私自身は語学学校で働いていたのと留学で軽く300時間以上のカランメソッド受講した経験があります。
私も中学1年生の文法が理解できないレベルから英語学習を始めた完全に英語力０の人でした。
しっかりとした方法で進めることができるのであれば、カランメソッドほど英会話の初心者に最適な英語の練習方法は無いと言えます。
しかし、本当に英語力ゼロの人にはカランメソッドは効果無しで無駄なので止めた方が良いですね。
ここでは・・・
語学学校でカランメソッドなどを提供する側で働いた経験
軽く3０0時間以上のカランメソッドを受講した経験
完全に英語力０からカランメソッドで英語を学習した経験
これらの私の経験から初心者だからこそ効果的にカランメソッドで学習できる理由をまとめています。
カランメソッドは初心者の英会話には効果なし？
中学２年程度までなんとなく理解できるならOKですけどね。
超初心者の私がカランメソッドで英語力が伸びていることを感じたのは120時間（1日1時間で4ヶ月）ほどを越えた頃ですね。
私もたくさんの留学生をカウンセリングしましたが、平均して100時間ほど頑張れば効果が現れてきます。
そこで、もう一度お伝えします。
ハッキリ言って、そのレベルの超初心者には時間の無駄です。
私は、本当に何も分からない超初心者の状態で英語を始めました。
そして、その時の学校のオーナーにカランメソッドをやっていれば必ず英語が話せるようになると言われて頑張りましたね。
中1レベルが理解できない超初心者の状態から、1日50分のレッスンを3ヶ月続けました。
しかし、まったく効果なしで「カランメソッドで話せるようになんてならない」と思って時間の無駄を実感しましたね。
今では英語のおかげで、海外のどこでも好きな場所に1人で行けるようになりました。
海外移住もしていますし、7kgのバックパック一つで3ヶ月の放浪も問題無しです。
さらに、英語が話せるようになってからは、海外就職もしています。
また、今では英語を事業に結びつけて、パソコン一つで海外ノマドとして仕事をしています。
今では英語の相談を受ける人達には間違いなくこう伝えています。
カランメソッドではペラペラにはなりません
カランメソッドを簡単に言えば・・・
「英語を英語で考えて瞬発的に話せるようにするための練習方法」
英語の学習法としてはダイレクトメソッド（直接教授法）と呼ばれます。
要は、聞いた英語を頭の中で母国語に翻訳せずにダイレクト（直接）に英語として使えるようにするメソッド（教授法）ということです。
ダイレクトメソッドでは講師は授業で英語の説明をすることはありません。
身振り手振り、写真や絵、周辺にあるものを利用して状況から生徒に理解させることが基本となっています。
また、カランメソッドの原点は「軍隊式メソッド」です。
言語の違う寄せ集めの隊員に最低限の英語を最短期間で使えるようにさせるために生まれたトレーニング法でもあります。
英会話のメソッドに対する勘違い
カランメソッドや英会話のメソッドに過大な期待を持っている人や大きな勘違いをしたまま受講している人が多いです。
実際に、フィリピン留学でもカランメソッドを提供している学校では受講している人が多いです。
しかし、先生や学校のスタッフを含めて、カランメソッドをなぜ受講するのか理解している人はかなり少ないです。
を含んでたった2校しか無いからですね。
こういった点についてもカランメソッドについて理解している公式認定校のオンライン英会話でないと対応できません。
せっかくカランメソッドを受けるチャンスがあっても効果が分からないまま止めてしまう人も少なくないのが残念ですね。
また、何が一番大きな勘違いかと言えば、カランメソッドは決して自由にペラペラに話せることを目的にしている訳ではないということです。
英語がペラペラにはなれない
カランメソッドは、通常の4分の1の時間で英語を学べる英語学習法として宣伝されています。
しかし、先にも説明したようにカランメソッドはペラペラになる英語力を身に着けるための学習法ではありません。
カランメソッドはあくまで、基礎の文法を使った文章を使って瞬発的に英語を返す練習です。
どういうことかと言えば・・・
カランメソッドとは・・・
一定のパターンにはめられた基礎の文法を使って短文を話せる基礎作りをする
