フィリピン留学でもTOEICのスコアを上げれば日本での就活に有利になると思って、留学する大学生や20代前半の人は結構多いですね。
しかし、休学してフィリピン留学をしたり、退職して転職のために留学してTOEICのスコアを上げることは不利になる可能性もありますので注意が必要です。
ここでは、フィリピン留学後の就職で転職エージェントと契約していた経験から、就活にTOEICは必要ないのか?TOEICの就活での必要性などについてまとめてみました。
就活にTOEICは必要ない?
結論から言えば就活にTOEICが必要ないかと言えばあった方が有利に決まっているといい切れるでしょう。
TOEICのスコアが高ければ就職に有利になるのは間違いありません。
●応募者の能力が同程度であればTOEICのスコアが高い方を選ぶ
最近のエントリーシートにはだいたいTOEICのスコアを書く項目があります。
書類選考の段階で、比較対象者が同程度の学歴、同程度の印象であればTOEICのスコアが高いことで選ばれる可能性が上がりますね。
●TOEICのスコアを採用基準として足切りで利用する。
海外赴任希望者の採用基準はTOEIC800以上とか良くありますね。
スコアが無ければ応募する権利さえ無いのですから、あった方が有利でしょう。
TOEICの就活での必要性
2013年の古いデータですが、TOEICを提供している団体が上場企業にアンケートを取ったところ、上場企業の約70%が採用基準にTOEICを取り入れているという結果もあります。
上場企業がTOEICのスコアを「参考にしている 27.6%」「参考にすることがある 41.7%」この2つの合計が約70%ということです。
言い換えてみれば、27.6%の企業しか積極的に参考にしていないという言うようにも取れますがこのデータは2013年の話です。
最新のデータが見当たらないのでなんとも言えませんが、今後企業のグローバル化が重要視されている2019年の段階で数値が下がっているなんてことは考えにくいですね。
こういったデータからも、日本の企業に就職するのであれば、TOEICの必要性は高いと言って間違いないでしょう。
フィリピン留学してTOEICを取ると不利になる可能性もある
就職に必要なTOEICの点数や英語力を身につけるために、大学を休学したり、仕事を止めてフィリピン留学をする人は少なくありません。
フィリピン留学ではTOEICのための留学が流行っていますし、セブ島ではTOEIC専門の学校などもあるので、たくさんの若い留学生がTOEICのスコアを取るために訪れています。
TOEICに特化した学校を選べば短期集中で一気にTOEICの点数と英語力を上げることができるフィリピン留学は非常におすすめですが、目的をハッキリしていかないと裏目に出る可能性があります。
特に大学を休学したり、退職してまでTOEICのスコアのために留学をするのはよくよく考えた方が良いですね。
就活に必要なTOEIC600点は誰でも取れる
大学生であれば休学してTOEICの為に留学なんてしなくても、ネットに掲載されているような勉強方法の通りに勉強すれば300時間~500時間の学習で600点くらい誰でも取れます。
大学生であれば例えFランクの大学だったとしても地力で400点~450点はあるはずなので、1日3時間の学習を3ヶ月も続ければ済む話ですね。
社会人だったとしても、わざわざ仕事を止めて留学なんてしなくても仕事をしながらTOEICのスコアをしっかりと取っている人なんてゴロゴロいます。
最近であればTOEICテスト対策向けのスタディサプリなども超優秀ですし、スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン
留学しなくても片手間でできることを、わざわざ留学してTOEICのスコア上げてましたなんて言っても、休学期間、休職期間が出来てしまって就職に不利になる可能性すらあると考えた方が良いでしょう。
要は有利になるはずのTOEICが、無駄なフィリピン留学の期間で足切りの対象になってしまうということです。
特に社会人になって「仕事を辞めてTOEICの為に留学してました」なんて言ったら「学生じゃないんだから」と思われてしまいますよね。
仕事を止めて留学したなんてことを言えば「どうせ、また仕事を辞めて海外に行くだろう」と避けらる可能性の方が高いでしょう。
TOEIC900あれば就活に有利になる?
TOEIC900など点数が高ければ高いほど就活に有利かと言えばたいして変わりません。
企業として積極的に英語を使っている楽天でも基準は800点です。
TOEICの実力で800点と900点は大きな差がありますが、採用する側からすれば誤差です。
TOEIC800点などを足切りの基準としている企業であれば、TOEICのスコアがあって当たり前で英語が話せることが+αになります。
900点以上を目指して頑張る時間があれば、800点をクリアした段階で使える英語に意識を向けている方が断然賢いと言えます。
TOEICの為に本当にフィリピン留学が必要か?
基本的なことを言えば「1人で勉強するのが苦にならない人」はTOEICのために留学する必要はありません。
TOEICテスト対策
例えば、フィリピン留学でTOEICのスコアを上げる為に留学しようとすると、授業料、滞在費、生活費、渡航費などいろいろ含めれば1ヶ月20万はします。
それが、部屋は相部屋、水回りは汚い、ご飯はまずいというような環境で、2ヶ月で35万、3ヶ月で50万、6ヶ月で100万と必要になる訳です。
それならスタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン
スタディサプリのパーソナルコーチプランなら、結果にコミットしてくれて3ヶ月たった22,666円(税抜)です。
それでも高いのであれば、スタディサプリのTOEICテスト対策
スタディサプリは本当に優秀なアプリなので、使ったことがないのであれば1週間無料で試してみると良いですね。
要らないと思えば解約は数クリックで出来るので簡単ですし、契約したあとも効果を感じ無ければ返金対応してくれます。
しかし、一般的な学校では何の手法もなく、ただ授業中に問題を解いて答え合わせをして終り、点数が伸びないのは自分の努力不足なだけと言われて終りです。
学校スタッフもTOEICのスコアが高いだけの素人インターンが出てきて「1日最低12時間は自習しないと無理です」とか何の理論もないことを言いますからね。
わざわざ留学して劣悪な環境でTOEICのためだけに勉強するくらいであれば、留学したつもりでお金を使い、日本の快適な環境で英語のプロからコーチングを受けた方が断然良いと思うのは私だけでしょうか?
就活にTOEICは必要だけど最低限で良い
やはり、就活にTOEICがあれば有利になることがあるということは間違いありませんが、あくまでTOEICを採用基準にしている企業を狙うのであれば必要ということになるでしょう。
特にTOEICを重視していない企業の方が断然多いと言えますので、TOEICのスコアアップを目指したところで、本当に就職に有利になるかどうかは不透明です。
海外赴任や外資への就職を目指すのであればTOEICなどよりもしなくてはいけない大事なことはたくさんあります。
ただ、今の時代の流れでTOEIC600点程度も持っていないとなると、書類選考で能力的にどうなのかと思われる可能性もあるので、最低限で600点はクリアしておきましょう。
どうしても1人では長期間TOEICの学習をするモチベーションが保てないし、一気に片付けたいと言う人はフィリピン留学でTOEICに特化した学校に行くのもありですけどね。