私がたくさん出会った留学生でも大学生とか現役の人は大丈夫でしたが、社会人は挫折してしまう人の方が多かったです。
そして、今でも「何か良い方法はありますか?」という質問がありますので、私が知る中で一番お気軽に単語学習を続けられるDUO3.0 を使った方法をご紹介しましょう。
英語の単語が覚えられない
英語の単語は簡単な英語でやり取り出来るレベルからステップアップするには必ず通らなければいけない道です。
でも、ひたすら単語を覚えるほど挫折しやすいことはないですし、留学生でも多くの人が英語の単語が覚えられないのでどうしたら良いか?とボヤいていますね。
現実的なことを言ってしまえば「覚えられない」のではなく「覚えなきゃしょうがない」のがどうしようもない事実なのですが、それでは何の解決にもなりません。
TOEICやIELTSの試験が控えていてどうしても単語を覚え込まないダメな人は仕方ないですが、時間がかかってもただ単に英語が話せるようになりたい人であればそんなに追い込む必要はありません。
そうであれば少しでも学習を長く継続させる方が大事ですよね。
ただ、中学文法が理解出来ていないレベルや簡単な短文が作れないレベルでは単語学習に取り組んでも効果は低いですので、まずは基礎の基礎から始めましょう。
ここでのお気楽学習法は中学文法をなんとなく終えて、短文ドリルなどを一通りしたレベルの人が次の段階に行くための学習です。
DUO3.0を使った簡単な覚え方
DUO3.0以外でも出来る簡単な方法ですが、DUO3.0は1冊身に着けてしまえば日常英会話に困ることはないくらいの良書ですのでおすすめです。
もちろん、TOEIC対策などをしたい人には別に良い本があります。
しかし、TOEICリーディングで300点を取れない人はとにかく英語の基礎力が足りないだけですので、まずはDUO3.0をこなすのも良いでしょう。
また、DUO3.0を使って単語を身に付けるには必ず基礎用のCDが必要です。
この基礎用CDが無いとお気楽に単語に慣れ親しむことはできませんので、DUO3.0で学習するには必須アイテムですね。
最初の1周はセクション毎に慣れる
DUOはセクションが45個に分かれていて、それぞれのセクションに7個~17個の例文が含まれています。
すべてのセクションを終えれば重要単語が約1600語、重要熟語が約1000語を身に付けることができます。
そして、お気軽な単語学習法では最初の1周はセクション毎に慣れて行くのが良いです。
セクション毎に例文の数が違いますが、基礎用CDで聞いてしまえば7文でも17文でも大差ありませんね。
1周目は1日1セクションで進めて行くので、最初の1周が終わるには45日必要になる計算なのですが、記憶に定着させるための復習を挟むのでもう少し時間が掛かります。
単語を仕分けする
まず、最初にすべきことは一つのセクションの中で知っている単語と知らない単語を仕分けします。
分け方は色分けでも記号分けでもどんな方法でも良いですが、とにかく仕分ければOKです。
どうして仕分けるかというと、これからのんびりと時間を掛けて学習を継続する内にどれだけ理解出来ている単語が増えているかを確認するためですね。
覚えようとせずに軽く読み流す
英語の単語を仕分けした後は「青字」で書かれている重要単語と重要熟語だけを読み流して行きましょう。
ここでは何度も読んで覚えようとする必要はまったくありません。
「こういう意味か~なるほどね~」という気持ちでサッと流し読みをすればOKです。
1セッションづつ聞いて単語は都度調べればいい
軽く流し読みをした後は、今日取り掛かるセッションを読みながら音源と一緒に聞いてみます。
ここでも覚えようとする必要は無いので、読みながら聞き流しをするだけです。
一通り読みながら聞き流しをした次からは音源だけ聞き流します。
例えば、DUO3.0の基礎用CDはセクションの中で一番多い17個の例文を聞いたとしても10分ほどしか掛かりませんし、短いセクションだと5分ほどで終わってしまいます。
まとめて5回繰り返す必要は無いので、1日の内で手が空いた時にボケッとしながら聞けば十分です。
毎日1セクションづつ「何かをしながら」「ついでに」聞き流しするだけでOKです。
少しでも頑張れるのであれば、音源を聴きながら声に出して真似をすると格段に習得率が上がるのでおすすめですね。
3日ごとに3セクションの復習をする
3日間同じことを続けて3つのセクションが終わる度に3日分の復習をします。
要は1セクションを3日+復習1日で4日間掛けて終わるということですね。
復習では3つのセクションをまとめて聞き流しながら、わからない部分はまた本で意味をチェックして行けば大丈夫です。
この段階で、すでに意味が理解出来ている単語や熟語があれば「知らない単語から知っている単語」に格上げしてあげると良いでしょう。
4日を1セットとして毎日続ければ60日でDUO3.0を1周することになります。
しかし、1セッションを最低5回、復習で3回繰り返したとすると、1周が終わった時点ですでに8周しているのと同じことですね。
やってみれば分かりますが、この段階でそこそこ知っている単語や熟語が増えていますし、毎日同じ例文や単語を聞き取ることでリスニング力も上がっているでしょう。
英単語を楽に覚えるにはとにかく慣れる
記憶の話でエビングハウスの忘却曲線というのがあります。
どういったことかと話になるとそれだけで1記事必要になるので端折りますが、簡単に言えば忘れやすいタイミングで復習すれば1回目に必要だった時間よりも、時間を短縮して覚える事ができて、定着率も上がるという話です。
このような理由から1度で覚えようと頑張るよりも、反復しながら回数をこなした方が間違いなく定着率は上がります。
エビングハウスの話でも学習したことは1時間も立てば、50%以上忘れてしまうことが読み取れますので、1日の内で同じことを何度も繰り返した方が忘れにくくなるということです。
また、1日の内で何度か復習して、数日後、1週間後などに多めに復習を取り入れれば「タイミングよく思い出す事」で記憶により定着させることができます。
当たり前ですが、同じことをするにも気合いを入れて覚える気で頑張る方が圧倒的に早く身に付きます。
しかし、英語の単語が覚えられずにいつも挫折してしまうのであれば、のんびりと時間を掛けて「知らない単語」が無くなるまでDUO3.0を1冊だけ繰り返すのが、結果として最短になりますね。
こんなお気楽な方法でも、DUO3.0が8割ほど理解できるようになった頃には勝手にTOEIC700点くらいは取れるようになりますよ。