基本の構文を何度も聞くことでリスニング力が上がる
徹底的に正しい文章で練習することで冠詞（Theやa）などが身につく
こういった基礎をしっかりと作った人が次の段階として、思ったように話せるようになるための練習をすることができるということですね。
このような理由で、カランメソッドを続けてもペラペラと英会話ができるようになるという訳ではありません。
すでに「基礎的な短文を使った会話は大丈夫」という方にはカランは向いていません。
このレベルの人がどれだけカランレッスンを続けても英語は上達しません。
英語を勉強するためのレッスンではない
カランメソッドにはいくつかのルールがあります。
先生をトレーニングしているQQ Englishのような公式認定校のオンラインスクールであればルールに沿って授業を行っています。
その一つとしてカランメソッドの基本ルールは授業中に質問禁止ということです。
もちろん、カランメソッドのトレーナーから本当のトレーニングを受けたことがないパクリのスクールでは、その意味を理解できていません。
短いレッスンなのに、すぐに脇道にそれて脱線して無駄な時間を過ごすことになります。
先生から文法の講義を受ける授業ではないので、授業中に質問をして先生の話を聞いているのは時間の無駄ですね。
カランメソッドではやさしく丁寧に教えてくれる先生は最悪な先生と思いましょう。
授業中に分からないからと先生に質問した時に、先生から「ルールだから質問禁止」と言われると、ムカッとして止めてしまう人もいます。
中には、ルール通り過ぎて親切ではないとクレームを付ける人も結構いるのが悲しいですね。
しかし、カランメソッドを英語の学習の時間として使っている限り効果はありません。
スピーキングの練習なのに質問している時間はほぼ無駄としか言いようが無いです。
それを続ける限りは英語力が伸びることも無いです。
カランメソッドは英語を学ぶレッスンではなく、英語を話すトレーニングをするためのレッスンだと割り切りましょう。
大人は赤ちゃんのように英語は身につかない
さらに、カランメソッドなどのダイレクトメソッドの学習法では間違った解釈で捉えられていることが良くあります。
赤ちゃんは文法の勉強なんてしないので、赤ちゃんが言語を身に着ける方法と同じ方法で学ぶ。
このような、間違った解釈を信じてしまった初心者がカランメソッドをどれだけしてもダメです。
完全な初心者だった私のように、どれだけやっても効果はありませんし、まず間違いなく長続きもしません。
初心者でも回数をこなせば理解できるは嘘
こんな訳のわからないことを言う人がいます。
残念ながら、そんなことをしても理解なんて出来ません。
特に初心者の大人の場合は文法や文の構造が理解できていない文章は100回繰り返そうが、1,000回繰り返そうが理解できないので意味無しです。
ただ、理解は出来なくても覚えてしまうことはできるのは事実です。
これは、初心者が記憶出来る限りの英語を身に着けて、すぐ使うには成功体験を得るための良い手段だと言えますね。
しかし、初心者のレベルを越えて、TOEIC500程度の初中級者くらいになると違います。
理解力が伴わないままどれだけ一生懸命練習に時間を掛け練習しても効果はないです。
間違いなくほぼ路頭に迷いますね。
初心者でもカランメソッドはできる
初心者にカランは難しいと言う人がそれはもうたくさんいます。
しかし、初心者の方がカランメソッドを受けるのであれば、それぞれの学習ステージレベルにあった文法や理解力を身に着けながら続ければ何も問題ありません。
カランのステージ1からステージ4は中学文法の中でも簡単な構文しか出てきません。
事前学習で分厚い文法書のフォレストを読んだりする必要は1mmもありません。
一億人の英文法を読んだり、難しいことを勉強する必要もありません。
とにかく簡単な中学3年間の文法だけで十分ですね。
カランメソッドの評判は本当？
カランメソッドでよく宣伝されている「1/4のスピードで英語が習得できる」という飛びつきたくなるような売り文句がありますよね。
本当かどうかで言えば、効果的な方法でカランメソッドを利用すれば、普通に学習するよりも早くスピーキング力が身につくのは間違いありません。
Miaさん今年もネイティブの先生たちやカランメソッドを通してメキメキ英語力アップしそうな予感です🥰
