フィリピン留学をする人は大雑把に分ければ95%以上が初級者から中級者です。
ですので、結論から先に言えば上級者レベルはフィリピン留学しちゃダメです。
むしろ、中上級者でも止めておいた方が良いですね。
ここでは、上級者がフィリピン留学するコスパの悪さを説明してみましょう。
フィリピン留学は上級者を相手にしていない
フィリピン留学の中級者と言えばTOEIC800点以上くらいで、簡単な意思疎通であれば問題なくできる英会話力ほどです。
ハッキリ言って、フィリピン留学の先生の80%以上は中級者くらいの生徒を教えるのが限界です。
生徒の大多数が中級者以下ですので、ほとんどの学校がそのレベルの留学生に対応するようにできています。
TOEIC800レベルである程度会話が出来る生徒をしっかりと教えられるカリキュラムと仕組みがある学校ですら数えるほどです。
上級者のためのカリキュラムを用意している学校は無いに等しいです。
わざわざで短期間に安くないお金を払ってまで英語の上級者がフィリピン留学するほど効率は良くありません。
むしろコスパが悪すぎです。
例えば、中上級者レベルであれば好評な発音矯正のクラスが受けられるような学校で徹底的に発音矯正とスピーキングを受けるのならアリですけどね。
フィリピン留学に上級者が行っても効率が良くない
フィリピン留学は初級者から中級者向けだと言われます。
本当にその通りで、フィリピン留学で一番効率よく英語力を伸ばせるのは初級者です。
そこからレベルが上がれば上がるほどフィリピン留学の学習効率は悪くなっていきます。
例えば、初心者で英会話の修得が目標だとします。
それであれば、フィリピン留学は初心者が簡単な日常英会話を修得するには最短を目指せるので効率が良くオススメできます。
しかし、ある程度話せるレベル以上からは効率が悪くなるだけなので留学しても効果は低いですね。
フィリピン留学での上級者というのは、英検準1級以上、IELTSのスピーキングとライティングが7.0以上くらいの人のことです。
フィリピン人の先生が上級者に教え慣れていない
先にも少し書きましたが、フィリピン人の先生は上級者に教え慣れていません。
なぜかと言えば、中上級者レベルですらあまりフィリピン留学に来ないからです。
これが、フィリピン留学が上級者に向かない一番大きな理由です。
フィリピン留学だけではありませんが、人に何かを教えるということはこれまでたくさんの人に教えた上で経験が蓄積されて熟達していくものです。
そこへ、さらに先生の努力によって教え方が洗練されていきます。
しかし、普段からほとんど初心者にしか教えたことが無い先生達は、英会話では上級者に対応できたとしても、教えるために積み重ねてきた経験はありません。
もちろん、適当にやたらと難しく、それっぽい授業は用意してあるので形にはなります。
裏事情を知らない人達は、本当は必要ない難易度の高いことをやらされて、勉強をしたような気持ちになっているんです。
しかし、先生も上級者を教える経験が少ないために授業はすべて行き当たりばったりになるので効率は最悪という訳です。
教材にしても同じです。
何度も同じことをいろんなタイプの生徒に教えるからこそ、教材の利用方法が洗練されていきます。
フィリピン留学はオーナーの英語力が低いので上級者に対応できない
英語学校はビジネスなので経営能力さえあれば「オーナーの英語力は必要ない」のは事実です。
しかし、フィリピン留学の学校のオーナーは本当にレベルが低い人が多すぎて、大半の学校はフィリピン人にアカデミック(学習面)を丸投げしています。
そのために、フィリピン留学でも特に韓国系の学校は判を押したように「同じ教材」「同じシステム」「似たような講師レベル」ばかりですね。
では日系の学校なら良いのかと言えば、日本人オーナーはさらに英語力が低いのでサービス面には力を入れても学習面は適当です。
自分が出来ないのであれば外部の著名人などからアドバイスやコンサルをしてもらえば良いです。
しかし、それすらせずに適当にネットから拾った教材を使っている学校も本当に多いですね。
最近もセブにある既存の学校が「すべての蓄積とノウハウを使って本気で効率を考えて作った語学学校」という新しい学校ができました。
新しい学校が、どんなものかと期待していたら中身はパクリのカランメソッドでガッカリしすぎましたね。
上級者はフィリピン人からナチュラルな英語は学べない
フィリピン留学で上級者がする学習と言えば「フリートーク」「ディスカッション」程度の内容ですね。
ハッキリ言って、話す練習といいつつ一日先生とダラダラ話して終りです。
上級者のことを良く考えてくれる学校に入ったとして、ライティング学習かTOEFLやIELTS対策向けの内容を利用した授業でしょう。
