからでないと問題なく生活していくことは難しいです。
特に日本人は海外での危機感が非常に薄いので、かなりの人が詐欺などの被害に遭っていますね。
フィリピンでは携帯電話番号などいつでも変更できる使い捨てみたいな物ですので、物件を借りる時は必ず業者から名刺ではなく、本人の身元を照明できるIDのコピーやを貰うことも大事です。
また、英語が出来ないなら勉強してから移住するのは当たり前ですし、英語ができないけど少しでも早く生活を試してみたいなら一番良い方法は体験的に留学することです。
単に下見に来て、その辺のホテルやゲストハウスに住んで宿泊費と食費などで月に10万円近く消費するのであれば、月に10万円程払って留学した方が効率が良いのは間違いありません。
また、セブのNILS
海外移住の下見をしながら、現地で就労体験もして、英語の勉強もしたいという人なら非常に便利なサービスです。
先生と仲良くなってフィリピン人の友達もできますし、セブで生活している日本人スタッフやセブに移住したい移住仲間も見つかる可能性が高いですからね。
例えば、格安英語学校のNILSであれば4人部屋が4週間84,500円で3食付きですからね。
まともに知り合いも出来ないような環境で下見するよりも、同じような費用で勉強しながら友人知人を作って下見する方が良いに決まってます。
NILSの0円留学で海外生活の疑似体験
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クレカの保険は複数枚あれば加算して使えるので万が一に備えましょう。