私もTOEIC900点を目指したい🥺
お互い楽しみながら頑張りましょうね😊
改めまして今年も宜しくお願いします😊— Lily (@Lily_Dailylife) January 2, 2020
QQ Englishはカラン完走するまで継続。当初予定は今年の12月だったけど、今のペースでは無理そう。でもNCに戻る気はない。コイン出費が気持ち的に嫌だから。講師レベルもQQのほうがバラつき少ないし。正統派カランを希望する人はQQおすすめです #qqenglish #カランメソッド
— Tomoko😀やり直し英語学習14年目 (@Tomoko27279889) April 2, 2021
私自身は、中学1年の文法すらまともにわからない超初心者の英語力ゼロの段階で「カランメソッドは続ければ絶対に伸びる」と言われて我慢して休まずに受け続けました。
しかし、カランメソッドをやればやるほど伸びている実感が沸かず、続けているのが辛くなって挫折してしまいました。
ただ、今でこそ言えますが、私がそうなった理由は元の英語力が低すぎたということだけではありませんでした。
「カランメソッドの本当の使い方」や「カランメソッドでなぜ英語力が上がるか」を知らずに学習していたからなんです。
これらを知った今では、初級レベルの人には何のメソッドもない適当なレッスンに比べれば断然早く身につく方法だと断言できます。
カランメソッドが初心者でも効果が高くなる方法
私は、まったく伸びが感じられなかったので、一度カランメソッドを止めました。
そして、まったく勉強していなかった文法学習に取り組みましたね。
とりあえずカランのステージ1からステージ4に出てくる文法について勉強です。
勉強したと言っても中学3年間の文法だけで、なんとかある程度は理解できた段階で再度ステージ１からやり直しました。
すると、あれだけ気持ち悪かったカランメソッドの授業が本当にスムーズに進むようになったんです。
さらに、予習禁止と言われていたのを無視して、その日に学習するステージに出てくる例文を予習し、内容をすべて理解してから授業に望むようにしました。
そうして予習することによって、かなり効率が良くなりましたね。
それこそ、日本語を介さなくても英語を英語で考えられるようになる感覚で、毎日伸びてる感じがして本当に楽しかったです。
カランメソッドは初心者に向いていないのではありません。
各ステージに必要なレベルの理解力を付けてからであれば基礎の英語力を上げる練習には最適だったのです。
例えばカランメソッドのステージをレベル分けしてみましょう。
●ステージ1からステージ2 中学1年
●ステージ3からステージ4 中学2年～中学3年
●ステージ5からステージ6 中学3年～高校受験レベル
かなり大雑把ですが、これくらいの文法力があればカランメソッドで間違いなく英語力が伸びます。
要は1週間前だろうと、授業前だろうと事前に勉強して、内容を理解していれば誰でもカランメソッドで英語力が伸びるということです。
基本的にカランメソッドは中学文法だけでどうにかなるので、一般的に大学受験をして大学を卒業した人であれば誰でも問題なくできます。
初心者でとにかく必要最低限の英会話のための土台を身に着けることを優先する人。
ステージ5から12は特にする必要はありません。
難しいことをして時間を掛けるよりも、簡単なことを当たり前に使えるように練習した方が早く英語が話せるようになります。
何度でも言いますが、学習しているステージに適した理解力をつけながらカランメソッドを利用することが大事です。
適切な方法で利用することで、カランメソッドほど初期段階のスピーキング習得に向いた練習方法はありません。
簡単なことを何度も繰り返す反復練習が英語力を上げることは間違いありません。
カランメソッドを受講するなら公式認定校がおすすめ
カランメソッドが受講できるオンライン英会話はかなりの数があります。
メジャーなスクールからマイナーなスクールまでありますが、ざっと調べたところカランメソッドが受講できるオンライン英会話は全部で17社ほどです。
その中で私がオススメできるオンライン英会話は、たった3校しかないカランメソッドの公式認定校だけです。
カランメソッドには公式認定校と非認定校で大きなメリットの違いがあるので注意しましょう。