フィリピン留学にある上級者に対応できると言われる片手ほどの数もない学校に行けば、本人の積極性次第でそれなりの気付きはあります。
しかし、こういった学習は本人のやる気次第です。
学校が教えるというよりも自分でやるべきことを気づける人でないと意味がありません。
また、現実的な話をすれば、フィリピン留学に来る本当の上級者の多くは「ネイティブと遜色ない英語力を身に着けたい」という希望を持ってきます。
フィリピン人でも、100人に1人居るか居ないかのハイレベルな先生であれば、知識としても充分に上級者に対応可能な英語力を持つ先生もいます。
それでも彼らが使う英語はフィリピン英語です。
ネイティブが使う言い回しは使いません。
どれだけ綺麗な英語でもアクセントもイントネーションも違います。
また、フィリピン留学にはネイティブだけが教えるという学校もありますが、それらも全て初心者相手の学校です。
フィリピン人女性に嵌ってのんびりフィリピンで生活しているネイティブが片手間で先生をしているだけなので、上級者が高いお金を払って学ぶことはありません。
わざわざ高いお金を払ってフィリピン留学する理由がりませんね。
それなら、教師の資格や講師経験のあるレベルの高いネイティブから学べる【Cambly(キャンブリー)】
フィリピン人の先生は上級者とまともな会話にならない
私も長年フィリピンに住んでいるので、超お金持ちな人から貧困な人までさまざまなフィリピン人の知人や友人がいます。
そして、こういってはなんですが、英語学校の先生レベルの層からは英語以外にあまり学ぶことはありません。
もちろん、お金持ちレベルであれば下手な日本人よりも余程お金持ちです。
ビジネス感覚も国際的な感覚も上を行っている人ばかりです。
家族が外国籍で国際感覚を持っている先生や純粋に勉強熱心で非常に頭が良い先生もいます。
しかし、語学学校で働く先生にはフィリピン国内から出たことがない、むしろセブであれば田舎の島とセブ以外知らないという人も多いです。
基本的には狭い世界で生きている20代の先生ばかりです。
日本の社会で揉まれた日本の社会人とはや知識レベルや精神年齢で大きく開きがあります。
英語を話せる先生と話せない日本人だからこそ会話が成り立ちますが、英語が話せる人が先生と会話をしているとほとんどの場合で先生と生徒の立場が逆転してしまいます。
上級者がフィリピン留学に行くと、先生や学校から何か吸収するよりも自分が先生達に与えている状態になってしまいますね。
英語の上級者はフィリピン人からではなく、【Cambly(キャンブリー)】
上級者はネイティブの先生から学ぶ
ここまでのような理由から上級者にとっては、フィリピン留学はおすすめしません。
それよりも、たくさんの人生経験豊かなネイティブ講師から授業が受けられる【Cambly(キャンブリー)】
また、しっかりと管理された中で学習したい人はコーチングしてくれる日本の英会話スクールの方がはるかにコスパが良いと言えます。
コーチングスクールであれば、フィリピン留学のように英語が話せないオーナーが監修に関わったカリキュラムで学ぶ必要はありません。
カウンセリングをして、たいして英語が話せないスタッフにがっかりする必要もありません。
本当に話せるしっかりとしたスタッフやネイティブ講師からカウンセリングを受けて適切なアドバイスがもらうこともできます。
また、自分以外の英語上級者の人達と同じ空気にいることで、モチベーションも上がります。
KEC外語学院
こちらはネイティブは関係ありませんが、関西で本気で英語を学習したい人向けであれば「KEC外語学院」です。
ホームページ上にも「真剣に学習する人のみ募集」と書いてある通りスパルタですが、その分しっかりとサポートしてくれます。
ただし、超初心者にはおすすめではなく、最低限TOEIC600程度はないと要望が厳しすぎますね。
超初心者とTOEIC700台の友人二人が通いましたが、超初心者の内容は「それができるなら来ない」という位に厳しい内容でした。
人から厳しい要望されて、自分を追い込みたい人向けです。
公式サイト:KEC外語学院
英語の上級者にはオンライン英会話留学もあり
とにかく英語力だけ上がれば留学なんてする必要はないという人であれば、オンライン英会話を使って留学するのもありですね。
授業受け放題のネイティブキャンプ
オンライン英会話であれば先にご紹介したキャンブリーも良いですが、しっかりとWritingとSpeakingを両方学びたいならベストティーチャー(Best Teacher)
どういう方法を選ぶにしろ、上級者がフィリピン留学をするほど無駄なことは無いのでやめておきましょうね。